『奇跡の人』読了。遂にたどりついた有名過ぎるクライマックス。鬼神を泣かしむとはこのような場面だろう。 #１日１戯曲 pic.twitter.com/75QUqWwB9j

今週の読書実績 ソーントン・ワイルダー『わが町』 A・R・ガーニー『ラヴ・レターズ』 デビッド・マメット『オレアナ』 ウィリアム・ギブソン『奇跡の人』（第１幕まで） 今週は二次創作もやってたからナァ…… #１日１戯曲

西洋人異様に引用好きだけど、けっこうメジャーな作品から引用しまくってるので有名作品に絞って読んでいけば、割とすぐに「読める、読めるぞ！」になる所がある。なんなら知らない引用に当たったところでその作品を次に読めばいいし。そのままにしておくと知らんままになる。 #１日１戯曲

オズボーン『朝（あした）は七時』、ハイフナー『ヴァニティーズ』借りてきました。 まだ中身は知りません(笑)が、前者はブラウニングから題名取ってるのは気付きました（神は天にいまし、世は全て事もなしで終わるアレです）やっぱり巻頭辞に引用されてました。知識が繋がると快楽。 #１日１戯曲 pic.twitter.com/2MANCzaYlU

『奇跡の人』面白いわ。それにすごく感動的。人間性が伝わってくる。 #１日１戯曲

ウィリアム・ギブソン『奇跡の人』読み始めます。言わずと知れたアニー・サリヴァン先生の話。奇跡なのはヘレン・ケラーではなく、サリヴァン先生。というのは前に何かで読んだことある。THE MIRACLE WORKERだからな。 休まず弛まず少しずつ、名作傑作を押さえるのが大切だと思う。 #１日１戯曲

デビッド・マメット『オレアナ』読了。勉強の相談に来た学生キャロル。自己諧謔的で衒学的な教授ジョンと鈍いキャロルのディスコミは深刻で、背後にあるフェミグループの入知恵もあって教授は彼女に復讐される。皮肉めいた比喩は悪意に取られ、無実の強姦で訴えられ破滅する。今日的演劇だ #１日１戯曲

次、デビッド・マメット『オレアナ』を読みます。授業について行けないと指導教官に泣きついてきた女学生が、肩を抱かれたという理由で翌日、教授をセクハラで訴えるという筋書き。今から三十年ほど前の作品だが、今日的なテーマの作品に思える。楽しみ。 #１日１戯曲

ガーニー『ラヴ・レターズ』読了。真面目で刻苦勉励の男アンディー。奔放で芸術家肌のメリッサ。幼なじみの互いを想う気持ちは五十年の往復書簡に明らかだが二人はすれ違い続ける。最後の最後でなぜ「一方通行のメッセージ」手紙が使われているのかわかる仕掛け。切ないけど良かったねと。 #１日１戯曲

シラーの『オルレアンの乙女』、アヌイの『ひばり』、バーナード・ショーの『聖女ジョウン』、シェイクスピアの『ヘンリー六世第１部』を読み比べようと思って、数冊読み始めました。 いずれもジャンク・ダルクが出て来る戯曲です。 #１日１戯曲

A.R.ガーニー『ラヴ・レターズ』50年間に及ぶ一組の男女の間で交わされたラヴレター形式の戯曲。その始まりは何とも微笑ましい。これから読みます。 #１日１戯曲 pic.twitter.com/HXqAeoWKg0

ソーントン・ワイルダー『わが町』。アメリカの片田舎の平凡な町。人々は生き、恋をし、結婚し、新たな命を生んで、死んでいく。そこには特権的な価値はどこにもなく、生きている間にはその瞬間の尊さを感じる者はいない。エミリーもまた若くして産褥で死し、生者との断絶と別れを知る。 #１日１戯曲

前にも呟いた私の無知話なのだが、この作者名にはビビった。死ぬほど有名な話なのに。 #１日１戯曲 pic.twitter.com/Y7Ty6grfRy

今週読んだのは以下の作品でした。なかなか五冊には辿り着けない アーネスト・トンプソン『ウェストサイドワルツ』 ロバート・ボルト『すべての季節の男』（『花咲くチェリー』所収） キャリル・チャーチル『クラウド９』 森見登美彦『シャーロック・ホームズの凱旋』（400ページまで） #１日１戯曲

ソーントン・ワイルダー『わが町』再開。#１日１戯曲

シェイクスピア以外の戯曲を本格的に読み始めて良かったと思うのは、「文学（性）は文体や修辞に宿る」という勝手な思い込みが壊れたこと。シェイクスピアはまだしも修辞が流麗だから気付かなかったが、文学は「登場人物が何かを決断し、行うこと（あるいは行わないこと）」に宿るんだな。 #１日１戯曲

この戯曲で88本目読了。 下記のカテゴリでの読破数は、以下の通り。だいたい有名な戯曲の３分の１は押さえたかな。 シェイクスピア正典・外典　29/40本 D.S.バート選100　35/100本 現代演劇101物語　30/101本 劇書房ベストプレイシリーズ　10/53冊 論創社ベストプレイズⅠ・Ⅱ　22/25本 #１日１戯曲

キャリル・チャーチル『クラウド９』読了。フェミニズム系の有名戯曲。女を男が演じたり、黒人を白人が演じ、子供を大人が演じることで、押し付けられた「らしさ」を揺さぶるという趣旨だが……。話としてはそこそこ面白いが、LGBTの理想社会には改めて疑問を感じさせられる(笑) #１日１戯曲

次はキャリル・チャーチル『クラウド９』を読みます。これも結構有名な戯曲らしい。 #１日１戯曲

ロバート・ボルト『すべての季節の男』読了。映画版『わが命つきるとも』シェイクスピア『サー・トマス・モア』共通だがモアの人間的魅力は不思議である。温厚、篤実、ユーモリスト、中庸、信念、見識、忠誠が組み合わさった人格がか細い「安全な道」を辿ってもこの運命は避けられないのか #１日１戯曲

このトマス・モア卿の姿勢、日本の左翼・リベラルに教え諭してやりたいわ。 #１日１戯曲 pic.twitter.com/pwvuI3bPLI

ロバート・ボルト『すべての季節の男』読書再開。「すべての季節の男」ってのは、サー・トマス・モアについて、「天使のような知恵、卓絶した学問、時に驚くほど陽気に遊びさわぎ、また真面目一方になることもある。すべての季節の男なのである」とする人物評から来ている。 #１日１戯曲

ロバート・ボルト『すべての季節の男』読書開始。フレッド・ジンネマンの映画『わが命つきるとも』（視聴済）の原作。シェイクスピア外典の『サー・トマス・モア』と同じ題材なので比較して読んで行きたい。序盤からモアの温厚な魅力が横溢している。読み進めるのが楽しみだ。 #１日１戯曲

この戯曲、訳者が役者の江守徹で後書きも面白い。キャサリン・ヘプバーンは作者を讃え「常軌を逸した人間、それも英雄タイプではなく、奇形的タイプ」に注がれがちな劇作家の関心を「平凡な無視される人間」に向けてくれたとの評を紹介し作者を語るには十分としている。江守氏の見識だろう #１日１戯曲

トンプソン『ウェストサイドワルツ』読了。七十代、五十代、三十代。世代の異なる３人の女の友情。老女マーガレットには気高い辛辣さと不思議な魅力。それを崇拝するカラ。一番若いロビンが結婚でマーガレットの家を出ると、一方通行だったカラとマーガレットに真の友情が芽生えた様である #１日１戯曲

アーネスト・トンプソン『ウェストサイドワルツ』半分読了。『黄昏』のトンプソンが、キャサリン・ヘプバーンを当て書きしたという、辛辣で誠実で誇り高い老女（ヘプバーンが目に浮かぶよう）とその周囲に集まる人々の音楽を仲立ちにした人間関係の室内劇。演劇は事件など起こさず成り立つ #１日１戯曲

マヤコフスキー『南京虫』読了。これSFだわ(笑) 労働者から革命で階級的勝利者になった主人公。結婚式で事故が起こり氷付けになって五十年後に解凍される。南京虫と共に。1928年の作品だが当時「未来派」と呼ばれたそうだ。革命、共産主義、現代文明への批判があって星新一的なオチも好き #１日１戯曲

マヤコフスキー『南京虫』読み始め。これは痛烈な共産主義批判で、ヤバいんちゃう？と昔の人ながら心配になってしまう。だからマヤコフスキーも人生を真っ当出来なかったんかな？ #１日１戯曲

「登場人物」たちが演劇上演に際しての脚色に対して「原作通りにやるよう」抗議する下りはまるで最近のＸの話題のよう。 そして登場人物の一人の台詞は胸を打つ。 「登場人物にはいつでも人間に、あなたは誰かと尋ねることが許されているんです。」誰でもない人間に向けた気高い台詞。 #１日１戯曲

ピランデルロ『作者を探す六人の登場人物』読了。演劇の稽古中に突然現れた六人の家族。彼らは「登場人物」で自分たちの物語を上演してくれる作者を探していると座長に迫る。メタフィクションにして、原作の改変問題や演劇論にも踏み込む現代性は20世紀初頭の作品とは思えないほど新鮮。 #１日１戯曲

ロバート・ボルト『花咲くチェリー』読了。保険屋のサラリーマンをやりながら果樹園の造成を夢見るチェリー。しかし彼は上役と喧嘩してしまい、遂には。中年の危機と、妻の失望、夢の蹉跌。アンハッピーエンドだがこの結末しかないと思わせる見事な脚本。しかし余りに真に迫り過ぎていて… #１日１戯曲

今日は、ロバート・ボルト『花咲くチェリー』を読みます。『セールスマンの死』『氷人来たる』あるいは『アメリカン・ビューティー』『普通の人々』系の話だと想像する。どうかな？ #１日１戯曲

ストリンドベリ『幽霊ソナタ』読了。難解な作品だ。幽霊を見ることが出来る学生。関係者の裏事情を知悉する車椅子の老人。大佐と呼ばれる男と若き日の妻を象った美しい像とミイラと呼ばれる妻。その娘はヒヤシンスを育てるが、絶望に囚われている。主人が下男で料理女が家を支配する転倒。 #１日１戯曲

ストリンドベリ『幽霊ソナタ』を読み始めた。こんな時代から、特定の人にしか見えない幽霊キャラって出て来るんだなぁ。人間の想像力ってすごい。 #１日１戯曲

ストリンドベリ『令嬢ジュリー』読了。婚約が破談になった伯爵令嬢ジュリーは祭りの日、下男のジァンを誘惑し通じてしまう。浮き名を憚り駆け落ちや将来の益体もない夢ばかり語るが下男も優柔不断で、伯爵が帰宅して令嬢は進退極まる。全ては領主不在の状況でのみの階級的自由だったのだ。 #１日１戯曲

今日はストリンドベリの『令嬢ジュリー』を読んでいます。 #１日１戯曲

次は、カーリダーサ『シャクンタラー姫』を読みます。インド随一の戯曲です。 #１日１戯曲

ユージン・オニール『楡の木陰の慾情』読了。義母と息子（同年代）の恋愛悲劇でした。アビーが自分の愛を疑う恋人エベンの為に、「何だってやってしまう」のが余りにも切なく、哀しい。女性の優しさと献身が、男には通じない。男性の疑念と嫉妬が、二人を地獄に突き落とす。だが最後には。 #１日１戯曲

オニール『楡の木陰の慾情』第二部に入りました。エベンと父の後妻アビーが激しく対立しながらも、お互いに肉体的に強く惹かれ合うのがいい…… #１日１戯曲

ちょっと休んでましたが、 #１日１戯曲 読書再開します。ユージン・オニール『楡の木陰の慾情』を読み始めました。