１９４１年　アメリカ映画ベスト５ １位「わが谷は緑なりき」ジョン・フォード ２位「市民ケーン」オーソン・ウェルズ ３位「偽りの花園」ウィリアム・ワイラー ４位「サリヴァンの旅」プレストン・スタージェス ５位「断崖」アルフレッド・ヒッチコック #独断映画マニア pic.twitter.com/vtAR2BXxxO

サリヴァンの旅(1941) シンプルに面白い映画ってこういうことだと思います。 pic.twitter.com/8VZJLqbMHq

サリヴァンの旅で主人公がディズニー映画見て笑うシーンマジ好き。

そしてそれこそが『サリヴァンの旅』でスタージェスがやろうとしたことだったと思うんです。メッセージ映画でも反メッセージ映画でもない、そこにある風景や人々やその生活、その姿、その表情の描写であり、それらの賛歌、それこそが映画だって事じゃないかと。私もまさにそう思いますね。

『サリヴァンの旅』には他にも色々興味深い論点があって、これはハリウッドの娯楽映画の監督が社会派映画を作ろうとホーボーに扮して庶民の生活を見て回るが、そこでディズニー映画に救いを得る人々を見たことで娯楽映画作りへと戻っていくという物語。これは一般的には反メッセージ映画と解釈される。

これは1941年～42年で、ブリーンがRKOの副社長として働いたためPCAを離れていたのが理由です。この時代に公開された映画はヘイズ・コードの基準から逸脱した作品が多く、『サリヴァンの旅』はその代表的な一本だった。よって、ヘイズ・コード時代とは思えない描写が看過されているのです。

映画史のクラスで世界恐慌時代のハリウッド古典映画の達成の例としてプレストン・スタージェス『サリヴァンの旅』の予告編を見せたのですが、授業後に本編を見てきた学生が、ヘイズ・コードの基準から言うとかなり外れる場面が含まれるのではないかと感想を送ってくれました。これメッチャ重要！ pic.twitter.com/n2mYV28Nss