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建長寺の宝珠院で関東大震災を体験した葛西善蔵は、『震災記』で「崖崩れの音、建物の倒れる音、人々の叫び声、とにかくこの世の騒ぎと思われなかった」と書き、長谷寺近くに住んでいて被災した久米正雄は、『鎌倉震災記』に「鎌倉最後の日の感愈々深し」と記している。
久米正雄の随筆集はどれ程出ているのだろう。大正11年『人間雑話』大正13年『微苦笑芸術』昭和6年『久米正雄全集第13巻小品・随筆集』そして昭和28年『微苦笑随筆』が手元にある。小谷野敦さんが『久米正雄伝』で「岩波文庫あたりで『久米正雄随筆集』を出しても」と2011年に書いた8年後に漸く出たが。 pic.twitter.com/g52E4CN0Bl
失恋が、失恋のまゝで尾を曳いてゐる中(うち)は、悲しくても、苦しくても、口惜(くや)しくつても、心に張りがあるからまだよかつた。が、かうして、忘れよう/\と努力して、それを忘れて了つたら、却つてどうにも出来ない空虚が、俺の心に出来て了つた。"久米正雄『良友悪友』
通夜が終わって明るくなっても犀星は帰ることができなかった。同じ思いの菊池寛(写真)、佐々木茂策、久米正雄らと並んで縁側に座り続けた。傷心のまま、28日に谷中斎場で行われた葬儀にも参列。身も心も疲れ果てて軽井沢に戻った。追悼文を求められたがどれもに応じられなかった。#室生犀星 第184話 pic.twitter.com/5kksUWUzEX
7月5日、高齢となった軽井沢行の前に挨拶がてらに芥川龍之介を訪問。翌6日、子連れで軽井沢着。いつもの貸し別荘を借りる。24日、軽井沢にいる犀星に電報が届く。芥川が自宅で服毒自殺をしたという(写真)。急遽上京し、その夜行われた通夜に参列した。ショックは計り知れなかった。#室生犀星 第183話
座談会での久米正雄の、武者小路実篤へのはしゃぎぶりは、むしゃファンには有名で、その点最初はそんなに強いリスペクトがある訳ではなくジワハマりで同時期に文壇人へとステップアップした新早稲田派や屋上庭園同人とは、ファンとアーティストというよりは、楽屋でおなじみの仲良しみたいな🎤
その芥川、『時事新報』5月8日に短いインタビュー記事が出ている。 「東西問答」 aozora.gr.jp/cards/000879/f… この中で「風流」について語っているのは、『新潮』3月号の合評会での佐藤春夫と久米正雄による「風流」概念を巡る論争を受けてのこと。佐藤は「風流」を感覚的とし、久米は意志的と言う
返信先:@osanpo_sukisuki「文章倶楽部」4巻5号(大正8年)5月 芥川龍之介氏 龍之介氏は水泳の達人である。曾て久米正雄氏と一緒に鎌倉で泳いでゐた時、久米氏が何か悪口を云つたとかで、すぐ久米氏を深みに連れ出してアプアプさせ、それから後も何かといふと、潜らせるぞと相手を威嚇することの可能な程、水泳の達人である。
『人間雑話』久米正雄(大正11年金星堂)は「随筆感想叢書」の一冊でかねてより探していたが今回五反田の目録でめでたく入手。『大正期の文芸叢書』紅野敏郎によれば全13冊刊行され装幀は殆どが森田恒友で、一部著者自装等がある。『人間雑話』が9冊目、残りも欲しいようだが無理することもないかと。 pic.twitter.com/ZXTCzbdech
尾崎士郎さん!!! 宇野千代に飲み代をもらっているから…だって🤭 ほかにも菊池寛、岸田國士山田耕作、久米正雄…ほかにもわたしが知らないだけで文化人の名前がまだまだ載ってるかも。一体どんなカフェだったのかしら?
宇野浩二、山田耕作、久米正雄、尾崎士郎、伊澤蘭奢、近衛秀麿、菊池寛… なんか何処かで見た名前多いなって思ったらこれみんなそこそこ名の知れた文化人や政治家ばっかり? なるほど、お店のPRも兼ねてるのか おもしろいね