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虚子に聾青畝と詠われた阿波野青畝も人名俳句の名手でした。自由自在な詠みぶりです。 ルノアルの女に毛糸編ませたし モジリアニの女の顔の案山子かな 威銃大津皇子は天に在り 鑑真の目を玉虫の走りけり レーニンが横倒しされ三尺寝 恋猫の丹下左膳よ哭く勿れ 春空に虚子説法図描きけり
[今日のうた] 己が影跳びもはなれずみちをしへ (阿波野青畝『萬兩』1931、「みちをしへ」は夏の季語で、虫の名、近づくと飛ぶので「道を教える」かのようだ、それを「己が影」に適用したのが凄い、こちらは「跳びもはなれず」だが、自分の立ち位置と方向を教えてくれる)
おはようございます 今日の朝も晴れ、火曜日、今日もなかなか のいいお天気になりそうです。今日は6月 4日、虫の日、蒸しパンの日、なんかムシムシしそうです。 今日もがんばっていきまっしょい 阿波野青畝の句です。 島人は なぎと言えども 土用波 pic.twitter.com/ut969CpIBN
日本詩人全集 新潮社 31水原秋桜子,山口誓子,阿波野青畝,高野素十,日野草城,富安風生,山口青邨,川端茅舎,松本たかし,中村草田男,加藤楸邨,石田波郷,西東三鬼 32明治,大正詩集 33昭和詩集第1 34昭和詩集第2
高野素十(1893—1976) 茨木県出身の俳人・医師。高浜虚子に師事。虚子の唱えた「客観写生」を忠実に実践、簡潔で即物的な写生句で頭角を現し、山口誓子、阿波野青畝、水原秋櫻子とともに「ホトトギスの四S」と称された。「芹」主宰。 ―ウィキペディアより
星懸けて地にうす影や花樗(阿波野青畝) ※樗(オウチ):センダン(栴檀)の別名。ただし「栴檀は双葉より芳し」の栴檀は白檀のこと。センダン科の落葉高木。5~6月に薄紫または白色の小さな花をつける。花は夏の季語。実は秋の季語。 ※写真は2024年5月、京都にて、にゃんもにゃいと撮影。 pic.twitter.com/IvrGslidoI
毎日朝刊30p、季語刻々 坪内稔典。"はたかれてあほらしき負け力士かな 阿波野 青畝"。はたかれて一瞬にして負けた力士は、確かにあほらしく見える。負けた本人は、悔しいというか、自分のあほらしさに臍をかむ思いであろう。人生にはつんのめる事が多い。気負っているとはたかれた状態になる。
読売朝刊2p、四季 長谷川 櫂。青富士の出没しきり雲涼し 阿波野青畝。青富士という言葉は、雪の消えた真夏の富士を一語で描き出す。実際は黒っぽいが、高くそびえているので、藍色に霞んで見えるのだろう。その山頂が湧き起る雲の中に見えたり隠れたり。