【お仕事】月刊文芸誌『すばる5月号（集英社 2024年4月6日発売）』の小説扉、表紙のイラストレーションを担当しました。 subaru.shueisha.co.jp アートディレクションは文京図案室の三木俊一様、デザインは廣田 萌様です。 燕尾服を着た燕、鉱物の複合体、金属製の心臓を描きました。 #すばる5月号 pic.twitter.com/uSyNjVmCQ9

発売中の #すばる5月号 に連載「書きあぐねて山河あり」杭州編掲載されています⛰️ 水の都、杭州は西湖のほとり。美しいと感じたのはなぜだったのか、情緒と合理性とについて書いています。読んでいただけたら嬉しいです☺️ お茶修行日記&武夷山岩茶の旅編はぜひ4月号のバックナンバーで🍵 pic.twitter.com/46yCQgh4fb

「読書日録」は、大崎清夏の第2回。小津夜景の『ロゴスと巻貝』、クラリッセ・リスペクトルの『星の時』、ペーター・ヴォールレーベンの『樹木たちの知られざる生活──森林管理官が聴いた森の声』を読む。#すばる5月号

「演劇」では沢美也子が『デカローグ 1〜10』を、「美術」では橋本麻里が初夏展「殿さまのスケッチブック」を、「映画」では野崎歓が『エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命』を紹介、論評する。#すばる5月号

カラーグラビア「日日是好日」大田ステファニー歓人の第2回。超うれしいサイン会だったのに、初めて大勢のハッピーバイブスを二時間半以上浴びて完全にOD（オーバードーズ）、盛大にうつ転、脳の言語野がパンク。その先でうちが見つけたのは…。カラフルな「すてふぁにいを救え」第二話。#すばる5月号

書評／江國香織著『川のある街』（大谷朝子）、上田岳弘著『K＋ICO』（トミヤマユキコ）、町屋良平著『生きる演技』（海猫沢めろん）#すばる5月号

すばるの強力連載陣。朝吹真理子「記憶糠」／安達茉莉子「書きあぐねて山河あり」／小津夜景「空耳放浪記」／最果タヒ「きみを愛ちゃん」／辻山良雄「読み終わることのない日々」／エリザベス・コール「エアプランツの日記」／高羽彩「ちょっと待ってください」。#すばる5月号

連載第53回／池澤夏樹「風がページを…」。いくつかの用事が重なって赴くことになった台湾。高雄に入り西海岸を北上した。漢字を浴びた著者が台北の誠品書店で手に取ったのは『聊斎志異』の「九　莫逆之契」の巻、読めそうな気がする……。#すばる5月号

連載第38回／村田沙耶香「世界99」。いよいよ迎えた「儀式」当日、空子は滞在中のホテルの共同浴場へと向かう。朝一番に来たつもりだったが、すでに女性が一人、髪を乾かしていた。最後のお風呂に入った空子が部屋に戻ると、そこには「儀式」用の衣装が準備されており……。#すばる5月号

連載第18回／谷崎由依「百日と無限の夜」。鳴りやまぬブザーのように、病院の個室に赤ん坊の声が響き渡っている。何を試しても、音がやむことはない。帝王切開で腹を切られたばかりの「わたし」はひとり、泣く赤子を前に自分に言い聞かせる――わたしがやりたかったのはこれなのだ。#すばる5月号

連載第17回／青山七恵「記念日」。ふと、布団のなかの記憶をひとつずつ遡っていこうと思いついた。息子の正雄の悲鳴で目が覚めた夜、昔を思って涙した夜、母の脇腹に顔を埋めた夜……。何千何万の夜があり、そして今乙部さんは老いた身体をフリースの寝巻に包んで、布団のなかにいる。#すばる5月号

連載第14回／村井理子「湖畔のブッククラブ」。「犬の考えていることはほとんどわかる」と自負していた村井さん。だが、パトリシア・B・マコーネルの『犬と会話する方法――動物行動学が教える人と犬の幸せ』を読んで、ある可能性に気づき、愛犬家の看板をあやうく下ろしそうになる。#すばる5月号

連載第14回／江國香織「外の世界の話を聞かせて」。あやめは幼なじみの姉弟、真実子と功とで食事をしていた。三人でいつものように子供の頃の思い出話（あやめにアヒルの子分がいたことなど）に花を咲かせていると、功の携帯電話に連絡が入り――。#すばる5月号

連載第6回／滝口悠生「透波と乱波」。お父さんの作文にバツをつけた先生に、バツをつけにいく。目的を胸に、点くん・心くんの兄弟はこっそり家を抜け出した。見慣れぬ夜の景色に怖気づくも、そこは忍者の練習生である二人。「忍！」と声を上げ、沿道の暗い植え込みの中に飛び込んだ。#すばる5月号

連載第2回／岸本佐知子×杉田比呂美「ふたりのミッション」。今回のお題は「ペイズリー」。育てながら夢を見る？　お互いの作品に関知しないふたりの脳に浮かんだ像とは……。　#すばる5月号

連載第2回／李琴峰「世界文学の交差点 アイオワ印象」。――「紙コップ戦争」。部屋に入った途端、川が見えてガッツポーズ。ライター・イン・レジデンスの参加者が暮らすホテルには景色の「ある部屋」と「ない部屋」があった。あるとき「ない部屋」の窓の外に紙コップが捨てられて……。#すばる5月号

最終回／吉見俊哉「続・東京裏返し 都心南部編――川筋と軍都をたどる社会学的街歩き」。四谷三丁目の鮫川上流域から荒木町の谷間を辿り千鳥ヶ淵へ。かつて軍都の中心であった皇居を「裏返す」。上からではなく、「裏」や「下」から眺めることで見えてくる、この都市の表情とは――#すばる5月号

文芸漫談／奥泉光×いとうせいこう「大江健三郎『水死』を読む」。「後期の仕事（レイト・ワーク）」と聞き私たちが思い浮かべるのは、静かな筆致で人生を振り返る類の私小説だろう。ところが大江健三郎が晩年に発表したのは、円熟や調和とは程遠く、過激さに溢れた「私小説」だった。#すばる5月号

講演と対談／「左川ちか　モダニズムの女性詩人」。昭和十一年、二十四歳で夭逝するまで、詩人・翻訳家として生きた左川ちか。ヴァージニア・ウルフを翻訳し、詩作を重ねた。北海道立文学館での特別展「左川ちか　黒衣の明星」での川村湊氏の講演、川村氏と島田龍氏の対談を載録。#すばる5月号

対談／キム・ソヨン×文月悠光「悲しみに寄り添うのが詩人の役割」。2023年秋に詩集『数学者の朝』が邦訳され、注目を集めるキム・ソヨンさんと、『パラレルワールドのようなもの』で富田砕花賞を受賞した文月悠光さんの対談。日韓の詩の第一線で活躍するお二人が語らう「詩の現在」。#すばる5月号

シリーズ対談「変化する価値観と物語の強度（4）」／桜庭一樹×かが屋（加賀翔・賀屋壮也）「笑いの多様性――誰も傷つけない笑いと、社会へのカウンターになる笑い」。桜庭一樹さんが「新時代のクリエイター」として注目する人々と対話するシリーズ。今回はかが屋のコントに迫ります。#すばる5月号

小説／水原涼「台風一過」。何かの言葉を交わして始まったわけではない関係。最後に会ったのがいつだったのか思い出せない相手。「終わること」が決まってから、交わされた会話――「不在」の手触り、その始まりを確かめようとする人々の物語。#すばる5月号

小説／山内マリコ「ペンと絵封筒」。大正四年、父の転勤に伴い東京から大阪へと移り住んだ松本新子。「華羊」の号で日本画を描く彼女はやがて、大阪で活躍する同年代の女性絵師たちと出会い、ともに画会を開くことに。実在の人物をモデルに綴られた、女性と表現の物語。#すばる5月号

新連載／松田青子「ポリゴナムの集会室」。「その年、わたしはただ静かに、ただ目立たずに、ただ日々をやり過ごすことで時を越えようとしていた」。学校、他人、自分、いろんなことが「気持ち悪い」わたし。ある日、バスに揺られ音楽を聴くわたしの前に、その「人のかたち」は現れた。#すばる5月号

すばる5月号、好評発売中です！　ホームページもぜひご覧ください。 subaru.shueisha.co.jp　#すばる5月号 pic.twitter.com/NnRqIaYURp