【産出地】 16世紀に石見銀山(いわみ・島根県)を発見した日本は海外へ輸出を進め、17世紀前半には世界の3分の1を生産しました。 また、同時期にスペイン植民地のボリビア・ポトシ銀山も多く産出しました。 17世紀末からはメキシコでも多く銀が採掘され、現在でも1位です。 #せかいぞ銀 pic.x.com/ig38qe742z

【伝導率】 電気伝導率と熱伝導率(電気や熱の伝わりやすさ)も金属の中で最も高いです。 ただし銀が希少なため、2番目に高い銅が電線など身の回りで使われることが多いです。 銀は耐久性が高いため、高級時計や医療用の精密機械の電池、近年はソーラーパネルでの需要が増しています。 #せかいぞ銀 pic.x.com/vrk9qffggf

【抗菌性】 銀がプラスに荷電した状態で水に溶けたものが銀イオンです。 多くの菌やウイルスに対して高い殺菌・抗菌力を持っている上に、人体への毒性は非常に小さいため、食品の鮮度保持や浄水器の消毒、キッチンや洗濯用品、消臭スプレーなどに使われています。 #せかいぞ銀 amzn.to/3ZCzMcb

【燻し銀(いぶしぎん)】 時間が経つと空気中の硫黄と反応して黒ずみます(硫化)。 この鈍い光も「いぶし銀」と呼ばれてもてはやされ、転じて華やかさはないものの実力や魅力があるという意味になりました。 なお、酸化(錆び)はしにくい性質を持っています。 #せかいぞ銀 amzn.to/47Ce2PT

【反射率】 可視光線の反射率が98%と金属中最大で、美しい金属光沢を持ちます。 日本では昔から白金(しろがね/しろかね。プラチナを示す白金は「はっきん」と読む)と呼ばれてきました。 その高い反射率から、銀をガラスに吹き付けることで鏡になります。 #せかいぞ銀 amzn.to/3XHGV8L

【銀の基本】 原子番号47の元素です。銅や金と同じ第11族元素で、元素記号はAg。 展延性が金に次いで高く、1gの銀を2200mまで伸ばすことができます。 また、融点も約962℃と低いので加工がしやすく、金よりも安価なことから宝飾品だけでなく日用品にも用いられます。 #せかいぞ銀 pic.x.com/nuu8gq09mc

世界の解像度を上げるブログ「せかいぞ」、今日のテーマは「銀」です。 人類との付き合いが長い金属であり、数ある金属の中でも展延性や反射率、殺菌・抗菌性、伝導率など優れた性質を多く有します。 このアカウントの投稿を読めば、たった数分だけで詳しくなれますよ！ #せかいぞ銀 pic.x.com/gzqdlodrjn