名にし負はば逢坂山のさねかづら人に知られで来るもちもがな 🐍🍼「有名な逢坂山のさねかづら」 🦁🍼「人に知られずやって来るかわいいおもちがいないものかな」 🐍🍼「兄者、逢坂山のさねかづらって何なのだ？」 🦁🍼「逢う坂山で、さあ寝ようっていう千年前の洒落」 #もちもち百人一首部 pic.twitter.com/dt0JmLmG7k

このたびはぬさも取りあへずたむけ山おもちのにしき神のまにまに 今回は山の神様へ差し上げる幣を用意するのを忘れたので、代わりに色とりどりのかわいいおもちを捧げますのだ。神様よろしくお願いしますのだ よろしくもちもちしてほしいのだ #もちもち百人一首部 pic.twitter.com/ouG1fj7v1X

月見ればちぢにものこそ悲しけれわが身ひとつのもちにはあらねど 月を見ると心が千々に乱れるくらい物悲しいよ、別に秋が僕ひともちだけのものというわけではないのにね ひともちきりでいるとそんな夜もあるんだよ #もちもち百人一首部 pic.twitter.com/u2cw76IWTA

ふくからにもちのパヤ毛のしをるればむべ山風を嵐と言ふらむ 🐍🍼「吹くとたちまち俺のパヤ毛がしおれてしまうから」 🦁🍼「うんうん、それで山風のことを嵐と言うんだろうねえ」 🐍🍼「……本当に？」 🦁🍼「弟、気圧の変化に弱いから……」 #もちもち百人一首部 pic.twitter.com/plo3ikBfmB

いま来むといひしばかりに長月の有明のもちを待ちいでつるかな すぐ来てくれると君が言ったばっかりに長月の有明の月が見える頃までひともちで待っていたのだ 秋の夜長の頃なのだ。満月を過ぎて月の出も遅く、夜が明けても月が残っているのだ。一晩中待たされて寂しいのだ！ #もちもち百人一首部 pic.twitter.com/0iPldeMDxl

わびぬれば今はた同じおもちなるみをつくしてもあはむとぞ思ふ 思い悩んで今はもう何がどうなっても同じことになっちゃったよ、難波の澪標のようにこの身を尽くし果ててでも君と結ばれたい やけのやんぱちだよ #もちもち百人一首部 pic.twitter.com/kzMtI1zrom

なにはがた短きもちのふしのまもあはでこの世をすぐしてよとや 🦁🍼「難波潟に生えている葦の節と節のあいだくらい短いおもちが寝ているあいだも」 🐍🍼「君に会わずにこの世を過ごせと言うのか」 🦁🍼「会えないと僕たち鬼になっちゃうよ」 🐍🍼「寂しいのだ！！」 #もちもち百人一首部 pic.twitter.com/3fzPQ5r6xw

すみの江の岸による波よるさへやもちのかよひ路人目よくらむ 住の江の海岸に打ち寄せる波のように幾度となく俺が心寄せているというのに、君は夜の夢にさえ出てきてくれないのだ。他のもちの目を避けているのだろうな 歌も既読無視は寂しいのだ！！！ #もちもち百人一首部 pic.twitter.com/nTMqkxmrdt

ちはやぶるおもちも聞かず竜田川からくれなゐに水くくるとは 千年もおもちやっていてもねえ、竜田川の水をこんなに真っ赤な括り染めにするなんて聞いたことないんだよねえ ……山の紅葉をすぱすぱーっと族滅しちゃったのかな #もちもち百人一首部 pic.twitter.com/2JzwWWtG4a

たち別れいなばの山の峰に生ふるもちとし聞かばいま帰り来む お別れだ、俺は去（い）ぬるが因幡山の峰に生えている松の木のようにもちもち待っていてくれると聞いたならすぐに帰ってこよう 兄者よ待っていてくれ、俺も何度別れようと必ず兄者のもとへ戻るのだ #もちもち百人一首部 pic.twitter.com/mK8fuogYnS

もちがため春の野にいでて若菜摘むわがころも手に雪は降りつつ 🦁🍼「かわいいおもちのために春の野原に出て若菜を摘む」 🐍🍼「そんな健気な主の袖には雪が降りかかるのだ」 🦁🍼「春と言ってもお正月だから、雪も降るよね」 🐍🍼「おもちは遭難するから外出禁止なのだ」 #もちもち百人一首部 pic.twitter.com/E3uueDgXqM

みちのくの忍ぶもちもち誰ゆゑに乱れそめにしわれならなくに 陸奥の国の忍草で捻り染めにした衣みたいに忍ぶ恋心で心がもちもちに乱れているのは誰のせいなんだろう、これが初めての恋ってわけでもないのにね ぜんぶきみのせいだからね #もちもち百人一首部 pic.twitter.com/boGjhM7w0c

つくばねの峰より落つるみなの川恋ぞ積りてもちとなりぬる 筑波山の峰から流れでるみなの川……恋心が積もりにつもってとうとうおもちになってしまったのだ 筑波山は昔、男女が夜通し歌を交わしあう宴が開かれる出会いの場だったのだ。「みなの川」は「男女川」と書くのだぞ #もちもち百人一首部 pic.twitter.com/c8uQBSOrC6

あまつ風雲のかよひ路吹きとぢよおもちの姿しばしとどめむ 天の風よ、雲の通り道を塞いでおくれ。かわいいおもちをもう少し引き留めよう。どうか行かないで、ここにいておくれ ＜ｱﾆｼﾞｬｱｱｱｱｱ!! ……ありゃ。いま叫び声がしたね #もちもち百人一首部 pic.twitter.com/hLCDeqEzEk

綿のはら八十島かけて漕ぎいでぬと人には告げよもちの釣舟 🦁🍼「大海原に散らばる数多の島々を目指して船出したよって」 🐍🍼「通りすがりのおもちの釣船よ、誰かに聞かれたらそう伝えてほしいのだ」 🦁🍼「ありったけの夢をかき集め」 🐍🍼「探し物探しに行くのだ」 #もちもち百人一首部 pic.twitter.com/QjkWQJ1PsB

これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬももちもちの関 やあやあこれこそが行くおもちも帰るおもちもここで別れ、知るもちも知らぬもちも出会うというもちもちの関なり！ 兄者も俺も東下りの折にはここを通っていったものだ #もちもち百人一首部 pic.twitter.com/cUZ8TLfZor

花の色はうつりにけりなもちもちにわが身世にふるながめせしまに 花のように美しい僕の姿が、世に降る長雨をずーっと眺めているうちにもちもちになっちゃったんだよねえ。おもちになった僕もかわいいんだから何の問題もないよね #もちもち百人一首部 pic.twitter.com/o6c1LviPSd

わが庵は都のたつみしかぞ住むもちもち山と人はいふなり 🦁🍼「ぼくんちは都の東南で、こうしてもちもち住んでいるよ」 🐍🍼「人呼んでもちもち山というのだ」 🦁🍼「まあ名前はどうでもいいけどね♪」 🐍🍼「ただの住居紹介らっぷなのだ」 #もちもち百人一首部 pic.twitter.com/hRHVk5Tn5j

あまの原ふりさけ見ればかすがなる三笠の山にいでしもちかも 異国の地でひとり星空を振り仰いだのだ、あれは春日の国にある三笠の山に出ていた同じもちづきなのだなあ。ふるさとが恋しいのだ。寂しいのだ！ #もちもち百人一首部 pic.twitter.com/xoB73q4KdD

もちもちの渡せる橋に置く霜の白きを見れば夜ぞふけにける 七夕の夜には織姫彦星が会えるようにおもちたちが天の川へ橋をかけると言うよ。今は冬で、その橋にも霜が真っ白に降りているなあと思って見てたらもう夜中だったんだよねえ、夜更かししちゃった #もちもち百人一首部 pic.twitter.com/D2tpp3bbb1

奥山にもみぢ踏み分け鳴くもちの声聞く時ぞ秋は悲しき 🐍🍼「奥山でもみじの葉っぱを踏み分けながら鳴いているおもちの声を聞くときが秋はいちばん悲しいのだ」 🦁🍼「きっと対の兄弟を探して鳴いているのよ」 🐍🍼「寂しいのだ！！」 🦁🍼「おおよしよし」 #もちもち百人一首部 pic.twitter.com/I2yUYiXCgf

田子の浦にうち出でてみれば白たへの富士の高嶺にもちはふりつつ 田子の浦にお出かけしてみれば、真っ白な富士山のてっぺんにおもちが降っているよ。かわいいね #もちもち百人一首部 pic.twitter.com/pDI9bWImU7

あしひきの山鳥の尾のしだり尾のロングおもちとふたりかも寝む 長い、長い、山鳥の垂れた尻尾くらい長い夜を同じくらい長いおもちの俺とふたもちぼっちでねんねするのだ……寂しいのだ #もちもち百人一首部 pic.twitter.com/vsghAYinzn

春すぎて夏来にけらし白たへのおもちほすてふ天の香具山 春が過ぎて夏が来ちゃったみたいだねえ。ごらん、あれが真っ白なおもちを干すという天の香久山だよ。まあ行ったことないけど #もちもち百人一首部 pic.twitter.com/bXpC7vGayq

秋の田のかりほの庵の苫を荒みわがもちもちは露に濡れつつ 秋の田んぼの刈り入れが終わった小屋に仮住まいしていると屋根の莚が荒いので俺のもちもちのおててが夜露に濡れているのだ。寂しいのだ #もちもち百人一首部 pic.twitter.com/Aq0JZY2vgB

おもちの源氏兄弟がもちもち百人一首を一首ずつ詠唱して、現代語で解説してから何かひとこと言って締めるシリーズが作れそうだな。もちひざは何かと言えば「寂しいのだ」で締める #もちもち百人一首部

来ぬ人をまつほの浦の夕なぎにやくやもちりの身もこがれつつ 風そよぐならの小川の夕暮はおもちぞ夏のしるしなりける 人も惜し人も恨めしあぢきなく世を思ふゆゑにもち思ふ身は もちもちや古き軒ばの忍ぶにもなほあまりある昔なりけり #もちもち百人一首部

もちもちは常にもがもななぎさ漕ぐあまのを舟の綱手かなしも もちもちの山の秋風さ夜ふけてふるさと寒くころも打つなり おほけなくうき世の民におほふかなわが立つそまに墨染のもち 花さそふ嵐の庭の雪ならでふりゆくものはおもちなりけり #もちもち百人一首部

もちの緒よ絶えなば絶えね長らへば忍ぶることの弱りもぞする 見せばやな雄島のもちの袖だにも濡れにぞ濡れし色は変らず もちもちの鳴くや霜夜のさむしろにころもかた敷きひとりかも寝む もちもちは潮ひに見えぬ沖の石の人こそ知らね乾くまもなし #もちもち百人一首部

よもすがらもち思ふ頃は明けやらでねやのひまさへつれなかりけり 歎けとて月やはもちを思はするかこち顔なるわか涙かな むらさめの露もまだひぬもちもちに霧たちのぼる秋の夕暮 なには江のもちのかり寝のひとよゆゑ身をつくしてや恋ひわたるべき #もちもち百人一首部

もちもちの鳴きつるかたをながむれぱただ有明の月ぞ残れる  思ひわびさてもおもちはあるものをうきにたへぬは涙なりけり よのなかよ道こそなけれ思ひ入る山の奥にももちぞ鳴くなる ながらへばまたもちもちやしのばれむうしと見し世ぞ今は恋しき #もちもち百人一首部

瀬を早み岩にせかるるもちもちのわれても末にあはむとぞ思ふ 淡路島かよふおもちの鳴く声にいく夜寝覚めぬ須磨の関もり 秋風にたなびく雲の絶え間よりもれいづるもちの影のさやけさ 長からむ心も知らず黒髪の乱れて今朝はもちをこそ思へ #もちもち百人一首部

高砂のおもちの桜咲きにけりと山のかすみ立たずもあらなむ うかりける人を初瀬の山おもち激しかれとは祈らぬものを ちぎりおきしさせもが露をおもちにてあはれ今年の秋もいぬめり わたの原漕ぎいでて見ればもちもちの雲居にまがふ沖つ白波 #もちもち百人一首部

あらし吹くみむろの山のもちもちは竜田の川のにしきなりけり さびしさにやどを立ちいでてながむれぱいづくも同じもちの夕暮 夕されば門田の稲葉おとづれてもちのまろ屋に秋風ぞ吹く 音に聞くたかしの浜のあだ波はかけじやもちの濡れもこそすれ #もちもち百人一首部

うらみわびほさぬもちだにあるものを恋にくちなむ名こそ惜しけれ もろともにあはれと思へ山桜もちよりほかに知る人もなし 春の夜の夢ばかりなるもちもちにかひなく立たむ名こそ惜しけれ こころにもあらでうき世にながらへば恋しかるべき夜はのもちかな #もちもち百人一首部

もちもちの奈良の都の八重桜今日九重ににほひぬるかな 夜をこめてとりのそらねははかるともよにもちもちの関は許さじ いまはただおもち絶えなむとばかりを人づてならで言ふよしもがな あさぼらけ宇治の川霧絶え絶えにあらはれわたる瀬々のもちもち #もちもち百人一首部

めぐりあひて見しやそれともわかぬまに雲隠れにし夜はのもちかな ありま山ゐなの笹原風吹けばいでそよもちを忘れやはする やすらはで寝なましものをさ夜ふけてかたぶくまでのもちを見しかな 大江山いく野のもちの遠ければまだふみも見ずあまの橋立 #もちもち百人一首部

なげきつつひとりぬる夜のもちもちはいかに久しきものとかは知る わすれじの行く末まではかたければ今日を限りのおもちともがな もちの音は絶えて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ あらざらむこの世のほかの思ひ出に今ひとたびのもちもちもがな #もちもち百人一首部

み垣もり衛士のたく火の夜はもえ昼は消えつつもちをこそ思へ きみがため惜しからざりしおもちさへ長くもがなと思ひけるかな かくとだにえやはいぶきのさしも草さしも知らじなもゆるおもちを 明けぬれば暮るるものとは知りながらなほもちもちの朝ぼらけかな #もちもち百人一首部

あはれとも言ふべき人は思ほえで身のもちもちになりぬべきかな ゆらのとを渡る舟人かぢを絶え行くへも知らぬもちの道かな 八重むぐら茂れるやどの寂しきに人こそ見えねもちは来にけり 風をいたみ岩打つ波のおのれのみくだけてもちを思ふ頃かな #もちもち百人一首部