仕事から帰宅してすぐに入浴するクルピンスキー。 相変わらず入浴後は体を冷ます為、下着姿で暫くリビングに居るのである。 「いくら外から死角になっているとはいえ、上半身だけでも何か着なさいよ」 「だって今の体で服を着たら、体が乾かないよ」 「それでも外から下着姿を見られると困る #クルロス

「そう言えば貴方って、なんでそんなにシャツを着慣れているの？」 「別にシャツなんて、新米ウィッチの頃から着て慣れているだけだよ？」 「貴方の場合は入隊してからの着こなしとは、少し違うと感じるのよ」 「う～ん…他に理由があるとしたら父親の影響かな？」 「お父さんの？」 「僕の #クルロス

統合戦闘航空団の今後について、部隊編成のオブザーバーとしてラルを含め2人も参加していた。 世界各国のウィッチで構成されている為、様々な国の新聞や雑誌を持ち込まれる。 そして、ウィッチ同士で自国の新聞や雑誌を交換する事は、珍しい事ではなかった。 クルピンスキーとロスマンも持参 #クルロス

「あ～あ、結局プレゼント渡せなかったなあ」 「一体誰に送るプレゼントなのよ、まさか何処かのウィッチに手を出しているんじゃないでしょうね？」 「違うよ、サーニャちゃんへのプレゼントだよ、確か彼女は今日が誕生日だからね」 「サーニャさんへ贈るプレゼントね、直接渡すつもりだった #クルロス

休日の夜に職場で入手した新聞を読んでいるロスマン。 「エディータが今の時間に新聞を読んでるなんて珍しいね」 「読んでる理由は分かっているでしょ？」 そう言って新聞の1面をクルピンスキーに見せた。 そこには501の戦闘隊長となったエーリカ・ハルトマンとアフリカで更に戦績を伸ばして #クルロス

日付も変わり涼しい風が部屋へ流れてくる深夜に、ロスマンは小説にかじりついていた。 纏まった休暇を取得し、気になっていた小説を読み進めていた。 深夜の静かな時間なので、いつも以上に集中している内に、用意した飲み物は温くなっていた。 「夜中まで夜更かしをするなんて悪い子だね」 #クルロス

出撃から帰還したクルピンスキーは、格納庫の端に備え付けられた椅子で休憩している。 慌ただしく動き回る整備兵達をよそに、ストライカーの調整をしているウィッチの姿を眺めていた。 ストライカーの出力を上げる為に、魔法力を強める余波で大きなな実りが揺れているのに目を離せなかった。 #クルロス

「そろそろ届いている頃かな？」 「少し前に何か準備していたもの？」 「そう、あの姫様が誕生日だから誕生日プレゼントをね」 「ハインリーケ少佐からあまり良い印象されてないわよ」 「そうだっけ？」 「初対面で『お前が兵を誑かしている不届きものか！』って言われてから口説こうとして #クルロス

入浴と夕食を済ませたロスマンは眠気に負けて、ソファでうつらうつらと眠ってしまった。 2時間程してロスマンはうたた寝していたことに気付いて目を覚ました。 「夕食後にうたた寝しちゃうなんて、やっぱり疲れが抜けていないわね」 横を向いて寝ていたせいか、肩がこったので自分で肩を揉み #クルロス

涼しい風が部屋に吹き込んで過ごしやすい夜にも関わらず、2人は滝のように汗をかいてベッドで横になっていた。 何故か2人とも寝間着ではなく水着でベッドに居る。 「水着でもこんなに暑いなんて思わなかったよ」 「何も着て無くても汗だくになるのに、水着なんて着たら余計に汗をかくなんて #クルロス

太陽が照りつける雲1つ無い青空の日に、向日葵を見に来ている2人。 辺り一面が向日葵に覆われており、ロスマンは自分の背丈を越える向日葵の中を歩いている。 「エディータ、あんまり先にいくとはぐれるよ」 白いワンピースに白い帽子を被ったロスマンを早歩きで追いかけるクルピンスキー。 #クルロス

「痛たた…腰がが…」 「遊びで腰痛めるなんて全く何してるのよ」 クルピンスキーの痛めた腰に湿布を貼るロスマン。 「だって絶好の狙い球で打てる自信があったんだ」 「自信が有るのにフルスイングで盛大に空振りしてくるのよ」 「足元が悪かったんだ」 「何？言い訳するなんて見苦しいわ」 #クルロス

外出したものの、日差しが強くて日陰のベンチで休憩する2人。 まだ風が吹いているのでまだ涼しいが、それでも汗が滴る。 それに加えて、日向から逃げてきた猫達がベンチの周りや2人の膝の上で休み始めて更に暑く感じる。 「猫と遊ぶのは好きだけど、流石に集まってくると暑いね」 「この子達 #クルロス

日が沈み涼しい風に吹かれながら、明かりが煌めく街中を歩いて帰宅するクルピンスキー。 その両手には瑞々しい花束を持っていた。 花屋で今朝仕入れたばかりの花を見掛けて花束にしてもらった。 特別な日でも、何かを祝う日でもなんでもない。 ただ家で帰りを待っている大切な人に、花を贈り #クルロス

復興が進んできたカールスラントへ、少しずつ周辺国から人が入国出来るようになった。 広場で様々な形に変えた風船を渡す人、それを貰って喜ぶ子供達の姿は以前より平和になっている事を感じさせた。 「風船は新人の頃に訓練でお世話になったなあ」 「お世話になったのは風船ではなくて気球 #クルロス

「昨日からキッチンに甘い香りがするんだけど何作ってたのよ」 「丁度良かった、その作っていたものを出すから飲む？」 「飲み物？それにしては色々と切っていたみたいだけど」 「それはね…じゃーん！サングリアを作っていたんだ！」 「通りで甘い香りがするわけね」 「ワインのアルコール #クルロス

「先生は吊り橋効果って信じてる？」 「吊り橋効果？信じてるわよ」 「信じてるの？てっきり信じていないって言うと思ったよ」 「だって私、仮に貴方へ対して恋心抱いても、普段の貴方を見たら冷めるからよ」 「酷いなあ、そんな事言うなんて」 「人の恋心を何度も裏切った人が言わないで」 #クルロス

今日は帰りが遅くなるロスマンが帰って来るまで、1人の夜を過ごすクルピンスキー。 時計の針が0時を指す頃にロスマンが帰宅した。 「お帰りなさい、結構飲んだみたいだね」 「教え子が上がりを迎えて引退のよ、それなりに飲むに決まっているじゃない」 頬をいつもより赤くしたロスマンが嬉し #クルロス

「今日ね、小さい女の子とお話してたんだ」 「貴方…遂に幼女にまで手を出し始めたの？流石に見境無さすぎよ」 「違うよ、ただ普通にお喋りしていただけだよ」 「それを聞いて安心したわ、それで何を話していたの？」 「色々なことだよ、中でも印象に残っているお話しは、中々面白かったよ」 #クルロス

502を離れてから初めて、扶桑へ出張に行った時の事を思い出して話す2人。 「初めて扶桑へ出張した時は丁度、夏で暑かったよね」 「こっちと比べて湿気のある暑さに疲れたわ」 「僕も同じだったよ、でも夜は涼しかったから色々出掛けたよね」 「わざわざ浴衣まで調達してきたから、事前に準備 #クルロス

夏に入って暫く経ち、海へ行きたくなったクルピンスキー。 「エディータ、そろそろ海へ行きたいと思わない？」 「そうねえ…貴方と2人だけしか居ない海なら行こうかしら」 「なんで僕とだけしか居ない海？」 「他に女性が居る海に行くと、貴方がお尻を追いかけるからよ」 「エディータが居る #クルロス

入浴中、ロスマンがシャワーを浴びる後ろ姿を湯船から眺めるクルピンスキー。 年齢に対して小柄なで少し細い四肢の体をしているが、肌や髪は年齢相応に綺麗で慎ましくも出るところは整った形をしている。 唇なんてグロスを無くても張りのある艶やかな淡いピンクで、たまに覗かせる舌を見た時 #クルロス

ある夏の夜。 いつのもと同じ様に夕食と入浴を済ませて、リビングで気分転換をするロスマン。 しかし、ここ最近とあることで少し悩みがあった。 「いや～、夏の入浴後は身体が冷めるまで暑いままで大変だよ」 それは入浴を終えたクルピンスキーの格好である。 「やっぱり入浴した後は冷えた #クルロス

夕食と入浴を済ませて1人の時間を過ごすロスマン。 日中の暑さとは打って変わり、涼しい夜に寛ぎながら読書をしていた。 しかし、日中の野外指導による疲れが夜になってから押し寄せて来たことで、夢うつつになっていた。 それでも読書を続けようとした結果、読書の内容と自身が見ている夢が #クルロス

「先生、先生、あの話聞いた？」 「貴方が酒場でナンパした女性に殴り飛ばされた話？」 「それは半分嘘だよ、その話じゃなくて格納庫に出る幽霊の話だよ」 「そんな話を信じるの？私はそういう話は信じないたちなの」 「え～、じゃあ数ヶ月前に色恋沙汰に詳しい占い師が居るって、聞いた後に #クルロス

「今週は流石に疲れたよ…」 「緊急のテスト業務お疲れさま」 「まさか検証作業の途中だったのに緊急のテストが差し込まれうえに、十分な準備も出来ずに泊まり込みだったからね」 「ウルスラさん経由で聞いたけど、急な泊まり込みで大変だったわね」 「お陰で服を追加で買う羽目になったよ」 #クルロス

予定していたテストと報告書が早く終わって、時間が出来たクルピンスキー。 「こう暑いと冷たい物が欲しくなるなあ」 流石に冷たいビールを飲むには、まだ時間が早いので甘い物にすることにした。 「今日はロマーニャのアイスにしようかな」 カールスラントの復興が進むにつれて、商売の為に #クルロス

「いや～まさか鰻を食べられるなんてね」 「下原さんとひかりさんのお陰ね」 「他の統合戦闘航空団からふっくらとして、甘じょっぱい鰻が美味しいって聞いていたからね」 「でも新鮮な鰻が届いたのかしら？」 「その辺りはよく知らないけど、美味しい物が食べられればそれで良いじゃないか」 #クルロス

ネウロイの襲撃も無く穏やかな日々が続いていたが、基地内の食糧庫では殺伐としていた。 「何処だ！俺達の食糧を盗み食いする野郎は！」 「直ちゃん張り切っているなあ」 「あれは張り切っているとは言わないわよ」 最近、補給が遅れがちで食糧が尽きないか冷や冷やするにも関わらず、お米の #クルロス