羅老中失礼します。 「てめぇら、どこのもんじゃ？」「私は商社マンです」酒気帯び車椅子どころか、酒気帯び戦車で世の悪を殲滅させる痛快バイオレンス小説、エンタメのためか家族の扱いがややムムム、しかし解説が奥様の愛ある文章ですからまぁそれはそれで。 #ダシヨ読了 #中嶋らも #酒気帯び車椅子 pic.x.com/kOn3yrjymd

羅老中失礼します。 「今より大事にすべき過去など一つもないのだから。親が替わっていく中で、私はそれを知った。」十七年で家族の形が七回変わった主人公の物語、悲劇を予期しましたがむしろ多幸感に満ちた学生生活、そしてご褒美のような第二章。 #ダシヨ読了 #瀬尾まいこ #そしてバトンは渡された pic.x.com/iozTiLaeav

羅老中失礼します。 東京の何もかもから脱走した作者が、戦争前後に過ごした神戸の思い出を綴る、終盤に「ようやくおぼろげながら判って来た執筆の目的は、私という人間の阿保さを公開すること」、好評につき記された続神戸の執筆動機「からきこの世に一微笑」に一微笑。 #ダシヨ読了 #西東三鬼 #神戸 pic.x.com/yJaWkLN5V5

羅老中失礼します。 「仕事のことだったら、そいつのために何だってしてやる」新人時代をともに過ごした同期との原点的な感覚を「ほかの誰にもわかってもらえなくてよかった」と断言できる関係の美しさにほっこり、同期にかぎらず、そういう誰かがいると生きやすい。 #ダシヨ読了 #絲山秋子 #沖で待つ pic.x.com/jBDF0HWdzg

羅老中失礼します。 とある菌類に蝕まれる人類、しかしながら菌類の目的はあくまで「生存」、人間活動の優先順位は菌類の優先順位と置きかわり、国家レベルの混沌を巻き起こす…全ての種の根源に「生存」があることを爽快に痛感、上下巻いっき読み！ #ダシヨ読了 #デイヴィッドウォルトン #天才感染症 pic.x.com/MwDs2ya0wo

羅老中失礼します。 アマゾンの熱帯雨林では、地球上の他の全ての地域を合わせたよりも多くの生物が繁栄しており、この地の生態系は植物でも動物でもないある生物が支配している「菌類」ーそしてその菌糸が人類までも…好奇心が止まりません!即下巻! #ダシヨ読了 #デイヴィッドウォルトン #天才感染症 pic.x.com/irRZJF6Vi2

羅老中失礼します。 音楽との出会いから始まり、バンド結成、夏休み、バイト、合宿、デート、文化祭、受験、時代は違えど青春の要素は大方同じらしく眩い、それでいて、現代の子ども達の青春の要素にどれがあってどれがないのか気になるデンデケデケ。 #ダシヨ読了 #芦原すなお #青春デンデケデケデケ pic.x.com/xkXcnsBeYb

羅老中失礼します。 「女による女のためのR-18文学賞」ということで桃色気分で読み始めたのですが、性から人生諸々にひろがる豊潤な五篇、「おれは、本当にとんでもないやつだから、それ以外のところでは、とんでもなくいいやつにならないとだめなんだ」 #ダシヨ読了 #窪美澄 #ふがいない僕は空を見た pic.x.com/WdlJqSI7Wl

羅老中失礼します。 商船「人権号」から軍艦「軍神号」へ強制徴募されたビリーバッド、不条理な陰謀に巻き込まれ兵曹長を撲殺、軍法会議、死刑、という一連が荘厳に語られるが、その主たる原因が容姿を入口にした「羨望」、あまりに滑稽、人間の愚かさ大爆発。 #ダシヨ読了 #メルヴィル #ビリーバッド pic.x.com/EaNQinU8uQ