羅老中失礼します。 訳者違いの連続フィツジェラルドを試みまして、風味の違いも楽しみつつ、鉄板パターンである名家や金持ちのあれこれがいい加減やかましく、でもパターンって強いよなってぎゃふん、「乗継ぎのための三時間」が短く濃く好。 #ダシヨ読了 #フィツジェラルド #フィツジェラルド短編集 pic.twitter.com/VKa8syMU4f

羅老中失礼します。 「人生はすべて崩れ去ることのプロセスである。」とは作者の言葉で、どの短編にも一貫してその思想が根底に流れており、「グレート・ギャツビー」もそうですが、一つのことを手を変え品を変え描く作家の魅力的な執拗さが大好き。 #ダシヨ読了 #フィツジェラルド #雨の朝パリに死す pic.twitter.com/kkqlG1U7EI

羅老中失礼します。 ユーモラスな御不浄（トイレ）小説かと思い読み進めるも、「言い訳禁止、結果至上」「もう一回」「言い訳禁止、結果至上」「ワンスモア」的なブラック企業の闇をまざまざと…誰かに肩入れせず全方位いじり倒す作者のポジション取りが天晴れ。 #ダシヨ読了 #羽田圭介 #御不浄バトル pic.twitter.com/SiFQFIg1hb

羅老中失礼します。 拾った犬に「絶対」と名付けた少女が主人公の表題作、実際接するのは躊躇ありだけど見てる分には趣ありってタイプの登場人物が毎度絶品本谷さん、僕の頭には余計なものが多過ぎる、どれが素直な気持ちなのか僕でさえ分からなくなるほどに。 #ダシヨ読了 #本谷有希子 #絵利子と絶対 pic.twitter.com/kPhbOjvtgc

羅老中失礼します。 痛飲、痛姦、痛狂踊、痛いほどじゃなきゃ気分は晴れない、その先にある「しゃーない」の爽快感ったら最高で、「悩むのはやめなさいーそれより、周りを見回して、ほら、見わたすかぎりお前の人生だよ」いつもと世界が違って見えるいい視点。 #ダシヨ読了 #綿矢りさ #かわいそうだね pic.twitter.com/9t8yIDd83e

羅老中失礼します。 家族が世界だった頃、家族を客観視できるようになった頃、月日は流れ家族の形が変わり始めた頃、自分にも心当たりがある家族の色々がゆるやかに肯定されるような物語、いったい自分を世界のどこの場所に置けばいいのか、わたしはいまだにわからない。 #ダシヨ読了 #川上弘美 #水声 pic.twitter.com/1izer22beL

羅老中失礼します。 盲目だったり刺青だったり官能だったり、どこか読み心地に覚えがあるなぁと思えば、「谷崎潤一郎の『春琴抄』への心からの和讃」と作者あとがきにあって成る程、もちろん真似だけでは終わらない中上的境地に生臭く美しく連れてってもらいました。 #ダシヨ読了 #中上健次 #重力の都 pic.twitter.com/MNzijsWosq

羅老中失礼します。 気付けばストレッチ動画ばかり見てるようなお年頃なので、物語に沿って「漢方」も学べる大変ありがたや小説でした、喜びは悲しみに勝ち、悲しみは怒りに勝ち、怒りは思いに勝ち、思いは恐れに勝ち、恐れは喜びに勝つ、万物は気からできている。 #ダシヨ読了 #中島たい子 #漢方小説 pic.twitter.com/ToyMHgfTpo