【山鹿宿】は今では「豊前街道沿いの町並み」として文化財となっているようです。 この往時を偲ばせる建物の前の通りがかつてのメインストリート旧豊前街道になりますが、今ではこの通りも空き店舗や空き地等ところどころ見受けられるのがもののあはれでございます。 #ヒラタカの街道をゆく pic.twitter.com/pqLgONSIOi

【山鹿宿】というと、温泉と並び浮かぶのが山鹿灯籠踊り、所謂「よへほ」でございます。 その起源は深い霧に行く手を阻まれた景行天皇の巡幸を、里人達が松明をかかげお迎えしたことに由来。以来、大宮神社に天皇を祀り、毎年灯火を献上するようになったのが始まり。よへほ〜。 #ヒラタカの街道をゆく pic.twitter.com/FHuPYVEIKX

【山鹿宿】は湯の町のためか、かねてより多くの著名人が訪れたり御縁があるようです。 剣豪宮本武蔵、不如帰徳冨蘆花、美術の殿様細川護立、そして、写真はないですが薩摩より徳川家へ輿入れのために江戸へとのぼる天璋院篤姫もこの山鹿宿にて一泊なされたそうでございます。 #ヒラタカの街道をゆく pic.twitter.com/wNiE7GzigN

薬師堂入口の門の棟木(頭上)には嘉永五年の文字がございます。また、先日ちょうど別のフォロワー様もポストされておりましたがこちらには六地蔵塔もあります。 この世の衆生は全て、六道の世界を迷い続けること六道輪廻でございます。 #ヒラタカの街道をゆく pic.twitter.com/M4bVdDD5Fg

【山鹿宿】は湯の町ですが、室町時代に湯の湧出が止まるという事態に見舞われました。悲しんだ町民達の様子を見た領主は御坊様に温泉復活の祈祷を依頼しました。その時に建てられたのがこの薬師堂。身を賭して祈祷をした結果、三ヶ月後には以前に勝る復活を遂げたのです。 #ヒラタカの街道をゆく pic.twitter.com/G1MBQKTN32

【山鹿宿】を語る上で外せないのがやはり温泉でございます。街を歩くと特に目立つのがさくら湯。元々は初代肥後細川藩主/忠利公が山鹿(温泉)を気に入り、建てた御茶屋が始まりとされており、その後改築変遷を経て今のさくら湯へとなりました。その為か瓦には九曜紋があります。 #ヒラタカの街道をゆく pic.twitter.com/qvBhH0QUiW

【豊前街道】は肥後熊本城城下の札の辻(高札場)より豊前小倉までの約160kmの道程でありました。 【山鹿宿】はその豊前街道の熊本札の辻より数えて六里木(約24km)と七里木(約28km)の間にあり、菊池川沿いの古くより湯の町として栄えた宿場町でございました。 #ヒラタカの街道をゆく pic.twitter.com/v0sLmc7vNJ