シモン・ボッカネグラ：吉右衛門 フィエスコ：歌六 マリア＝アメリア：菊之助 ガブリエーレ：幸四郎 パオロ：又五郎 こういう座組で、観たかった。舞台は戦国時代とかになるのかなあ。 #ボッカネグラ祭り

『シモン・ボッカネグラ』を歌舞伎として筋書き書いて舞台にかけるなら、大播磨の座組で観たかった。主人公役に 真っ先に頭に浮かぶのが吉右衛門丈なのよ……。#ボッカネグラ祭り

自分の別アカウントのつぃーとを延々りつぃーとしてしまったが、私る心から愛するヴェルディ・オペラ『シモン・ボッカネグラ』は、本当に時代物の歌舞伎のような作品だと思うのですが、いかがでしょうか。あ、このタグは自分で勝手に作ったタグです。 #ボッカネグラ祭り

『シモン・ボッカネグラ』改訂版は、ひょっとしたらヴェルディの集大成なんだろうか。その後に書かれた『オテロ』と『ファルスタッフ』は、この巨匠がさらに己の限界を突破して新境地に至った作品なのかもしれない。なんて、ヴェルディ素人のくせして考えたことはあります。 #ボッカネグラ祭り

権力を継がされた娘夫婦がこの後どうなるか分からない、十中八九厳しいものになるだろうが希望がないわけではない、どうか乗り越えて共に生き抜いてほしい、とラストではいつも思う。 あのラストの弔鐘は、未だ知らぬ新時代を告げる音でもある。その世界に主人公はいないのよ。 #ボッカネグラ祭り

ヴェルディ作品、脚本内容が悲劇一直線だか脚本自体ぶっ飛んでるかその両方だかで、特に心理的にしんどい時にはその点もハードル高いのはある。 その点、シモンはまだハッピーエンド寄りだから！（おい）（いや主人公は私的な問題はすべて解決して望みを叶え最期を迎えるので……） #ボッカネグラ祭り

このオペラを知った頃、すなわち歌舞伎をろくに知らんかった頃のワイ「なんだか歌舞伎みたいな話だなあ」 歌舞伎を見るようになってからのワイ「このオペラ、わりとまんま歌舞伎やんけ」 #ボッカネグラ祭り

変に入り組んだ話だなあ、と思われるかもしれないが、歌舞伎ファンの方はきっと「あるある」と受け入れてくださるのでは、と思う。時代物の歌舞伎にありそうな話だと思うんよ。 #ボッカネグラ祭り

義父は言葉を失う。主人公の治世で地位を失った彼は名を捨て友人の家に身を寄せその養女を育てたが、その娘こそ孫娘だったのだ。共に老いた義理の父子は和解する。主人公は娘夫婦を祝福すると、「マリア」とつぶやき息絶える。それは娘の名であり、もとは亡き妻の名であった。 #ボッカネグラ祭り

かつての腹心が起こした反乱は、娘の恋人の活躍もあり鎮圧される。腹心は処刑され、娘たちは結婚。その陰で最期を迎える主人公の前に現れたのは義父だった。主人公への復讐のためだけに生き延びた彼に告げられたのは、行方不明だった彼の孫娘の生存とその正体だった。 #ボッカネグラ祭り

主人公は、娘が自分の敵を心から愛していると知り、ショックを受ける。許すべきか拒むべきか？一方、主人公と娘の関係を誤解して暗殺に向かった恋人だが、誤解が解け心から悔い、彼らに謝罪する。主人公はふたりの仲を許すーーだがその直前に、毒入りの水を飲んでしまっていた。 #ボッカネグラ祭り

父娘は自分たちの関係を周囲に隠している。娘の恋人は貴族派の急先鋒で、反逆を企てていた。一方、主人公の腹心は以前から娘に横恋慕するも阻まれ、逆恨み。娘の恋人をそそのかし刺客に仕立て上げる一方、自分は自分で水差しに毒を入れ、二段構えで主人公の暗殺を図る。 #ボッカネグラ祭り

オペラの舞台ジェノヴァは、内は貴族派（妻の一族含む）と平民派（主人公はこちら側）が長年争い、外はヴェネツィアと争い……と、平和からほど遠い世界。娘も父も、平和を願い、人々に訴えかける。 #ボッカネグラ祭り

義父に結婚を認められたい一心で陸の権力を望んだ彼だがすでに家族はなく、権力の椅子だけが転がり込んだ。四半世紀後、すっかり権力者が板についた主人公は、対抗勢力の令嬢と面会する。それは、美しく成長した、己の娘その人だった。再会に歓喜する父娘。 #ボッカネグラ祭り

『シモン・ボッカネグラ』はヴェルディのオペラです。主人公は海賊上がりの最高権力者。若き日に貴族の娘と恋をして駆け落ち結婚、一女を儲けるも、妻の父に仲を引き裂かれ、妻は失意のうちに病死。娘も行方不明に。 #ボッカネグラ祭り

すげえ、腹くくってタグ作ったら、今まで言いたかったけどなかなかハズくてまとまったこと言えなかったことがとりとめもなくどんどん出てきた。『トリスタンとイゾルデ』の愛の薬みたいだ。 海のオペラといえば、『トリスタンとイゾルデ』、そして『シモン・ボッカネグラ』。 #ボッカネグラ祭り

（白状すると今１番聴いてるの、アバド盤以上にサンティーニ盤かもしれん）（完成度は前者に軍配が上がるんだが、後者の染み入るような抒情、さみしさ、やさしさがええんよ……何よりゴッビとビクトリアの父娘がほんとにええんよ……） #ボッカネグラ祭り

ゴッビ＆ロス・アンヘレスの父娘コンビは『ジャンニ・スキッキ』（タイトルロール＆ラウレッタ）の録音でも登場してるけど、こちらも良かったなあ。どっちが先だったっけ……手元のロス・アンヘレスアンソロジーによるとシモンが1957年、スキッキが1959年とあるからシモンが先か。 #ボッカネグラ祭り

決して忘れられぬ愛を抱え世俗にまみれ傷つき苦悩する父と、どこまでも清らかで温かく、だが芯は強い娘。ゴッビ＆ロス・アンヘレスの父娘コンビただただ最高。どこまでも推せる。 #ボッカネグラ祭り

サンティーニ盤で、ビクトリア・デ・ロス・アンヘレスをマリア＝アメリアに選んだ人、端的に申して神。彼女が舞台では１度も歌わなかった役だが、本当によくぞ選んでくださった。 #ボッカネグラ祭り

（ちなみにさっきコンサータ（本来朝飲まなければならない薬、さもないと夜ほぼ眠れなくなる）をうっかり飲んだ時かけてたのが、ゴッビ主演ローマ歌劇場のスタジオ録音、サンティーニ盤でした） #ボッカネグラ祭り

なお、この録音は恥ずかしながらまだきちんと聴いていなかったりする。ローマ歌劇場とのスタジオ録音の方で満たされてきたから……だがスタジオ録音とライブとは違う！いずれ、しっかり時間をとって通して聴くぞ！ #ボッカネグラ祭り

だってさあ、この写真、これで良くないはずがないんだよ。絶対に最高だったろ、ゴッビのシモン。📷vialma.com/en/albums/1773…… Verdi, G.:Simon Boccanegra [Opera] (1958)- Listen on Vialma #ボッカネグラ祭り pic.twitter.com/UXpwZeymnW

２０世紀半ばを代表するバリトン、ティト・ゴッビは役者としても第一級で、オペラ映画を含む映画にも複数出てるんだが、彼主演の『シモン・ボッカネグラ』の映画が出ていれば、と思わずにいられない。今からでも劇場ライブの非正規映像とか（略）とにかく、映像でも観たかった！ #ボッカネグラ祭り