SF作品では、実用化された装置として「精神転送装置」が数多く登場する。しかし、「安全性についての検証ができない代物」が、社会に許容されている時代背景の説明がないと、リアリティに欠けると思う。 #人格の同一性 #マインドアップローディング

精神転送後のSF作品の主人公は、空を見上げて「ああ空が青い」と #クオリア が存在することを確認し、その思考の過程で #現象的意識 があることも確認することができる。 だけれども、彼には自分が「誰」であるのかを知る手段はない。 #人格の同一性 #マインドアップローディング

グレッグ・イーガン氏のSF作品には、「宝石」という名称の「〈私〉のバックアップシステム」が登場するが、短編集『祈りの海』にある『ぼくになることを』という作品では、精神転送の後に〈私〉はバックアップされることなく消失している。 #人格の同一性 #現象的意識 #マインドアップローディング