マル・エヴァンズは、ビートルズという超セレブの関係者になったことで酩酊状態になってしまい、最後までそこから醒めることができなくて破滅したような気がする。 メイ・パンにも似たようなところが感じられ、恋人があのジョン・レノンだったから、いつまでも拘泥し続けているのではないか。#マル伝記

64年初夏のツアーで、入院したリンゴの代わりにピート・ベストを代役にする案が出たというのは驚いた。ジョンが反対してすぐ却下されたようだが、ピートの気持ちも考えずよくそんな案を出すものだ。 この話のソースはマルの日記等ではなくジム・バーケンスタッドのジミー・ニコル本。 #マル伝記

マルは67年に日記帳のサイズを大きくしたので、その時期から日記の記述がそれまでよりも増えている。そのことはケン・ウォマックが #マル伝記 を書くのにも影響している。

マルの日記によるマジカル・ミステリー・ツアーのアイデアの発端。 ポールが、恋人のジェーン・エイシャーが歩いていきその前景にマルの足がある場面をフィルムで撮影していた。これがポールにビートルズの摩訶不思議な旅をテレビ映画にする案を思いつかせた。 これは #マル伝記 には書かれていない。

ポールがマルに、フィクシング・ア・ホールやサージェント・ペパーの作曲者クレジットからマルの名を外させてほしいと言ったこと、結局は印税も支払われなかったことは、75年11月のマルのインタビューが出典。 #マル伝記 x.com/nora_fabs/stat…

サージェント・ペパーもポールとマルの共作で、マルにも印税が支払われるとポールが言っていたことも、マルの日記を出典として #マル伝記 に書かれている。 x.com/nora_fabs/stat…

フィクシング・ア・ホールがポールとマルの共作だったことは、マルの日記を出典として #マル伝記 に書かれている。 x.com/nora_fabs/stat… x.com/nora_fabs/stat…

この時期にポールとマルがフィクシング・ア・ホールとサージェント・ペパーを共作したのは、マルがポールの家に住み込むようになったからではないか。 しかし気の毒にも、マルは作曲者にクレジットしてもらえなかったばかりか、ポールが約束を守らず、印税をもらうこともできなかった。 #マル伝記 x.com/nora_fabs/stat…

67年2月、ポールの執事と家政婦がポール宅での体験を雑誌に売ろうとしてクビになり、マルがポールの家に住み込んで家政婦役になった。マルは料理、掃除、ガーデニングなどをした。 この体験もポールがレット・イット・ビーを作ったときに「マザー・マルカム」を登場させた理由だったのでは。 #マル伝記 x.com/nora_fabs/stat…

#マル伝記 によると、68年8月21日のマルの日記に、この日ポールがスタジオのピアノを弾き「マザー・マルカム」が登場するレット・イット・ビーの一片を歌ってくれたと書いてあるようだ。 また、それは以前ポールが自宅前で車の中で歌って聴かせてくれたのとは大きく異なっていたと伝記には書いてある。

マル・エヴァンズ伝記によってポールがレット・イット・ビーを作るに至った正確な状況が判明した。 インスピレーションになったのはポールが後年よく語っている、夢に出てきた亡母の言葉ではなく、瞑想中の幻想に出てきたマル・エヴァンズの「レット・イット・ビー」という言葉だった。#マル伝記 pic.x.com/meB3bwy4QN

これは #マル伝記 には書かれていないかもしれないが、マルの日記によると69年2月は、 ・2/18 トライデント（アイヴィーズのセッションか？） ・2/19 ポールがメリー・ホプキン用のデモ録音（例のグッドバイのデモ？） ・2/20 22時半 ビートルズとアップル・スタジを「うろつく」 となっている。 x.com/nora_fabs/stat…

『マル・エヴァンズ もうひとつのビートルズ伝説』が9/28にシンコ－ミュージックから発売。 これの主要ソースであるマルの日記は、05年にサンデイ・タイムズで一部が紹介され、その内容に驚いた。 この伝記は日記そのものではなく、彼が書いた自伝や新たな取材などもソースとなっている。 #マル伝記 x.com/nora_fabs/stat…

しかし、サージェント・ペパーやフィクシング・ア・ホールの作曲者にマルの名が加わることはなかった。 ある夜、マルとニールと一緒のドライブ中にポールはマルに、作曲者クレジットからは彼の名を外させてくれないかと尋ねた。 #マル伝記