第648回 ｢郢書燕説(えいしょえんせつ)｣ こじつけること。 郢の人が燕の大臣に手紙を書いたとき、灯火が暗いので｢燭を挙げよ｣といったのをそのまま筆記してしまった。燕の大臣はこれを読み、これは｢賢人を登用せよ｣の意だとこじつけ、実行したところ国がよく治まった故事から。 #よじしょしゃ

第647回 ｢僧伽藍摩(そうぎゃらんま)｣ 寺院の建物の総称。寺院の意。 仏教の語。｢僧伽｣は衆多の僧の意。 #よじしょしゃ

第646回 ｢夫唱婦随(ふしょうふずい)｣ 夫婦の仲がとてもよいこと。 夫が言い出して、妻がそれに随(したが)うこと。 #よじしょしゃ

No.803 吉川英治「随筆　私本太平記」より #空想書写 私は文才がありませんので、吉川さんのおっしゃる五月の発想がどのようなものなのか、とても気になります。五月はとても爽やかですので、それはきっと素敵な発想なのだろうと思います。それでは、どうぞ。

『放浪記（初出）』林芙美子 #朝活書写 No.1673 #朝活書写_1673 2024.05.10 aozora.gr.jp/cards/000291/c…

第645回 ｢巾箱之寵(きんそうのちょう)｣ 箱に入れて常にかたわらに置き、離すことができないもの。 ｢巾箱｣は身近に置いて書物を入れる布張りの小箱、手文庫のこと。｢寵｣はかわいがる、気に入る意。 #よじしょしゃ

第644回 ｢車載斗量(しゃさいとりょう)｣ 人や物の数や量が多くてはかりきれないことのたとえ。 車に載せ、ますで量る意。 #よじしょしゃ

『女の決闘』オイレンベルク／森鴎外訳 #朝活書写 No.1671 #朝活書写_1671 2024.05.08 aozora.gr.jp/cards/001193/c…

『二ひきの蛙』新美南吉 #朝活書写 No.1670 #朝活書写_1670 2024.05.07 aozora.gr.jp/cards/000121/c…

第642回 ｢一種一瓶(いっしゅいっぺい)｣ それぞれが一品の酒の肴と一瓶の酒を持ち寄って宴会をすること。 気心の知れた者同士が、互いに持ち寄って催す肩のこらない宴会をいう。 #よじしょしゃ

第641回 ｢翠色冷光(すいしょくれいこう)｣ 冷ややかな青い光の形容。また月の光の形容。 ｢翠色｣はみどり、青緑色。 #よじしょしゃ

第638回 ｢得隴望蜀(とくろうぼうしょく)｣ 人間の欲望には限りがないということ。 ｢隴｣は今の甘粛省、｢蜀｣は四川省の地域をいう。後漢の光武帝が隴の地を得た後に、さらに蜀の地まで手に入れたいと望んだことからいう。 #よじしょしゃ

『諸家の芸術価値理論の批判』平林初之輔 #朝活書写 No.1665 #朝活書写_1665 2024.05.02 aozora.gr.jp/cards/000221/c… ※お題、遅くなりました。

第637回 ｢三千世界(さんぜんせかい)｣ この世のすべてをいう。 仏教で須弥山を中心に日・月など諸天を含むものを一世界とし、これを千合わせたものを小千世界、それを千合わせて中千世界、さらにそれを千合わせて大千世界。千が三つ重なるので三千大世界。略して三千世界という。 #よじしょしゃ

第636回 ｢環堵蕭然(かんとしょうぜん)｣ 家が非常に狭くて、さびしくみすぼらしいさま。 ｢環堵｣は家の周囲のせまい垣根。｢堵｣は五丈(約二・二メートル)四方の土塀。諸説あるが長さの単位。転じて、狭い家・貧しい家のこと。 ｢蕭然｣はものさびしいさま。 #よじしょしゃ

『五階の窓　合作の四』甲賀三郎 #朝活書写 No.1663 #朝活書写_1663 2024.04.30 aozora.gr.jp/cards/000260/c…

第635回 ｢落花流水(らっかりゅうすい)｣ 散る花と流れ去る水のことで、去りゆく春をいった語。転じて、人や物が落ちぶれることのたとえ。また、男女の気持ちが互いに通じあうことのたとえ。 #よじしょしゃ

No. 792 田山花袋「新茶のかおり」より #空想書写 幼なじみ宅で素麺をご馳走になると水を張った硝子の器に綺麗に揃えられた素麺が入っていて缶詰の蜜柑が２つと緑のモミジが乗せられていていつも感動していたのを覚えています。なのでお題を見た瞬間に思い浮かんだのは素麺でした。それでは、どうぞ。

第634回 ｢同帰殊塗(どうきしゅと)｣ 帰着するところは同じだが、そこに到る道が異なること。 ｢殊｣は異なる意、｢塗｣は｢途｣と同じで、道のこと。 #よじしょしゃ

No. 791 野口雨情「枯草 ― 籠に飼はれし鶯に」より #空想書写 北海道の一部では桜が見ごろだそうですね。さすが広いだけあって最初に咲くエリアと最後に咲くエリアでは1か月弱ほどの差があるようでGW明けが見ごろの所もあるそうです。それでは、どうぞ。 ※帳（とばり）仕切りなどに使う垂れ布

『耳長さん　と　あひるさん』村山籌子 #朝活書写 No.1660 #朝活書写_1660 2024.04.27 aozora.gr.jp/cards/001172/c…

第632回 ｢阮簡曠達(げんかんこうたつ)｣ 人柄が大らかなたとえ。 ｢曠達｣は心が広く細事にこだわらないこと。 晋の阮簡は細事にこだわらず、父の喪の最中に外出して、県の長官が別の人のために用意していたご馳走を食べ、得意に清談を行ったという故事から。 #よじしょしゃ

『女給』細井和喜蔵 #朝活書写 No.1659 #朝活書写_1659 2024.04.26 aozora.gr.jp/cards/000371/c…

第631回 ｢春寒料峭(しゅんかんりょうしょう)｣ 春になっても寒さが残り、春風が肌にうすら寒く感じられるさま。 ｢料｣はなでる、触れる、｢峭｣はきびしい意。 #よじしょしゃ

No. 788 寺田寅彦「軽井沢」より #空想書写 うぐいすはとても特徴的な鳴き声ですし、若い鳥は鳴き方が下手で応援したくなります。ちょうど声が聞こえる季節も良いのでしょうね。カラスの声は嫌いというのは聞いたことがありますが、うぐいすの声を嫌う声は聞いたことがないです。それでは、どうぞ。

第630回 ｢粉愁香怨(ふんしゅうこうえん)｣ 美人がうらみ悲しむ姿の形容。 ｢粉｣｢香｣は化粧した美しい顔の意で、｢愁｣｢怨｣はうれいうらむこと。 #よじしょしゃ

『道標――近代説話――』豊島与志雄 #朝活書写 No.1657 #朝活書写_1657 2024.04.24 aozora.gr.jp/cards/000906/c…

第629回 ｢菜圃麦隴(さいほばくろう)｣ 水をたたえずに、野菜や穀類を栽培する農耕地、すなわち畑のこと。 ｢圃｣ははたけ、｢隴｣はうね、はたけ。 #よじしょしゃ

『テアトル・コメディイ』岸田國士 #朝活書写 No.1656 #朝活書写_1656 2024.04.23 aozora.gr.jp/cards/001154/c…

第628回 ｢天涯比隣(てんがいひりん)｣ 故郷を遠く離れていても、すぐとなりにいるような親しい関係のこと。 #よじしょしゃ

『二黒の巳』平出修 #朝活書写 No.1655 #朝活書写_1655 2024.04.22 aozora.gr.jp/cards/000080/c…

第627回 ｢白日昇天(はくじつしょうてん)｣ 仙人になること。また、急に富貴になること。卑しい者が出世すること。 ｢白日｣はひるま、また照り輝く太陽のこと。 #よじしょしゃ