#ラノベを雑に語る　幕末の黒船来航を機に神とあやかしと人間が互いの存在を認識し、帝都を霧で包んで人の出入りを制限して半世紀。人とあやかしが定期的に婚姻関係を結ぶ事で都の守りとしていました……というところからの『あやかし姫を娶った中尉殿は、西洋料理でおもてなし』。 pic.twitter.com/HQCYNpir9I

#ラノベを雑に語る　異世界とつながり、その先の一定地域を租借して攻略させてもらっている形の現代ダンジョンもの。レアスキル錬金術に覚醒した冴えない男のダンジョン攻略譚、『地獄の沙汰も黄金次第』も３巻到達。レアスキルもちはみんな変人、守銭奴ということが明示されていきます。 pic.twitter.com/izFru1TVEU

#ラノベを雑に語る　魔王ｖｓ勇者ものの後日譚として、最近はスキルやアイテムそのままに元の世界に戻って無双するってのが多いけど、定期的に「魔王討伐の旅をやり直す」ものも出てくるのよね。こういう再話ものはなかなか味わい深い。 pic.twitter.com/xbTNTFr72K

#ラノベを雑に語る　夫婦揃ってお気に入りで、当初のレーベルが消えた時は悲しかったけど、すぐに別のレーベルで同じイラストレーターで復刊した『翼の還る処』。強大な帝国の王位継承争いに巻き込まれた虚弱で若隠居志望の文官と元気な王女の物語。「ヤエトが倒れました」コールが頻繁にかかります。 pic.twitter.com/8IKzcfdUnq

#ラノベを雑に語る　三男の蔵書なので失念しがちだけれど、並んでいるのを一目見たら忘れられない『境界線上のホライズン』。１冊あたりが分厚くて、しかもそれが上中下巻の１つにすぎないボリュームで、アニメ化されたときは書店泣かせの重量感。話は都市船を舞台に歴史をなぞる学園バトルでした？ pic.twitter.com/PMHLR5uQlE

#ラノベを雑に語る 現代日本と異世界を行き来する二拠点もの『四畳半開拓日記』。いろいろ現地でのトラブルはあるもののなんとなくクリアしてきた主人公たち。異世界転移の門が四畳半下宿にできているので、最大の難関が「転勤命令が出てアパートを引き払わないといけなくなった」……なのです。 pic.twitter.com/vqnxxmm7MI

#ラノベを雑に語る　ラノベの作品をいろいろリストにしたりしたのですが、もともとの素養のないジャンルは読んでも面白さが半分も伝わらないのです。そのあたりは詳しい人にお任せしたいなーと思いつつ、買って読んではいるのです。 pic.twitter.com/ExliNWo6es

#ラノベを雑に語る　2011年刊行の『ビブリア古書堂の事件手帖』がヒットして以来なのか、お店屋さんモノが増えました。都会の裏通りとか下町とかにひっそり美人のお姉さんやカッコいいおにいさんのいる店があって、実はモノノケだったりなかったり、そして持ち込まれる小さな謎を解くタイプの話。

#ラノベを雑に語る　青い鳥文庫だって「表紙がマンガ絵ならラノベ」と言い張る私ですが、文豪ストレイドッグスみたいに登場する作家たちの既刊までコラボしてカバーが変わってしまうのは迷いますね（入れるけど）。江戸川乱歩とかもバロウズもやってるしねー。ＯＫＯＫ、みんなラノベだよ。 pic.twitter.com/FnlTIjFJtq

#ラノベを雑に語る　織田信照転生の『魯鈍の人』が書籍化しました。これも殖産チートですが、土壌改良とか製鉄とかの詳細描写は二の次で、わがままな兄と駆け引きしながらニート生活を確保しようとするのに、楽をしようとすればするほど忙しくなる主人公の物語です。 pic.twitter.com/qAQCTDqoWh

#ラノベを雑に語る　『太っちょ貴族は迷宮でワルツを踊る』の３巻が出ました。今回は迷宮の階層主の代わりに出現した魔族との戦いを通じて、ミトロフが貴族の息子から冒険者になってパーティが完成するまで。ギルドの存在意義とか迷宮に住む人の意味とか語られていて、設定的にも面白いです。 pic.twitter.com/77kMXpAfUw

#ラノベを雑に語る　2010年代からアラサー主人公の話が一気に増えたと書きましたが、他にもなぜかゼロ年代末から急増したのが、主に仮想戦記系の萌えミリタリ小説です。美少女系ミリタリー小説レーベル、あくしずレーベル創刊がきっかけですが、先駆としては00年の「猫耳戦車隊」あたりにその萌芽が。 pic.twitter.com/FU2u7ARDI1

#ラノベを雑に語る　イラスト買いする人と言えば、藤田香さん。表情が優しいし１人１人の個性豊か。色彩も穏やかで活き活きとしてます。新作が見られないのは残念。 pic.twitter.com/hAOvA96hTc

#ラノベを雑に語る 零式スターパニック ギャラクティック大名行列の経路が太陽系に被ってしまい、コンタクト失敗からギャラクティック頭が高いと判断された人類がギャラクティック無礼打ちされそうになる pic.twitter.com/bCtkUlvku2

#ラノベを雑に語る　角川文庫の『浅倉さん、怪異です！』。疫病禍以来、怪異の報告が急増。警察からの連絡で出動するのは県庁職員。発見から調査、退治までに必須の手続きは多く、時間もかかるお役所仕事だが、そこをきっちりやらないと担当者が喰われかねないのだ……の都市奇譚×青春ミステリ。 pic.twitter.com/gAEbDU02Xq

#ラノベを雑に語る　刀剣というのは鍛冶１人がいれば打てるようなものではなく、さまざまな職種が集って初めて作れるんだよという当たり前から始まって、胡散臭いおっさんたちが集まって魔剣を打ち出していく物語。毎回、その剣が求められる理由、製作、引き渡しその後のエピソード中心に語られます。 pic.twitter.com/oS8MrWSY5c

#ラノベを雑に語る 本をイラスト買いするイラストレイターの人は何人かいまして、意識したのはｔｏｉ８さんが最初かな。この人が起用された本は、たいてい自分の嗜好に合うし、絵として見ていて飽きないのです。「まおゆう」もそうでしたね。 pic.twitter.com/QN6kNzIneN

#ラノベを雑に語る 武勇が重んじられる国で、剣の腕はからっきしなので廃嫡された大魔法使いの『廃嫡王子の華麗なる逃亡劇』。息を吸うように差別し、傲慢で、我が儘という主人公が２人の少女を伴って逃亡し続けます。といってもただでさえ蛮勇で周囲から敬遠されている国の王族なので、安宿は断固拒 pic.twitter.com/5yBfYL0UVH

#ラノベを雑に語る　オンデマンドでリブートした『RE:異世界から帰ったら江戸なのである』、エンターブレインでの３巻を突破して４巻に！　異世界に転移して90歳まで生きた男がＴＳして若返って東京に帰還！と思ったら座標が狂って江戸だった……という話。今回は温泉と薩摩もん登場と花火大会編。 pic.twitter.com/mwhWSpMVVn

#ラノベを雑に語る　本当に2010年以降、マンガ絵が表紙になった主人公が成人男性の話が急増します。2019年のランキングとか統計を見た時、なろうの総合ランキング200位以内に主人公が成年またはその転生が107タイトルありました。主人公が少年少女なのは半分弱でした。 pic.twitter.com/jyOB6UW3bc

#ラノベを雑に語る とりあえず自分なりの回答……の叩き台。まだ漏れがあるし、マイナーだったり作品としては（自分には）つまらなかったけど、アイデアとしては秀逸だとか早かったとかはどうしようとか。 drive.google.com/file/d/13S-oJf…

#ラノベを雑に語る 順当に考えて、このあたりは「ライトノベル－1.0」に相当するでしょう。 pic.twitter.com/i0DIbvLTsz

#ラノベを雑に語る　夫婦で「面白かったよね」と今でも絶賛する『乙女ゲーム世界で戦闘職を極めます』。乙女ゲー転生と気づいて実家を逃げ出した少女の傭兵稼業。主人公は１桁年齢なのに美形の少年にしか見えないし、周囲は胡散臭いオヤジキャラばかりで旅は死屍累々。２巻で中断はもったいない。 pic.twitter.com/Ud9iizdVv8

#ラノベを雑に語る　ライトノベルを語るときに「とりあえず少女マンガは外しましょう」とすると、それはそれで困ったことが起きるのです。 たとえば火浦功の『スターライト★だんでい』。最初は少女向けのコバルト文庫から刊行されていますが、次にスーパーダッシュ文庫から復刊します。 pic.twitter.com/AS1IafJfd7

#ラノベを雑に語る　良い機会だったので作りかけていたライトノベル年表作成を再開したよ。ただ、書籍の刊行日と初出日を記録しようとしたので苦戦中。 雑誌掲載なら発容易だけれど、問題はウェブ小説。10年代って「書籍化したからデータは全部消しますね」とか平気でやってたのよ。 pic.twitter.com/p8Yj3q5ltP

#ラノベを雑に語る　ライトノベルの代名詞みたいな電撃文庫ですが、ときどきマンガ絵のない本を出したりします。今月の『はじめてのゾンビ生活』もそれ。口絵部分はゾンビになってしまった人のためのリーフレットで、本文にイラストは入りません。 pic.twitter.com/MC0PxPS6DE

#ラノベを雑に語る　長文タイトルでは『ロビンソン・クルーソー』の現代とかが有名ですが、ラノベでは『男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。―Time to Play―』くらいから。これ以上長いと背表紙で見分けられません。 pic.twitter.com/n1LJHkZNZw

#ラノベを雑に語る　ラノベとは……という話をする時に困るのは海外作品。論者は無意識に外しがちですが、マンガ絵がついていて、日本語で読めて、中身は大差ないのに考察に含めないのは差別です。 胸は薄いけどお金持ちだし美人だし…の女性士官が活躍するのは『海軍士官クリス・ロングナイフ』。 pic.twitter.com/5DFTrcbGDx

#ラノベを雑に語る 2000年代は今から見るとみんな右往左往の試行錯誤です。 ラノベでデビューしてから一般文芸に行ったり、装丁をマンガ絵にしたり一般文芸っぽくしたり。 pic.twitter.com/d7KVQN8F0w

#ラノベを雑に語る　80年代後半から、別のイラストで刊行されたものがマンガ絵で再版されることも増えました。 中身に関係なく、イラストを変えることで違うレーベルでも通用するようになります。宮部みゆきが特に顕著です。イラスト次第で小学生から一般まで売れちゃうんです。 pic.twitter.com/E8ZoEFHfRW

#ラノベを雑に語る　これはあくまで傾向にすぎないので、コバルトでもソノラマでもマンガ絵でない作品はいくらでもありました。クトゥルーオペラも今の基準でラノベにはなりそうにありません。しかし、そういう作品がヒットした後にマンガ絵に差し替わるのもお約束です。 pic.twitter.com/0l8fI7sGxF

#ラノベを雑に語る　ライトノベルという名前が生まれる前、ジュブナイル小説とかＳＦのイラストは抽象的だったり昔ながらの挿絵だったのね。 そこに70年代頃になって、ハヤカワとか角川が漫画を読んで育った世代をターゲットにイラストを変えてきます。 pic.twitter.com/HXscGZy8Mm

#ラノベを雑に語る 『デスゲームに巻き込まれた山本さん』到着。製作スタッフの自己愛が強すぎてデスゲームにしてしまった新型ＭＭＯＲＰＧ。ところが秘密裏に計画を進めたのでβテストが不十分で実はバグばかり。山本さんがバグ報告しようとした時には自体が進展していて……と、あとはタイトル通り。 pic.twitter.com/DpkxA6zQ4O

#ラノベを雑に語る 『小鳥遊ちゃんは打ち切り漫画を愛しすぎている』は高校の漫画部を舞台に、いろんな売れないマンガについてうだうだとダベるだけの話なんだけれど、それでいてちゃんと青春ストーリーになっているのだ。メタ気味に会話の裏の意味まで考えながら読むとなお面白いです。 pic.twitter.com/tOAzMM7iEN

#ラノベを雑に語る ぽっくり逝った父親が妹を借金の形にしていたばかりに、ただでも死にやすい迷宮に潜って最速でトップを目指さなくてはいけなくなった少年の冒険譚『かくして少年は迷宮を駆ける』。少年の頑張りに対し、幼い妹が「わたしおたかいな？」と若干他人事なのが泣かせます。 pic.twitter.com/tH3cMxmPmd

#ラノベを雑に語る 『冒険者ギルドが十二歳からしか入れなかったので、サバよみました。』３巻。いまだにゴブリン相手は命がけの博打という少年の日常譚。チートなスキルがなければこんなものです。 「英雄」とは無謀な依頼で冒険者を殺してしまった依頼人の言い訳という解釈がこの作品の神髄。 pic.twitter.com/0OmpBE5kop

#ラノベを雑に語る いろいろ続きを待っている本はあるわけですが、１年２年新刊が出ないくらいなら、なにかのはずみにポコッと出たりします。それに楽しみにしていたシリーズの大半は完結しています。 でも『宇宙の中心のウェンズデイ』は読みたかったなあとか、『厄災の申し子 聖女の迷宮』は２巻で pic.twitter.com/yfkwuRiItf

#ラノベを雑に語る デュアル文庫の「サムライレンズマン」2001年。あの古橋秀之が、スペオペの代表作というか原点のレンズマンの二次創作的作品をサムライもので書いてしまって、しかもきちんと権利者許諾で単なるパロディではなくライセンス契約を交わした公式作品。 pic.twitter.com/Kv6EcAp5BT