本書で語られている9世紀前後のイスラム世界は、当時世界有数の文明を有していました。そのことは前から知っていたのですが、本書を通じてその栄華を実感することができたかなと思います。ありがとう千夜一夜物語！ #リアル千夜一夜物語

最初、何か毎日習慣的に続けられることはないかということで適当に選んだ企画だったんですが、読み進めるうちにシャーラザッドの語りを聞くシャーリヤル王よろしく、毎夜の物語が楽しみになっていました。今は大団円を迎えた喜びと寂しい気持ちがないまぜになっています(続 #リアル千夜一夜物語

千夜一夜物語は今日を以て読了です。シャーラザッドの語りに乗って旅をしたアラビアンの夜は千一夜、すなわち2年9ヶ月に及びました。作中でも彼女の語り始めから語り終わりまでの期間はおよそ3年間と記されており、彼女たちと同じ時間を過ごしていたんだなと実感しました(続 #リアル千夜一夜物語

シャーリヤル王はこれまでシャーラザッドが語った物語を全て作家や写字生に書き留めさせた。それこそが千夜一夜物語であり、後世に語り継がれることになるのであった。 #リアル千夜一夜物語

結び 実は既にシャーリヤル王とシャーラザッドの間には3人の子供がいた。王も早いうちから彼女の才知に惚れていたため、彼女がマアルフの話を語り終えた後、彼女に命を保証することを伝えた。その後、王とシャーラザッドは正式に結婚し、末長く幸せに暮らした。(続 #リアル千夜一夜物語

第1001夜 シャーラザッドが語る千一夜の物語完結！最後の話も主人公は救われ、悪役は滅されるわかりやすい展開でとてもワクワクできた この後シャーラザッドがどうなったのかはまた明日 #リアル千夜一夜物語

彼はマアルフの邸宅に入る妻を不審に思い、後をつけた。そして妻が指輪を狙おうとしているのを知り、握っていた短剣で彼女を斬り殺した。事の仔細を聞いたマアルフは息子を褒めた。ようやく憑き物が落ちたマアルフはかつて彼を助けた百姓を徴用し安定した治世を実現させた #リアル千夜一夜物語

第1001夜 マアルフの元妻はマアルフが相手にしてくれないことに嫉妬し、彼を殺して指輪を奪うことにした。彼のルーチンを理解していた妻は彼が指輪を外すタイミングを狙って彼の館に入って行った。だが、これを見ていたのがマアルフの息子であった。(続 #リアル千夜一夜物語

第1000夜 忘れてた悪妻が急に出てきたので驚いた。確かにこいつとの決着をつけないと終われないよなぁ そして珍しくシャーラザッドとシャーリヤル王のやりとりが最後に追記されていた。いよいよ明日が最終夜、シャーラザッドの命運もこれで決まる...... #リアル千夜一夜物語

今夜の話を終えたシャーラザッドを妹は褒め称えた。シャーラザッドは明日生き延びることができればさらに面白い話を語ることを約束した。シャーリヤル王は続きが気になる様子で、最後まで聞くまで絶対に彼女を殺さないと呟きながら仕事に向かった。そして次の夜を迎える...... #リアル千夜一夜物語

彼女はマアルフが去った後、乞食として苦しい生活を送っていた。その折、ある人物の手によりここまで連れてこられたというのだ。マアルフは彼女を女王とし、宮殿の一つと奴隷を分けた。だが、妻は連れ子である王子を憎み、王子も彼女と距離をとっていた(続 #リアル千夜一夜物語

第1000夜 マアルフは国王となり、姫は妃となった。王子も無事に誕生した。だが、運悪く姫が病に倒れ、瀕死に陥った。この時、マアルフは姫から指輪を託された。それから日が経ったある日の夜、マアルフは何者かの気配を感じて飛び起きた。それは、かつての彼の悪妻であった(続 #リアル千夜一夜物語

第999夜 姫は大臣に指輪を外させた後に蹴り1発で彼を沈めており、かなりの武闘派であることが判明 #リアル千夜一夜物語

こうして大臣は牢獄に入れられ、マアルフと王は姫が指輪の力を使ったことで帰ってくることができた。そして、指輪は姫が管理することになった。 #リアル千夜一夜物語

第999夜 王は大臣に指輪を貸してもらおうとしたが、欲に目が眩んだ大臣は王も砂漠に飛ばした。そして王国の権力を掌握した上で、イスラムの掟を全てすっ飛ばして姫に手を出そうとした。しかし、姫の手練手管により、大臣は返り討ちにあい、指輪を奪い取られた(続 #リアル千夜一夜物語

第998夜 本編では酒を讃える歌が幾つか紹介されている。今のイスラム世界は禁酒のはずだが、当時はかなり寛容だったのかもしれない #リアル千夜一夜物語

第998夜 翌日、王と大臣はマアルフにしこたま酒を飲ませて酔わせたあと、マアルフにあれだけの財を手に入れた方法を聞いた。マアルフは分別をなくしていたので、洗いざらい全部話してしまった。そこで大臣が指輪を借りると、魔王を呼び出し、マアルフを砂漠の真ん中に捨てさせた #リアル千夜一夜物語

第997夜 圧倒的な数の荷とそれを運ぶ人馬が砂漠に並ぶ姿はさぞ壮観だったろうな #リアル千夜一夜物語

ただ、大臣はこれを訝しんだ。すぐに王に彼を酒席に招いた上で酔わせて真実を話させることを提案した。 #リアル千夜一夜物語

第997夜 マアルフは膨大な量の荷物を携えて都に戻ってきた。ただちに今まで借りた金の倍以上の価値の荷物を商人達に渡し、乞食達にも財産をばら撒いた。そして王の蔵にも財宝を詰め込み、入りきらないほどになっていた。そして姫とその侍女たちには豪勢な衣装を与えた(続 #リアル千夜一夜物語

第996夜 やってることは結果として完全な詐欺師なんだけど、本来は百姓と接するときみたいな善良な人間なんだよな #リアル千夜一夜物語

一方王国では王と大臣がマアルフについて言い争いをしていたが、魔王が扮する飛脚が現れ、マアルフが荷を持って帰ってくるという一報を伝えた。王は大喜びして彼のための装飾を国中に取り付けた。マアルフの旧友は、その一報を訝しんだ #リアル千夜一夜物語

第996夜 マアルフは魔王に指示をしてこの宝物庫にある宝石を持ち出させた。準備の間、彼は天幕におり、魔王からもらった豪華な食事を食べようとした。。そこに先ほどの百姓が大きな丼に入ったレンズ豆を持ってやってきたので、マアルフはそれを食べ、自分の食事は彼に与えた(続 #リアル千夜一夜物語

第995夜 いきなり大大大逆転の一手がやってきたの笑う #リアル千夜一夜物語

中には数え切れないほどの宝石と、一つの金の箱が置かれていた。金の箱の中には金の指輪があり、そこから魔王が飛び出してきた。彼は数多の魔族を統べる王で、指輪を擦ればあらゆる願いを叶える力を持っていた。ただし、一度に二回擦ってはいけないという決まりがあった #リアル千夜一夜物語

第995夜 マアルフがあてもなく砂漠を走っていると、ある村に辿り着いた。出会った百姓の気前の良さに申し訳なくなったマアルフは彼の農作業を代わりにやることにした。彼が牛を動かして畑を耕していると、鋤に金の輪が引っかかった。それは地面に埋められた隠し扉であった(続 #リアル千夜一夜物語

第994夜 本当にこの男は運が良すぎるな #リアル千夜一夜物語

だが、姫はこのままだと夫の命が危ないことと、自分が知らぬ誰かに嫁がされるのがわかっていたため、彼に白人奴隷の格好をさせて未明に街から脱出させた。そして、王と大臣には夜更けにマアルフの白人奴隷が主人に手紙を渡してきたと嘘をついた #リアル千夜一夜物語

第994夜 王の蔵の番人が王と大臣のもとに来て蔵の財産が底をつきそうであることを伝えた。マアルフの約束の荷物はまだ届かないため、大臣は王に、マアルフの妻である姫を経由してマアルフから真相を聞き出そうと提案した。姫がマアルフを誘惑すると、すぐに彼は真相を口にした(続 #リアル千夜一夜物語

第993夜 後が怖すぎるが、もういっそどこまで行けるのかを見てみたい #リアル千夜一夜物語

マアルフは結婚資金が必要だと言って王所有の蔵にある財産を使い込み始めた。マアルフの知人の商人は、ついに王の金までばら撒き始めたマアルフに呆れていたが、マアルフは意に介さなかった。そして、マアルフと姫は結婚した #リアル千夜一夜物語

第993夜 王は金貨千枚程度の値打ちの宝石をマアルフに見せ、価値がわかるかを問うた。すると、マアルフはその脆い宝石の価値を言い当てた上、こんな宝石なら、荷が届き次第いくらでもくれてやると言い放った。強欲な王はこれに大喜びし、姫を彼に娶せた。(続 #リアル千夜一夜物語

第992夜 ハッタリだという前提で話してたことがだんだん自分の中で真実になってしまう感覚は確かにわかる、自家中毒だよな #リアル千夜一夜物語

商人はマアルフの後先の考えなさを諫めたが、どうやら自分のついたハッタリを信じ込んでしまっていたようで、どうにもならない状況だった。ついに他の商人達は我慢できなくなり、王に相談した。だが、この王は強欲で、彼らに返されるはずの大金をせしめようと考えていた #リアル千夜一夜物語

第992夜 商人は他の商人連中にマアルフを豪商と紹介した。マアルフも前日に商人から教わった内容を答え、商人達の信頼を得た。そしてマアルフは乞食達にも気前よく金貨を恵んだ。その量は、前日に商人が商い用に渡した千枚をゆうに超え、商人達からも借金して6万枚にもなった(続 #リアル千夜一夜物語

第991夜 一説によると今彼らがいるのは新疆のカシュガル近郊とのこと。一方で彼らはカイロの出身だったので、確かに化物に一晩で連れてこられたと言っても信用されないのも納得である #リアル千夜一夜物語

その商人も初めは貧乏人であったが、その後この都で成り上がったという。彼は、マアルフにもはったりで成り上がろうと提案した #リアル千夜一夜物語

第991夜 マアルフは化物に連れられて遠い異国の地に着いた。化物は麓の都の場所も教えてくれた。そこでマアルフは大変奇妙なものを見るような目で見られたが、そこにやってきた商人に救われた。実はその商人もマアルフと同郷で、なんと旧友であった。(続 #リアル千夜一夜物語

第990夜 これが最後の話なんだけどこれまたすごく悲惨なスタートだな #リアル千夜一夜物語

判官の仲裁が終わったのも束の間、彼女は別の判官を呼んだ。それが終わると今度は高等判官を呼び、警官に彼を探させる始末になったので、いよいよマアルフは廃寺に逃げ込み、あの女がいないどこかに逃げ出したいと願った。すると、寺の奥からある化物が現れた #リアル千夜一夜物語