#映画レビュー 707 #少女ムシェット 14才の少女の絶望的な生活、突き放した演出を貫く #ロベール・ブレッソン 監督の問題作。 病床の母親と赤ん坊、アル中で暴力を振るう父親。 味方は不在、全てが敵。 少女の鋭い目線と溢れる涙、光のない未来。 ほぼサイレント映画、孤独の重さは沈黙を超えている。 pic.twitter.com/nggTFuxQfb

#映画レビュー 663 #白夜 #ドストエフスキー原作 #ロベール・ブレッソン監督 舞台をポンヌフ橋に移したジャックとマルトの四夜物語。 物語の構成、映像の光、色彩、台詞回し、カメラアングル、エンディング、すべてが完璧。 フランスならではのラブストーリーの真髄を心奥まで堪能。 #映画初め pic.twitter.com/ePoJPMrqZa

#映画レビュー 684 #たぶん悪魔が 青年の死の記事から始まる #ロベール・ブレッソン 監督の哲学が到達点を迎えた実験作。 社会を悟った青年の空洞、彼を愛する女性、友人の言葉は全く噛み合わない。 すべてを嘲笑し、無気力の日常から古代ローマ風の行動に出る青年にかける言葉は、何も見つからない。 pic.twitter.com/86C0P8qk6b

#映画レビュー 539 #ラルジャン #ロベール・ブレッソン 監督 徹底的に無駄なセリフ・贅肉がそぎ落とされている。 音へのこだわりが凄まじく、しばし絶句してしまうシーンが多い。 老婦人と青年が一瞬心を通わせる川辺のシーンが深淵の美しさ。 そぎ落とされた原石のみで成り立った奇跡の作品。 pic.twitter.com/9rXT0aDwkV

#映画レビュー 336 #ジャンヌ・ダルク裁判 #ロベール・ブレッソン 監督 イングランドの弾劾裁判記録に基づき、啓示を受けた神の化身ジャンヌと19才の少女の葛藤を、突き放した目線、64分の断片の連鎖で描写。ヒロインに華美な演技を許さず、彼女が主人公の作品の中で最も個性がリアルに醸出している。 pic.twitter.com/O89Yfs2WJ5