洗礼を早くしないといけない理由の一つは取り換え子にあうからである　#一日一妖

夏至には五綵（五色の布）を掲げる。これには兵を避けるために「有光礼懺」と刻む。俗説によれば、遊光厲鬼（徘徊する鬼）の名を知れば熱病に罹ることはない。 太平御覽 #一日一妖

藤原伊尹が若年の頃の除目（貴族に役職を任命する儀式）で藤原朝成と共に蔵人頭の候補になった。 　 朝成は伊尹より年上で、伊尹がまだ若く、家柄もよいのだから、これからも機会もあるが、自分はこれが最後の機会だから譲ってくれと頼み込んだ。　#一日一妖

都に花園と呼ばれる屋敷があり、幾人もの貴族のものとなり、最後は寺となった。 　ある時、屋敷は一条摂政・藤原伊尹のものとなった。 　庭の西南の隅に塚があって、人々の賛成もあり、そこを壊して堂を建てる事にした。#一日一妖

九頭一尾鬼　阿娑縛抄 　学僧が飯綱山で七日の間に祈念して、独鈷を投げると大きな岩屋に落ちた。そこで法華経を唱えると九頭一尾鬼がやってきた。 　鬼がいうことには、今まで何度も修行者がやってきたが、自分には害意はないのに、毒気にあたり死んでしまったという。#一日一妖

妖怪もまた、陰陽の元気、万物と同じく気に依存する存在です。 元気は物体の内部で乱れるため、外部に変化を引き起こします。それは形体と気質の変化により、物体の外見と内面の要素を具現するため、奇怪な現象として出現します。 #一日一妖

大陸の話である。 餅屋で売り上げを確かめるために、銭の重さをはかるとどうもあわない。どうしてか確認すると、灰が銭の中に混じっている。そんなことが数日あった。 そういうことがあった時は白い服を着た陰気な女が餅を買いにきたことを思い出した。 #一日一妖

川や沼、堰といった、水が流れているところをだんだん見つめるようになってしまう子がいた。カミサマ（祈祷師）に尋ねると、ミズガミサマさまに魅入られているいう。そこで、人形に名前を書き水に流した。#一日一妖

竜宮の鐘 　多くの死者を出した宝暦大地震から数十年の後、沖合で怪しい音が聞こえるという噂が立った。 　多くの人が亡くなっているので、「亡霊ではないか」「天災が起こる前兆ではないか」などと恐れ、誰も近づかなかった。 #一日一妖

儺神の面 　二十四氣に照応するという２４枚の面である。これらはもともとは全身があったが、その身は宮城から飛び出した際に、身は湖南に、頭は江西に落ちた。#一日一妖

五瘟使者 張元伯、劉元達、趙公明、鍾仕貴(士季)、史文業という名前を持つ〈神〉である。これは、それぞれが「瘟疫」を主管する季節を有している。 #一日一妖

代天巡狩 　明の末三百六十人の進士は、清朝に従うことを清しとせず、自尽した。 　その崇高な魂は天に上り、玉皇上帝から王に封ぜられたという。 　王たちは上帝の命を受けて下界に降り、諸人の善悪を視察した。王の居所を「代天府」といい、祭日に神輿を担ぎ回るのを「代天巡狩」と呼んだ。#一日一妖

大阪毎日新聞　1913-02-22 　大正２年の新聞の記事で、そのままのがおもしろいのでできるだけそのままにしますね。 　『妾が此村に嫁入って来た頃は、あの三つ塚の上にそれはそれは大きな松の木があった。枝が二股で何ともいえない面白い風情であった、 #一日一妖

玉野の三塚 あの塚にある木を切って家の柱にでも遣うたら最後、キット其家には祟りがある。近い頃にも其事があった、昔からの言い伝えは恐ろしいものだといった。 #一日一妖

玉野の三塚 あの塚にある木を切って家の柱にでも遣うたら最後、キット其家には祟りがある。近い頃にも其事があった、昔からの言い伝えは恐ろしいものだ』といった。 #一日一妖

あるとき、皇帝は地下室で、３００人あまりの進士に奏楽するように命じられた。 これは皇帝が、張天師（中国の伝説的な道士）の法術の力を試そうとしたからである。 皇帝は地下の音は妖怪だから、鎮めるようにと命令した。 張天師は法術を使って剣で斬り殺してしまった。#一日一妖

あるとき、皇帝は地下室で、２００人あまりの進士に奏楽するように命じられた。 これは皇帝が、張天師（中国の伝説的な道士）の法術の力を試そうとしたからである。 皇帝は地下の音は妖怪だから、鎮めるようにと命令した。 張天師は法術を使って剣で斬り殺してしまった。#一日一妖

斗燈 邪をよけ福を祈願するための道具で、樽状の「斗」と呼ばれる入れ物に米を入れ、油燈(現在は蓮の形をした蝋燭などを使用)、二本の木剣、鏡、鋏、ものさし、秤、コイン、土など、厄を祓い福を呼ぶことを象徴する様々な器物を入れて供え、福を祈る。　#一日一妖

一之宮貫前神社の鎮神事　神祇志料附考 この神事に対する忌み慎みは非常に強く、かつてはその時刻になると一宮町申の灯火を消して家に籠り、子供が泣かぬよう幼児を持つ嫁は実家に返し、犬は家の中につない程だという。#一日一妖

フール神　沖縄市の伝承をたずねて 家に帰ってきてからはすぐに入らずにまず豚小屋に行く。これは化け物がついてきたときに、豚を起こして鳴いて貰うとその化け物は消えてなくなるという。葬式のあとにもそうする。 フール神、ウヮーヌカミ、豚の神という。 #一日一妖

天照が国を、月読が山を、蛭子は海を与えられた。何も与えられなかった素戔嗚は怒り、葛城の麓に千の剣を埋め、邪神と共に立てこもった。それに対して天照は、素戔嗚を疎み、天岩戸にこもってしまった。 #一日一妖

佐田京石　大分情報大事典　安心院昔話  昔、天の神様がここに都を作ろうとして巨石を空から投げていました。  しかし、地元の神様はここが都になっては困ると、みすぼらしい女性に化けたため、神様はやる気をなくして作業をやめた。 　巨石は99個で止まって都にはならなかったという。 #一日一妖

奇跡の香木　浅香山稲荷神社　説明板 　昔、この辺り住之江の浦と連なる小さな湾であった。そこに小島ができた。 　推古天皇の時代、聖德太子御巡遊されたことがあった。 　その時に白髪の老翁が太子に昔より此処に埋る香木有り、と伝えて去っていきました。 　#一日一妖

火に熔けない鉛　大阪毎日新聞　1935年11月09日号 　昔、「火に熔けない鉛が出る」という不思議なはなしがあったそうである。 　金に餓えた村人はその“熔けない鉛”を求めて血眼で山肌を探し廻った、しかし熔けない鉛はどこにもなかった。 　#一日一妖

蜘蛛火　いん石と迷信 : 学界余談 　大和国磯城郡纏向村界わいに、蜘蛛火と称える怪火がある。 　空中を飛翔し、もし人がこれに近づけば忽ちその火に当って一命を失うといわれる。 　夜中の行人をして徒に戦慄せしめた。 #一日一妖