#今日の共産主義車　№0013 【AMO-F15】 1924-31年式の1.5tトラック。ソ連初の量産車として知られる。革命前に受けていたフィアットのライセンスを無断で流用しており、ソ連自動車産業におけるパクリ文化の原点でもある。トラックのみならず、バスやフェートン、消防車など様々なボディが架装された。 pic.x.com/uL4ZxliIjy

#今日の共産主義車　№0012 【UralAZ-375D】 1964-92年式のソ連製3軸トラック。375Dは国防省の要請で開発された6輪駆動ハードトップのモデルで、主として軍に納入された。ソ連以外の東側諸国でも採用例は多いが、燃費が1.4km/Lとあまりに凶悪で、特にオイルショック以降は不満要因ともなった。 pic.x.com/eeDd0VIZCg

#今日の共産主義車　№0011 【MAZ-5334】 1977-90年式のソ連製大型8tトラック。当時のソ連では珍しくキャブオーバーを採用した500シリーズの後期型で、西欧の保安基準に合わせてヘッドライトがバンパーに移設された。標準の平台仕様が「5335」、シャシーのみの仕様が「5334」。 pic.x.com/5y4mjSFG2U

#今日の共産主義車　№0010 【UAZ-469】 1972-13年式のソ連製オフロードカー。主に軍用ジープとして使われ、東側諸国全体に広く配備された。ソ連崩壊後も予算不足からモデルチェンジが行われず、40年以上にわたる長寿車種となった。1985年以降は「3151」となるが、外見上はほぼ同じ。 pic.x.com/9xAIzeA7qc

#今日の共産主義車　№0009 【LAZ-695】 1957-58年式のソ連製中型バス。生産地にちなんで「リヴィウ」と呼ばれる。若手エンジニアによって設計された流線形ボディやRRレイアウトは、当時のソ連では画期的とされたが、実は西ドイツのマギルスO3500の丸パクリである。 pic.x.com/Hux8TO2m89

#今日の共産主義車　№0008 【ZiS-110】 1945-58年式のソ連製リムジン。スターリンの強い希望で、アメリカのパッカードを丸パクリしたデザインが採用された。当時のソ連製自動車の中では最も強力な6Lの直8エンジンが搭載され、110のためだけに専用の高オクタンガソリンが納入されていた。 pic.x.com/VgJrqj2A5V

#今日の共産主義車　№0007 【VAZ-1111 オカ】 1988-96年式のソ連製軽自動車。ソ連市場では最安価クラスの自動車で、ダイハツのミラをパクったデザインが特徴。「走る棺桶」などと揶揄されながらも、小さな車体に比べて広い室内空間が高く評価され、特にソ連崩壊後の経済危機時には売り上げが伸びた。 pic.x.com/OIuFFZZttY

#今日の共産主義車　№0006 【AZLK-2141 モスクヴィッチ】 1988-00年式の4代目モスクヴィッチ。保守的なFRセダンだった先代とは一転、FFハッチバックに進化した。デザイン・機構ともに(パクリではあるものの)先進的だったが、流入してくる西側の車には対抗できず、このモデルを最後にAZLKは倒産した。 pic.x.com/T3sHT0nD3i

#今日の共産主義車　№0005 【VAZ-2107 ジグリ】 1982-12年式のソ連製小型セダン。2107はフィアット124に起源をもつジグリのシリーズでは最高級ラインで、大きなフロントグリルが特徴。「メルセデスベンツのなりそこない」などと揶揄されつつ、旧ソ連圏を中心に300万台を売り上げるヒット作となった。 pic.x.com/zV1MyWNk7I

#今日の共産主義車　№0004 【SARB-スタルト】 1964-70年式のソ連製ミニバス。グラスファイバー製のボディが特徴で、セヴェロドネツクの修理工場で150台が生産された。劇中車としての活躍や、独創的なデザインで注目されたが、製造・維持コストが高すぎて大量生産には至らなかった。 pic.x.com/H4HNAMNsko

#今日の共産主義車　№0003 【MAZ-200】 1950-65年式のソ連製7トン大型トラック。元々はYaAZで製造されていたが、増産のためにミンスクに移管された。大戦中に取得したレンドリース品をパクった2ストロークディーゼルエンジンが搭載される。ベラルーシの国獣でもあるバイソンのエンブレムが特徴的。 pic.x.com/8tF6ueLK6D

#今日の共産主義車 №0002 【LiAZ-677MB】 1982-00年式のソ連製大型バス。スケルトンボディやエアサス、トルコンATなど先進的なシステムが多数採用された。路線バスとしてソ連全土に普及した。改良型の677Mは25座の都市向け、677MBは35座の郊外向け。 pic.x.com/a4zWroe4cC

#今日の共産主義車 №0001 【GAZ-24 ヴォルガ】 1970-85年式の2代目ヴォルガ。シンプルで直線的なデザインは流行に乗ったものだが、エンジンは1930年代のものを改良して使い回していた。当時のソ連では個人が所有できる最高級車種で、購入には居住地区の共産党委員会の承認が必要だった。 pic.x.com/kOcN74WqOr