#今日聴いたアルバム my bloody valentine / Isn't Anything 88年1stフルアルバム。ノイジーで厚いギターサウンドが光のように降り注ぐなか、ボーカルが愛らしいメロディーを恍惚たる表情で歌う。ハーモニーには60sサイケの面影があり、どこか懐かしくも、どこにもない風景だ。youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム Enrico Pieranunzi / Seaward 94年録音。エヴァンス風のオリジナル曲の数々が美しい。ともすると聞き流してしまえそうな流麗さだが、耳を攲てると誠に繊細微妙な抒情性が感じられ、思わずため息が漏れる。ハイン・ヴァン・デ・ガインのベースもまた精妙。youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム L.バティアシュヴィリ独奏、C.ティーレマン指揮SKD／ブラームス：ヴァイオリン協奏曲他 2012年録音。やや風変わりな前奏に続き、切れ味鋭く、同時に伸びやかで、しつこくないヴァイオリン。第3楽章は特に快い速歩で進む。スッキリとしたブラームス、良い。youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム Joy Division / Closer 80年2nd。1stのインダストリアルでダークな色は抑えられ、重心が高めになっている(その結果、何となくピンク・フロイドに似てると思う)。前作の雰囲気に最も近い“The Eternal”は90年代を先取りするかのような、未来の音がしている。youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム Enrico Rava / Bella 90年録音。ジャケが可愛いワンホーンカルテット。ピエラヌンツィのピアノがインテリジェントで魅力的。ラヴァのトランペットも醒めているが、ひと息ひと息に重みがある。ラストの“Free Tune”が中々にカッコいい。ジャケが可愛い。 youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム ウェンディ・カルロス他／『時計じかけのオレンジ』オリジナル・サウンドトラック 71年キューブリック映画のサントラ。やはり目玉はシンセサイザーによるベートーヴェン。消毒液の臭いが充満する無菌室のように無垢で人工的な音響が、ディストピアを鮮やかに彩る。素晴らしい。 pic.twitter.com/Ta5fwl1rpK

#今日聴いたアルバム Geri Allen / Open on All Sides in the Middle 87年のM-BASE的作品。シャヒーダ・ヌルラーのヴォイス(歌うし喋る)がイイ。あとやっぱスティーブ・コールマン素晴らしい。ただ若干ジェリ・アレンは裏方かも。大曲“I Sang...”では洒脱なピアノを聴かせる。youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム Geri Allen / The Printmakers 84年録音。電子音響の使用はせず、フリー／ポストバップ的ながら、M-BASE出身者らしい一風変わったピアノ・トリオ。ダラー・ブランドにも通ずるアフリカンなフィーリングが最高。アンドリュー・シリルの活躍に負うところ大。youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム R.ゼルキン、J.ラレード、L.パルナス他／シューベルト：ピアノ五重奏曲『ます』 67年録音。va以外はアメリカ人で、端正なゼルキンに比べ派手で元気がいい。しかしそれに引っ張られてかゼルキンもノリノリ。音楽祭の仲間達による、闊達でハッピーな名演奏。youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム New Order / Brotherhood 86年4th。流行りのダンサブルな曲はSide2に収められているが、Side1のシンセとアコギがインダストリアルな空気の中響く、彼らならではのロックが大好き。少し泣きそうになるのは、どこかボカロ曲と通底しているからかもしれない。youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム H.ブロムシュテット指揮LGO／ブラームス：交響曲第1番他 2019年録音。誰が演っても良くなる曲を振らせたら、右に出る者はいない指揮者であると、ブロムシュテットについては個人的に思っている。それは恐らく彼の人間性に由来するのではないかとさえ思う。youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム Enrico Pieranunzi / No Man's Land 89年録音。雪融け水が流れるような美しく正確なタッチ。それは冷たさを意味しない。このジャズ・ピアニストの耳を傾けるべき点は、その先にある豊麗な抒情であり、それが故にこのアルバムはいまだ瑞々しさを失わない。youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム メタリカ／メタル・ジャスティス 事故によるベーシストの交代を経た88年4th。ギラギラ感の全くない、デッドな録音に驚く。しかしそれゆえに、リードギターが重みを持って、耳の奥に深く切り込んでくる。そして身体の奥は震え、気付くと鳥肌が立っている。youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム メタリカ／メタル・マスター 86年3rd。改めて名盤を聴いてみる。意外にもサウンドの収まりがよいことに気づく。「ｶﾞｼｬｰﾝ!ﾊﾞｼｬｰﾝ!」じゃなくて「ﾄﾞｼﾝ!ﾊﾞｼﾝ!」って感じ(？)で、前作に比べ疲れずに聴き通せる。これがヒットの秘密か…！youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム E.キーシン&J.レヴァイン／シューベルト：4手のためのピアノ作品集 06年ライヴ。《グラン・デュオ》D.812を初めて聴いたが、第1楽章第1主題の、句点を打とうとしながらも、次々に楽想が涌き出てきて、天高く飛翔していく感じ、やっぱシューベルトすごい… youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム New Order / Low-Life 85年3rd。“Confusion”(1983年シングル)のダンス／テクノ路線を踏襲、爽やかでポップでありつつ、新たなサウンドへの意欲に溢れている。Depeche Modeと同じく、いやそれ以上に、如何なるマニエラにも確たる美学が宿っている。名盤。 youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム Depeche Mode / Black Celebration 86年5th。『Violator』(1990)に通じる耽美的でエレクトロニックな音楽だが、ビートにはニューウェーブを、コーラスを多用したプロダクションにはゴスを、感じる。それらが一貫した美感によって統一されているのが流石。youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム シック／エレガンス・シック 78年2nd。オレンジ・ジュースへの影響を確かめるべくちゃんと聴いてみた。結局産業ロックと別箇に「踊れる音楽を演りたい若者」が80sにインディーで活動、彼らはdiscoやRnRを参照し、一部ではテクノ等と融合していった訳だな。youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム Orange Juice / Rip It Up めめめ、めっちゃ好き！！82年2nd。タイトル曲と続く“A Million Pleading Faces”のファンク／ディスコサウンドが素晴らしい。続く“Mud In Your Eye”のメロも美しい。ネオアコ／ジャングル・ポップにハマってしまいそうで怖い。 youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム The Monochrome set / Strange Boutique 80年1st。ロンドンのインディーロックバンド。ニューウェーブらしい曲作りながら、美しいメロディーと多様なサウンドが次々に飛び出し、中々のセンスを感じる。インストナンバーも有る。これがネオアコの元祖か… youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム Aztec Camera / Love 87年3rd。フリッパーズ経由で知った。私がいままで聴いてきたスミスやU2的ネオアコに比べ底抜けに明るい！逆説も甚だしいが大瀧詠一みたい。ただドラムは80sの音。サイケな雰囲気もあり成程ビートルズのアップデートか、とも思った。youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム Black Lives / People of Earth 24年作。ベーシストのレジー・ワシントン率いるユニットの2nd。ネオ・ソウルありヒップホップありの所謂『Black Radio』的作品だが、Mベース出身のミュージシャンもいたりして、フュージョンナンバーが有るのがGOOD。良作。youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム C.テツラフ独奏、T.ダウスゴー指揮デンマーク国立響／ブラームス；ヨアヒム：ヴァイオリン協奏曲 06~07年録音。曇り空のようなオケのもと、透徹したヴァイオリンが響き渡る。テツラフの音は青い焔のように耳を惹きつけて離さない。ヨアヒムの2番も物凄い。youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム H.グリモー独奏、A.ネルソンス指揮BRSO&VPO／ブラームス：ピアノ協奏曲集 2012年録音。第1番のオケはバイエルン放送響で、すごい迫力。グリモーのピアノは97年よりもタッチに余裕が感じられ、伸びやかで表現の幅が広く、それでいて瑞々しさが増している。youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム H.グリモー独奏、K.ザンデルリンク指揮SKD／ブラームス：ピアノ協奏曲第1番 97年ライヴ。技術的／音楽的に非常に難しいこの曲、グリモーは分厚い和音を適度な重量感と進行感で奏でる。彼女の硬質で誠実な音楽が、ザンデルリンク&SKDの謹厳実直なサウンドと見事に調和した名演。 pic.twitter.com/PrH8oD03iM

#今日聴いたアルバム U2 / 魂の叫び 88年6th。ドキュメンタリー映画のSTでもあり、ライブ有りスタジオ有りカヴァー有りと、若干ごちゃごちゃしている。ただ前作で聴かせたアメリカ音楽への傾倒をより生の形で提示したと考えると、ごちゃごちゃもまたアメリカらしく聴こえる。 youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム E.スヴェトラーノフ指揮ソヴィエト国立響／ブラームス：交響曲全集 81年。第1番のみ。昔、好奇心で買った以降ちゃんと聴いてなかった。金管か赤いのを除けばとても正統的。特に弦楽器には熱意を感じる。優れたブラームス。どんな想いで弾いてたのだろう。youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム Ron Carter & Jim Hall / Alone Together 72年ライヴ。カーターは質実剛健に曲の骨子を作り、ジム・ホールが旋律とハーモニーを絶妙なフレージングとタイミングで弾いていく。ギターとベースという質素な編成ながら紡ぎ出される音楽に隙は全くない。驚嘆。youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム The Nolans / Altogether 82年ヒット集。一曲目の“I'm in the Mood for Dancing”は日本でも有名。60sのモータウンから70sのジャクソン5などを経た上での、キラめく80sポップって感じが良い。末っ子のコリーンがリード歌手というのもジャクソン5と似てる。 youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム Madonna / I'm Breathless 90年主演映画のサントラ。30sアメリカが舞台なので、スウィンギーでハッピー。しかし古くさい“Now I'm Following You”がパート2で現代のダンスポップにアップデートされ、さらにハウスナンバー“Vogue”へと繋がるのにはシビれる。youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム エレーヌ・グリモー／ブラームス：後期ピアノ小品集 95年録音、多分7th。明晰なタッチに自然なアゴーギク、加えて全てにおいて曲に対する真心が聴こえる。私はOp.116/7やOp.118/3など、躍動的な曲に心惹かれた。Op.119/4などで聴ける構成力も素晴らしい。youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム デュオ・クロムランク／ブラームス：ハンガリー舞曲集、16のワルツ 81年録音。ブラームス自身が書いた4手連弾の原曲をちゃんと聴いてみる。どれもシンプルな構成ゆえ、彼のピアノ書法やリズムの妙が際立ち、愉しい。16番がお気に入り。あとワルツ良い曲…youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム チョン・キョンファ、P.フランクル／ブラームス：ヴァイオリン・ソナタ全集 95年録音。銀色の糸で刺繍を施すように、彫琢された美音を情緒に溺れずに驚異の集中力で弾いていく。時々息が詰まりそうになるが、こういう歌に逃げないブラームスも素晴らしい。youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム Sting / The Dream of the Blue Turtles 85年ソロ1st。めっっちゃ大人の雰囲気。ポリスのアダルトなムードはこの人が出してたんだなと実感。ブランフォード・マルサリスのブロウも👍️。核兵器への反意を静かに歌う“We Work the Black Seam”がカッコいい。youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム Blondie / Autoamerican 80年5th。L.A.録音ゆえなのか前作までの勢いがなくなり、60年代サンシャイン・ポップ的なプロダクションが目立つ。ただいずれにせよ私はデボラ・ハリーのファンなので、輝くサウンドの中で聴こえる彼女の歌声に、普通に満足。 youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム K.ザンデルリンク指揮SKD／ブラームス：交響曲全集他 71~2年録音。第2,3は聴いていたのだが改めて全集を。適度な力感と素朴なサウンドによる、質実剛健で気持ちのいい名盤。SKD、いいオケです…東独のブラームスをちゃんと聴いてこなかった自分を恥じた。youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム マドンナ／ライク・ア・プレイヤー 89年4th。私的告解とスター的教導を、ポップ・ミュージックの普遍性を信じて歌い上げる。その姿に心を動かされる。成功へのプレッシャーと生活の辛苦が重くのしかかった彼女ゆえに為し得た、人々に力を与え続ける傑作。 youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム オットー・クレンペラー指揮PO／ブラームス：交響曲第1番他 56年。そのままこれも聴いちゃった。思えば第1は壮麗路線のものばかり聴いてたかも。録音も悪く木管もイマイチ、しかしそれを補って余りある、クリアな進行感。私の好むブラームス。ブラ1と、もっとお近づきになれそう。 pic.twitter.com/5CUdjpMdW4

#今日聴いたアルバム セルジュ・チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィル／ブラームス：交響曲第2-4番 第4だけ聴いた。1985年ライヴ。ブラームスの美しい旋律は、歌というより大河のように悠々としている。第1楽章の三連符には激しさよりも情念が感じられ、奔流に呑まれていく。 youtube.com/playlist?list=…

#今日聴いたアルバム Giorgio Moroder / From Here to Eternity 77年作。同時代的にはディスコだが、歴としたテクノ。ヴォーコーダーによるタイトルコール、それに続く軽やかなシンセビートを聴き、クラフトワークとYMO・ジャパンとを繋ぐ音楽はこれかと、思わず膝を打った。youtube.com/playlist?list=…