#令和にこんなMOZ漫画が見たい 関西弁を話す紫色のソフトモヒカンの謎のおじさんとルールもわからない謎のカードゲームをやることになった小学6年生の心境は幾許か そのカードゲームの名は 大貝獣物語 ザ・ミラクル オブ ザ・ゾーン(略してMOZ) 竜太とMOZを巡る物語は今、静かにその幕を開けた pic.twitter.com/QFEvByqriS

勢いで始めた拙創作物ですが、明日の投稿後しばらくお休みを頂きたいと思います汗 これから竜太くんとスグルおじさんの対戦が始まっていくわけですが、対戦描写をどうしようか迷いながら筆()を進めており、ひと段落しましたら投稿を再開したいと思います(^^) #令和にこんなMOZ漫画が見たい

#令和にこんなMOZ漫画が見たい 「大地後ろついたって。やさしくな」 どの口が、という悪態は我慢し、見様見真似で渡されたカードを切る。経験がない竜太の手つきは当然のように辿々しくおぼつかない 「さて」 カードが切り終わるのを見たスグルが切り出す 「今日は特別な日になるで。竜太くん」

#令和にこんなMOZ漫画が見たい 500円は小学生にとっては重い。なんで500円もするんだという憤りはオレンジジュースと共に飲み込み竜太は覚悟を決め呟くように言う 「わかりました」 不敵な笑みと共に、スグルはトランプで手品をするマジシャンのようにカードを切り始めた

#令和にこんなMOZ漫画が見たい 飲んだ。必死で大地を追いかけた竜太は喉が渇いていて、本能的に手渡されたオレンジジュースに口をつけてしまっていた 「・・・いくらですか」 「500円」 ニッコリ笑うスグルと愕然とする竜太 「一戦したらチャラや」 竜太はこの時のスグルの顔を忘れることはない

#令和にこんなMOZ漫画が見たい 「竜太やしドラゴンやな。店長3番頼む。布教用のデッキ忘れてもうた」 店長と呼ばれた男はやれやれと言った感じで紙の束を一つ手に取りそれを竜太に手渡した 「あの」 「なんやちゃんと口あるやん」 「僕カードゲームやりにきたわけでは」 「ジュース飲んだな」 pic.twitter.com/dKitJAY5HC

#令和にこんなMOZ漫画が見たい 何が起こっているのかわからず立ち尽くす竜太をよそに、スグルは大地たちが使っていたカードと同じような紙の束をカバンから取り出した 「ドラゴンと鉄、選び」 (・・・鉄？) 選択肢の不均衡さに疑問を感じながら、竜太はわけがわからないまま沈黙するしかなかった

#令和にこんなMOZ漫画が見たい 「お前ら感想戦に夢中やって。しばらく前からいたん」 スグルが笑いながら話すと大地は「そうなの？」とはにかんだ 「まあええか。とりあえず大地の友達っちゅうことはわかった。んじゃやろうや」 畳み掛けるスグル 「男ならごちゃごちゃ言わずに紙で挨拶。座り」