#推しinfo で担当する推しにつながる #博物館 情報。 #手袋を買いに #ごん狐 の #新美南吉記念館 で #文豪とアルケミスト タイアップ特別展「本に押し潰されて死ねば、本望です 〜 #南吉と読書 ～」をご紹介 oshi.info/2024/08/30/225… #博物館マニア #museumania #新美南吉 #ごんぎつね #文アル

ダダイズムは二度目に起る時は半ばダダイズムの意味をなくしてゐる。 （略） ダダイズムが重なつてゆくうちいかなるダダイズムも新鮮味を失ふときが来るに違ひない　即ち救ふことの出来ない退屈である（1/2） （昭12.1.29 友人の河合弘へ宛てた手紙から） #南吉と読書 pic.x.com/rzzgjy09ch

文圃堂にはそのころ福井研介君（現在ロシヤ文学）がおり、賢治全集が発行されるごとに、わざわざ届けにきてくれた。（略）南吉ももちろん、そのつどに読み、難解な方言を聞きただし、賢治のひととなりについて、質問したりしていた。 （巽聖歌の回想／『新美南吉の手紙とその生涯』より） #南吉と読書 x.com/gonkichi01/sta…

それは君が詩を解さないからであるとは思はない　君の精神活動がヴイヴイツドであるからに相違ない （略） されば君は“春の岬”を越えよ （昭15.1.21 友人・河合弘宛葉書より） #南吉と読書 ※南吉は三好達治の詩集“春の岬”を気に入り、河合へ送っている。上記は河合の感想に対する南吉の返信。 x.com/gonkichi01/sta…

午後は女学校で折口信夫氏の講演がある筈だつた。 （略） 「萬葉集の成立」と書いた紙が床の柱に貼つてある前で、始めて見る折口信夫氏はテーブルを前に立つて話してゐた。眼がねをかけ、格好のよい頭をわけ、肩はゞのある胸を、鼠か黒の背広につつんでゐた。（1/2） （昭14.1.28 日記） #南吉と読書 pic.x.com/hdf0ruhr4q

私は、芭蕉と西行の事をきくといつでも、枯れた野はらを歩いてゐる、枯木の様な老人を空想する。それが芭蕉である、西行である、それは秋だ。彼等はさみしい漂泊の人である。だから、秋もやはり概念的に、私等にとつてさみしいのだらう。 （昭5.9.15 中学時代の作文の下書きより） #南吉と読書 pic.x.com/b2aoigvsdc

森鴎外の作品集をやつと読み了つた。 （略） “阿部一族” に於る殉職者の心理、殉死をゆるす殿様の心理及び “高瀬船” の罪人と役人の心理に、観念的でない解釈を与へてゐるのが面白い。この文章のスタイルもすきだ。少しもきどらず、（1/2） （昭8.7.8 東京外語時代の日記より） #南吉と読書 pic.x.com/yg6smzaylb

芥川全集の評論集を借りて来て読んでゐる。（略）芥川といふ人は自分のことを天才と思つてゐるものゝやうだ。そして又自分をキリストやストリンドベリイやゲーテと比較してゐるらしい。それはそれでよいと思ふ。君はどう思ふか。 （昭10.3.12 友人の河合弘へ宛てた手紙から） #南吉と読書 pic.x.com/tyzyjzjggz

紅葉の「二人比丘尼色懺悔」を読みぬ。傑作なるかな。 同じく「恋の蛻」を読みぬ。ものたらぬ心地す。 芥川の「首の落ちた話」を読みぬ。すぐれたるかな。 竹友の詩を読みぬ。 （昭4.7.30 中学時代の日記より） #南吉と読書 pic.x.com/6cx3ovs268

久米正雄の「地蔵教由来」を読んで了ひ、長篇「破船」を読み始めた （略） 図書部でドストエーフスキイの「罪と罰」中村白葉訳及び詩の作り方研究を借りて来た。 　× 詩に進まうか小説に進まうか。 　× 「罪と罰」！　何かを獲得するぞ！ （昭4.10.4~5 中学時代の日記より） #南吉と読書 pic.x.com/v1vqjp6l5j

ゴーリキイの三人の追憶のトルストイの部も読んでしまつた。ゴーリキイはトルストイに親炙して、これは偉大な人間、だが聖者ではない、聖者と思はれたい欲望を持ち、人に押しつけることさへあつた人間として見てゐる。恐らくその見方は正しいのであらう。（1/2） （昭14.6.4 日記より） #南吉と読書 pic.x.com/5zj5l9pd6u