#古武道夜話　よく後進の人に「位を取るとはどういうことですか？」と聞かれる。それは体が居着かず勝ってもさらに三重五重と打てる心身の状態だよ、と答えてもこれから何年も修行しなければ分からないことだ。思いつくのは「無苦庵風流記」や「花の慶次」の一節、秀吉にあれやこれや言われる⇛

#古武道夜話　新陰流や他の流派でも「水月」という言葉があると思うが、新陰流ではずばり「間境」（まざかい）のことを指す。間境とは時代劇などで「見切った」と、敵が斬ってきても体を動かさずぎりぎりで躱（かわ）す距離のことだ。⇛

#古武道夜話　剣術では斬る時に刀は「物打ち」で打てと教える。物打ちとは刀の切っ先から3寸（約９ｃｍ）のあたりの部分だ。刀匠・清麿の刀は特に物打ちの部分の刃が厚くなっている。それは彼が「斬る」ということを深く理解していたためかも知れない。謎がある。新陰流系で使用する竹の袋竹刀⇛

#古武道夜話　居合は全て片手で抜く（正しいかな？）。柳生制剛流を流して稽古すると、私の場合は居合の基本３本、立会抜刀、表２本、裏８本、７箇条７本、五箇条５本、別伝１本、極意２本、砕き３本、で２９回は定寸の真剣（古刀、伝宇陀）を片手で抜いている。他流派ではもっと多いのではと思う。⇛

#古武道夜話　私などが語ることではないが、負けて泣くということはその前の肩にかかっている期待や自尊心によって平常心を失っていることのように思える。対した選手が彼女を尊敬して喜ぶことをしなかった。武道はやはり単なるスポーツではない。

#古武道夜話　前スレッドで新陰流の「相掛け」と説明したが、敵が「勝った！」と思って全力で太刀を打ってきた時に初めて成立する技だ。実戦では刀の刃と刃を打ち付けるので、使う確率は低いと思われるが、これを使う時はまさに必殺となるはずだ。新陰流門弟同士の稽古だと、この技を封じる稽古も⇛

#古武道夜話　新陰流には「相掛け」という技があるが、これは稽古中の随所に必要となる。新陰流は「活人剣」、即ち相手を思う所に十分に打ち込ませ、それに反撃して勝つ事が最重要となるが、「相掛け」は相手の太刀に自分の太刀を「当てる」所から始まる。相手の振り下ろす太刀の「慣性」を⇛

#古武道夜話　のスレッドを「リプライ」で続けたために、アーカイブをリクエストしてZIPにして貰ってもリプライの部分が全部抜け落ちている。無料で使う以上は仕方がないかと諦めて、最初のスレッドをXで開けて、以下のリプライをコピペすることにした。重要なものだけでも相当な時間が掛るな。

#古武道夜話　日本刀は登録してあれば試斬しても問題ないだろうと言う人がいるので書く。そういう私も制剛流を学んで15年しか経っていない。真剣を使い出したのはこの数年だ。それでも先輩の稽古を見ると未熟だと思う。逆に新しい人の抜き方を見ると「あぶない」と思うことが出来るようになった。⇛

#古武道夜話　が結構溜まったので一括ダウンロード！と思って届いたアーカイブを開けてみたら、リプライで続けた投稿が入っていない！「スレッドの追加」でやらなければならなかったのか！？リプライする場合は全て同じタグを付けなくてはならない？

返信先:@onigiriyabuheiこの記事をもとにして素人の試斬と剣術の違いを投稿しました。素人と修練をした人の身体の使い方の比較を述べたので、内容にはあまり影響しませんでした。しかしよく事実を確認しなければなりませんね。切腹！#古武道夜話

#古武道夜話　細川藤孝（幽斎）は戦国武将であるとともに第一級の文人でもあったというが、よく知らなかった。「葉隠」を読んでいたら、京都の三条家から『古今伝授、源氏物語奥義、二十一代口訣の切紙、和歌の三神人丸の正軆、八雲の大事の伝授』、を一時預かったとある。つまり宗家を三条家の⇛