好きな映画やドラマ音楽からベスト3を選ぶとその時々で変わったりするけど好きな本ベスト3からこの本が消える事はないな 久々に読もっ〜と #半村良　#太陽の世界

困難が大きければ大きいほど、それを乗り越えたあとの平和と繁栄も大きく長くなるに違いない #太陽の世界 pic.x.com/qc4oky5qli

#半村良 #太陽の世界 #選ばれざる者 ああ、そうだ、一つ忘れてた。 ブリンコ王カヤンの掠奪を前に、長河美術工芸国タゲルが 「美しい首都ヘロンは捨て、都民は逃がす。大事なのは人間と、その精髄である工芸だ」 と言い切って遷都した話があったが、そこは無事復興していた。いい話だ。泣けてきそう。

#半村良 #太陽の世界 #選ばれざる者 ここから先、19巻未収録回はどうなったのか？ タルボの旅はどう決着がつく予定だったのか？ 80巻でどういう展開になり、どう終わる予定だったのか？ 一読者としては、やはり、最後まで読みたかったよなあ。 以上です。 長らくご清聴有難うございました。

#半村良 #太陽の世界 #選ばれざる者 ともあれ、あまり入手の簡単でなかった15-18巻は、話が大陸全土レベルになり、民族がかなり増え、民族学的にもとてもアツく読めたパートです。 もし、1-14巻を物理書籍で持っている（今となっては珍しいであろう）方か、Kindleをお持ちの方は、是非どうぞ。

#半村良 #太陽の世界 #選ばれざる者 何が困るって、17巻までなら 「ちょうど綺麗に話が収束してるし、諦めもつくか」 だったんだろうが、18巻だと 「新編の最初の巻じゃん！　伏線もまだ残ってるどころか増えてんじゃん！　ここで未完なのかよ！」 と居ても立っても居られなくなることだ。 マジかよ！

#半村良 #太陽の世界 #選ばれざる者 そういや、東山宗教勢力仮想現実物象化念力使い僧クメル、どうしたんでしょうね。 人造鉄武器と人造宝石を量産した後、健康を壊して、また引きこもりが長くなった、というところで終わっている。 それとも俺に読み落としがあるのか？

#半村良 #太陽の世界 #選ばれざる者 そして、ルカはかつて反ラ・ムー勢力デギル二代目当主トマ討伐部隊にいた。 そこで彼らが王子ドワタの奪回に失敗したことが、ドワタの異国における悪王としての乱暴狼藉という、考え得る限り最悪の顛末を迎えてしまった。 ルカ、立場と胃が悪くなってなきゃいいが…

#半村良 #太陽の世界 #選ばれざる者 そして、移民地区を管理する宗教施設アレフロン寺管長ルカのことを思うと、気が沈んでくる。 「カゲルの馬鹿…あれほど警戒していた念力の血脈の流出を、よりによってエージェントのお前がしてどうする…」 くらいのことは思っていてもしょうがないところだ。

#半村良 #太陽の世界 #選ばれざる者 あるいは、タルボはひょっとしたらラ・ムーにたどり着けるかもしれない。 だとしても、移民地区で終わりだ。アム族の一員には決してなれない。 まして念力を得ることはそもそも不可能だ。マール国首都テメト・ジャロで見た巨石の墓の主アマリスコならともかく…

#半村良 #太陽の世界 #選ばれざる者 そして。 タルボの旅は、このままではラ・ムー属領マテロ国で終わる。 バスラ家がここを、異民族がラ・ムーに憧れながらもたどり着けないようにするための、防衛線兼人材雇用商圏としたからだ。 この案はバルダも承知だ。その上でタルボを励ましたのだ。人が悪い…

#半村良 #太陽の世界 #選ばれざる者 また、念力の血脈の流出問題は、ラ・ムー中枢部は水際作戦を取っているが、もう既にそれはとっくに破れており、既に危機的状況にある。 カヤンと3人のしもべは、男は殺せ女は犯せ方式で掠奪していた。子はきっとたくさんいる。ロモロもそうだろう。もう手遅れだ。

#半村良 #太陽の世界 #選ばれざる者 また、バスラ家には、事の大きさ故に、民衆にも王宮にも知らせていない火種がある。 牧畜民ハラト悪王クヌピの廃人化と軟禁。クヌピ残党の誅滅。ハラト再統合国の商圏化。 特に前者二つは外務庁の仕切りだ。バスラ家は握り潰しているが、早晩バレるし、揉めるぞ…

#半村良 #太陽の世界 #選ばれざる者 また、特に王は、これが超特大外交問題だと理解したはずだ。 事の大きさ故に民衆に知らされていない可能性はあるが、新規部門・外務庁は知らないでは済まされないだろう。どう出る気だ？ まさか、当事者であり窓口だが欲深で信用ならんバスラ家に当面一任したのか？

#半村良 #太陽の世界 #選ばれざる者 いろいろ伏線が残っている。 ラ・ムー元王子ドワタ、すなわち長河における暴虐の新ブリンコ王カヤンは、戦に負け、死んで、灰になり、ラ・ムーに還されたはずなのだ。 王は、王妃は、弟王子は、どんな気持ちでこれを受け止めたのだろうか。

#半村良 #太陽の世界 #選ばれざる者 念力使いのバルダはひとっ飛びでラ・ムーに帰れるが、念力のないタルボが行くには十年かかるかもしれない。というか、生きてたどり着けるかすら怪しいのだ。 さて、どうなるか… といったところで、『太陽の世界』未完最終巻18巻『選ばれざる者』、終わる。

#半村良 #太陽の世界 #選ばれざる者 そんなタルボを、はるか高みから、ラ・ムー武装隊商隊長バルダが見下ろす。 あの者、果たして行きつけるか。 かつてラ・ムーから送り出した小僧カゲルは、長河で王になった。 長河の小僧は、ラ・ムーに来れるのだろうか。

#半村良 #太陽の世界 #選ばれざる者 タルボにとって、先導船の皆は今の家族だ。先導船は今の故郷だ。土地に住んでなくても、故郷を出奔して旅する立場だろうが、だ。 故郷を失い、漂泊の旅を経て、新たな故郷となるべき約束の地、ラ・ムーにたどり着いた、アム族と、妙なところで通じるところがある。

#半村良 #太陽の世界 #選ばれざる者 キズマ隊長の先輩にあたる主船の人夫隊長は唖然としている。 先導船の連中、別してキズマ隊長、最低賃金人夫のタルボに、随分と肩入れしてるな。 先輩の面目を立てて、キズマ隊長が渡した給料の債権書粘土板（賄賂！）で、タルボは先導船に返される。 ただいま！

#半村良 #太陽の世界 #選ばれざる者 まずいことが起きた。 船のために頑張る立派な小僧であるタルボを失った悲しみで、先導船の士気がガタ落ちした。 キズマ隊長としては捨て置けない。 主船に交渉する。 こんな事情だ。タルボを返してくれまいか。

#半村良 #太陽の世界 #選ばれざる者 主船でいきなりこき使われ始めるタルボ。 一方、先導船では。 タルボの丁寧な船支度を前に、人夫たちが神妙な気持ちになっていた。 人事異動のことも知らず、一人で丁寧に船のために準備をしていたんだな。 立派な奴だ。 あいつが、もう、いないのか。 そうか…

#半村良 #太陽の世界 #選ばれざる者 タルボ、泣けてくる。 キズマ隊長、オグロ爺さん、先導船の皆。 家族のようだった。 別れの辛さを、美味い飯と、枝と幹の打楽器と、餞別の故郷の舞で打ち消すオグロ爺さん。 故郷はどこですか？ タルボの問に、オグロ爺さんは無言で舞い、やがて言う。 忘れた。

#半村良 #太陽の世界 #選ばれざる者 何か。 人員配置の変更があった。 仕事熱心で意欲のあるタルボは、先導船から主船に異動になった！　出世のチャンスであるし、また目標のラ・ムーに近づけるチャンスでもあろう。 （そのタルボが姿を現さなかったらそりゃ皆心配するわな）

#半村良 #太陽の世界 #選ばれざる者 タルボは、一個大事なことをしていなかった。 報連相だ。 遅くまで集合地点まで姿を現さないので、叱られる。 あー…そりゃまあ怒られるね…可哀想… だが、それにはいろんな背景があった。