読書「万葉代匠記1 契沖全集第一巻」万葉代匠記惣釈（初稿本） 和歌は人ことに胸中の俗塵を払ふ玉ははきなり。（略）たとひ儒教をならひ、釈典をまなへとも、詩歌にたつさはらさるひとは、胸中つゐに塵俗をはらはすして（略） 大意 和歌は人の胸の奥の俗な醜い汚れを払う。儒教仏典でも払えない塵を

読書「万葉代匠記1 契沖全集第一巻」岩波書店1973年。万葉集巻第二 166大来皇女オオクノヒメミコ 磯のうえに 生ふる馬酔木を 手折らめど みすべき君が 在るといはなくに 馬酔木アセビ、契沖読みはツツジ 此皇女の御歌、此集（万葉集）に以上六首を載たり。ともに恩愛ふかく、あはれなる御歌なり

読書「万葉代匠記1 契沖全集第一巻」岩波書店1973年。万葉集巻第二 166大来皇女オオクノヒメミコ 磯のうえに 生ふる馬酔木を 手折らめど みすべき君が 在るといはなくに 馬酔木アセビ、契沖読みはツツジ 此皇女の御歌、此集（万葉集）に以上六首を載たり。ともに恩愛ふかく、あはれなる御歌なり