『新古今和歌集』では、同じ歌が 「春過ぎて夏来にけらし白たへの衣干すてふ天の香具山」と載っていますが、万葉集の歌のほうが好みなので、そちらを書いてみました。 絵葉書は、複弁蓮華文軒丸瓦（奈良国立博物館蔵） #書写 #好きな短歌を書いてみる #持統天皇 #万葉集

さて、持統天皇の御歌 青空、木々の緑、白い衣…が、すがすがしい。 持統女帝が統治した藤原京は、694年、畝傍山、耳成山、香具山の大和三山の内側につくられました。丘のような山々を、内裏の高殿から見渡していた権力者の堂々とした姿が想像されます。 #書写 #好きな短歌を書いてみる #万葉集

ただ大声を張り上げるのではない、一方的かもしれないけれど、約束が込められている。そんな気がする。 選挙演説で叫んでいる人は、ボリュームが大きいだけなので、思いがなかなか聞き手に届かない。 お腹に力をこめてフォルテで伝えないと… #書写 #好きな短歌を書いてみる #千葉聡

6月22日の書写：好きな短歌を書いてみる⑦ フォルテとは遠く離れてゆく友に「またね」と叫ぶくらいの強さ　　　　　　　　　千葉　聡 ピアノを習っていた子どものころ、楽譜や音楽記号は毎日見ていたのに、今では楽譜が読めるかどうかも心もとない。 #書写 #好きな短歌を書いてみる #千葉聡 pic.twitter.com/clQFQXK7Rv

芍薬ならば… 薄い花弁が重なった、やわらかく、重力に逆らわないくたっとした感じ… 漢方薬にもその名があるから、何かの薬効が降りかかっているのかもしれない深く、ふかく、眠れそう 絵葉書は、出久根育「マーシャと白い鳥」 #書写 #好きな言葉を毎日書く #好きな短歌を書いてみる #小池光

北、冬、白　という透徹したイメージの作品が多いが、この歌は、動きがある。 陽に焼けて引き締まった漁夫、網から逃れようと身をよじらせる魚、筋肉と筋肉の躍動に朝の光がさす それだけの光景だけど…　なんとまぶしいことか #書写 #好きな言葉を毎日書く #好きな短歌を書いてみる #安永蕗子

6月12日の書写：好きな短歌を書いてみる⑤ 終るべき生命をもちてあかつきの漁夫も獲られし魚もかがやく　　　　　　　安永蕗子 歌集の章立てを何と呼ぶのかわからないが、この歌は『魚愁』Ⅴ北方帰依　に収められた「帰投」と題されたグループの一首 #書写 #好きな短歌を書いてみる #安永蕗子 pic.twitter.com/Bhj2RS0uyq

「晴れ」か「雨」にすれば字数がぴったり収まるのに、わざわざ一字空けて「曇り」と字余りにしたところ、後ろに残念顔のマークをつけたいくらい。壮大な自意識と、一億年後の誕生日の天気を気にする小心さの同居がクスッと笑える。絵葉書は、草間彌生 “ Toadstool ”#好きな短歌を書いてみる #穂村弘

一億年後の誕生日… 私はこの世にいない。私を知っている人たちもいない。 高校生は、日本史世界史をどこからどこまで勉強するのか？　そもそも日本という国がまだあるのか？ 時間の幅を広げると、世界の見え方が変わる。#書写 #好きな言葉を毎日書く #好きな短歌を書いてみる #穂村弘 pic.twitter.com/6yLkY84oAb