なだらかな低地で若菜を摘む。 江口.神崎.蟹島など遊里は淀川の河口近くの港にある。 #平兼盛 は #百人一首 歌人で 天徳内裏歌合(960年)で #壬生忠見 と勝負した人だが 身分ではなく人間性において格が違うというか 忠見が勝負なんかに頓着せずさっさと帰った気持ちがわかるな~ 人で遊ぶな!と思うよ。

なかったら、探し求めながら気晴らしの慰みに若菜を摘みましょう) " わらびもえず "←は #平兼盛 の歌にある、春になって新芽が出てからの成長をよくするために枯れ荻を焼く野焼きの火にも掛かっている。 彼らの目当ては成長した若い芽=若菜なのだ。 " 片岡 "←は片側が急斜面になっている丘で反対の

ゃないか?妄想じゃなく #平兼盛 の歌👇 今日よりは　荻のやけ原　かき分けて　若菜つみにと　たれをさそはむ (今日からは荻を焼く野原をかき分けて、若菜を摘みにと言って誰を誘いましう) 藤原顕忠の返歌👇 片岡に　わらび もえずは　たづねつつ　心やりにや　若菜つままし (片岡に蕨が芽を出してい

『#大和物語』の #右近 の話は81~85段まで 86段「若菜」は藤原顕忠(時平の次男)と #平兼盛 の贈答歌の話が 一見そぐわない感じで置かれている。 男2人が正月頃、のどかに若菜摘みに行く相談をしているのだ が、85段「うつせ貝」の続きで関連しているなら納得だ 一緒に買春に行く相談←これしかないんじ

た意味、思いを分かってくれる人はいない←というふうにも読める。 #壬生忠見 の→思いを言葉で染める #平兼盛 の→思いが色に出る ↑から #紀貫之 は 思いを色として言葉で うまく染めて見せたいし見せるんだけど なかなか難しい、分かってくれる人ってなかなかいないよなぁと嘆いている。

『#拾遺和歌集』恋の巻頭には #壬生忠見→#平兼盛 と並んで 天徳内裏歌合(960年)の20番勝負の歌2首が収載されている。 その次が #紀貫之 の こちらの 題しらず の歌👇 色ならば　移るばかりも　染めてまし　思ふ心を　知る人のなさ (もし色であるならば染み付き染まるほどにも、きっと染めるんだろう

" 染め "←に掛けて色を染めるように思いを染める " てふ=と言う "←という直接表現を視覚的な " てふ=蝶 "←に仮託し帖(冊子本)に変換して 内容や込めた思いを色のように " 染め " た←と表現してみせた。 #壬生忠見 の「恋すてふ…」の歌を読んで改めて #平兼盛 の「しのぶれど…」の歌を読んでみる

れないように堪えたところ、物思いか?悩み事か?と人が問う) 『#拾遺和歌集』恋では 歌合で負け とされた #壬生忠見 の「恋すてふ…」の歌が巻頭歌として #平兼盛 の「しのぶれど…」の歌の前に置かれて並んでいる。 「恋すてふ…」の歌で忠見は色←という語は使っていないけれど " そめ=初め "←を

思いか?と人が問うほどに) 心中に秘めた思慕の情が恋の苦悩に耐えかねて外見に現れるという慣用表現は『#万葉集』からあり #平兼盛 の「しのぶれど…」の歌はこの古歌を踏まえているという👇 恋しきを　さらぬ顔にて　しのぶれば　物や思ふと　見る人ぞ問ふ (恋しさを何事も無いような顔で人に気づか

#百人一首 39 天徳内裏歌合(960年)の20番勝負で左方が #壬生忠見 の「恋すてふ…」 右方が #平兼盛 のこちらの歌で、勝ち とされた👇 しのぶれど　色に出でにけり　我が恋は　物や思ふと　人の問うふまで (人に気づかれないようにするけれども色=表情.素ぶりに出たのだなぁ、私の恋は、思い悩みか?物