#平行世界の漫画映画史 田川水泡や手塚治虫、藤子不二雄による日本のアニメ作品は、翻訳の入念なローカライズや、メル・ブランクやドーズ・バトラーといった声優の素晴らしい演技により、太平洋の向こう側でも人気を得たのである。

#平行世界の漫画映画史 「科学少年J. Q. 」あたりかな？ギャグ物は史実より入ってこないかも？

#平行世界の漫画映画史 「サザエさん」は国際的に輸出され、"The Flintstones"はアメリカでしか放送されない世界線？

#平行世界の漫画映画史 日本が勝利した世界線だと藤子不二雄作品とかもアメリカに輸出されているんだろうなあ。逆にこの世界線で"Astro Boy"になりうるアメリカのカートゥーンは何だろう？

奇妙なのは、同時期日本でも「フクチャン」を起用した納税映画が作成されたが、42年→43年→44年と白黒、パートカラー(2色富士天然色)、オールカラー(3色富士天然色)と変化していった点である #平行世界の漫画映画史

#平行世界の漫画映画史 [44年の精神] 1942年の[新しい精神]、1943年[43年の精神]に引き続き制作された納税促進映画。流用部分である後半のみカラーで、前半部分はモノクロで制作された。 戦況の極端な悪化により1945年に相当する作品は作られることはなかった。

#平行世界の漫画映画史 アメリカの視聴者たちは、この日本のアニメ作品に、「ブロンディ」「シンブル・シアター」といったコミック・ストリップの影響を見出し、またそのエキゾチックさに惹かれたこともあり、「サザエさん」は大西洋の向こうでも大成功を収めたのである。

#平行世界の漫画映画史 1969年に始まった「サザエさん」のアニメは、数年のうちに過激さを失い、より日本の保守的な体制に好まれるようなおとなしい作風へと変化していった。皮肉なことに、この方針の変化は日本以外では不評であった。

#平行世界の漫画映画史　 事実、「サザエさん」の反抗的なキャラクターはむしろ、女性参政権が認められ、国内で学生運動、共栄圏各地で独立運動が起こるといった、「帝国の失墜」を象徴していた。

#平行世界の漫画映画史　 彼らの目論見の通り「サザエさん」は各国で人気を得たが、それは反抗的な妻や子供たちと威厳を失った夫たちの繰り広げるスラップスティックについてであって、保守的な家庭の理想像ではなかった。

#平行世界の漫画映画史　 長谷川町子による有名な日本の新聞漫画を原作にしたアニメ「サザエさん」は、理想的な日本の家庭像を世界に広めることができるということで体制に気に入られ、共栄圏各地に輸出が行われた。