僕が視てる｢赤｣と僕じゃない誰かが視てる｢赤｣は基本的には違うものだ、ということがわかるって大切なことかも知れない。

僕が｢心から｣という言葉をよく使うのは、心にあることを言おう、心にもないことは言わないようにしよう、という自制の表れなんだと思う。

違和感に慣れちゃダメだ。違和感を大切にしていけば、やがて「私だったらこうする」の輪郭が見えてくるから。

僕は怒る指導もしないけど、褒める指導もしない。何かのアクションに対して、その効果や意味だけを伝えるようにしている。 「この距離になった瞬間、キミの左前蹴りが飛んでくるから、僕は近づけなかった。」 全く褒めてないでしょ？ でもこれで必要十分なんだ。