きょうの1冊は尾形亀之助『美しい街』（夏葉社、2017）。 人生を通して書かれた55の詩篇。 短い言葉の中に、彼がいた場所の空気が映し出されるよう。 造本も美しく、合間に添えられる画家・松本竣介のデッサンもあわせて、静謐な時間を作り出します。 #急階段突き当たり pic.twitter.com/IpnehwU0CX

社会的／政治的役割から「母」を解放し、手あかにまみれたその概念を捉えなおすために。 産後うつに陥った人、流産を経験した人、産まないと決めた人、養子を迎えた人など、社会で埋もれる「声なき声」に耳を傾けた、魂ほとばしる〈ルポルタージュ・エッセイ〉。 #急階段突き当たり

きょうの1冊は『わたくし大画報』（ポプラ社、2024）。 ーわが家としては、つまらぬ記録でもないよりあった方がいい。 家族とのエピソードから、育児、イラストや装丁の仕事まで。イラストと共に刻む、“めったに自分を語らなかった”著者の貴重なエッセイ集。 #急階段突き当たり pic.twitter.com/DKNxIrnBmw

きょうの1冊は『つげ義春日記』（講談社文芸文庫、2020）。 「ねじ式」「紅い花」などの漫画で知られる著者。人気を博した1970年代後半、将来への不安や育児の苦労、妻の闘病と自身の心身の不調など人生の尽きぬ悩みに向き合う日々を、私小説さながら描き綴った日記群。 #急階段突き当たり pic.twitter.com/eXmIrM9wSx

きょうの1冊は坂田阿希子「わたしの料理」（筑摩書房、2024）。 「時短」や「お手軽」なレシピが爆増している今、手間をかけなきゃ辿り着けない「おいしさ」を紹介。 うきうきした気持ちで、感動ものの美味しい料理に出会える画期的な１冊です。 #急階段突き当たり pic.twitter.com/uvCXLwgpQI

路上の商い、寄席、芝居、見世物、ストリップ、句友、そして消えゆく放浪芸など。写真の間にエッセイが収録されています。 #急階段突き当たり

きょうの1冊はハン・ガン『引き出しに夕方をしまっておいた』（きむ ふな・斎藤真理子訳、クオン、2022）。 小説の邦訳も多い作家の、原点ともいえる「詩」60篇を収録。繊細な言葉の中に強さを感じる、そんな表現たち。 ーーー 神も 人間も信じない あなたの沈黙を記憶する私は #急階段突き当たり pic.twitter.com/y6ls4f9ZkY

きょうの1冊は、森まゆみ「会いにゆく旅」（2020、旅と暮らしの出版社）。 伝説のタウン誌『谷根千』の編集人として活躍した著者の、旅エッセイ。 紀行文集としてはもちろん、これから何処か旅に出ようと思ってる方へのガイドブックとしても、楽しんで頂ける1冊です。 #急階段突き当たり pic.twitter.com/GXEv9cPTHW

きょうの1冊は谷川嘉浩『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』（ちくまプリマー新書、4/10発売）です。 自分を忘れるほど夢中になれる「なにか」を探すために。自らのうちに存在する衝動を起動し、実験を繰り返すこと。縦横無尽に事例を飛び越えながら考える1冊です。 #急階段突き当たり pic.twitter.com/LQ3nqskVoa

きょうの1冊は片山令子『惑星』（2019、港の人）。 生きていくことの切なさをあたたかく包み込んで、希望のひかりとしての言葉を紡ぎ続けた人、片山令子。絵本の言葉にこめられた、繊細な観察眼と深い思いが、いま、ここに。 美しい心象風景に浸ってみて下さい。 #急階段突き当たり pic.twitter.com/WVW69lUgkr