#文庫の捕物小説 番外編その2。時代小説アンソロジーで捕物に特化したもの。春陽文庫や福武文庫が発掘できませんでした… pic.twitter.com/7MO5XjqdZF

#文庫の捕物小説 番外編その1。今世紀に入りデビューした作家、またはデビュー済みで開始した捕物帳に準ずる本たちの1巻(逢坂さんだけ2巻) 楽しく読みましたが、ミステリ要素は少ないです pic.twitter.com/5XBN9KnUl5

#文庫の捕物小説 日曜昼に続けてきたこのタグですが本編は今回で終わります 以前も触れたように、間口の拡大は良い事なのですが「これぞ捕物帳」みたいな作品が少数派になってきた感じで……もちろん面白い連作短編集は多くあります(近年は開拓を怠ってます)

#文庫の捕物小説 〈泣きの銀次〉宇江佐真理:1997 大店の若旦那だった銀次、妹が殺されその事件の解決のため、跡目を取らず岡っ引きに。死人を見ると妹を思いだし人目も憚らず大泣きする事から人呼んで「泣きの銀次」 3巻出てたの知らなかった… pic.twitter.com/V0lYalF4wb

#文庫の捕物小説 〈髪結い伊佐次捕物余話〉宇江佐真理:1997 床(とこ、店舗)を持たない「廻り髪結い」伊佐次の捕物帳、宇江佐さんのデビュー作。芸妓のお文や周囲の人々、後半では子供たちと人情味豊かな連作短編集 pic.twitter.com/UaHFid1aJE

#文庫の捕物小説 〈だましゑ〉高橋克彦:1996 第1作のタイトルの歌麿、第3作の春朗(若き日の北斎)など、浮世絵研究者でもある高橋さんならではのシリーズ、各巻ごとに主人公が変わる体裁で寛政ごろが舞台。『京伝怪異帖』はどちらかというとスピンオフ pic.twitter.com/MTwEjYxcj5

#文庫の捕物小説 〈佃島渡波風秘帖〉出久根達郎:1993 古書店主(閉店済？)かつ作家、出久根達郎さんによる佃の渡し守・正太の(広義の)捕物帳。怪異、人情、ユーモアとバラエティ豊かな連作短編集 各話のタイトルが歌舞伎の演目調、こういう遊びは大好きです pic.twitter.com/QgRxAwWPUf

#文庫の捕物小説 〈きたきた捕物帖〉宮部みゆき:2018 新シリーズ。第2作では〈ぼんくら〉のおでこが大人になって登場とか(文庫派なので2作目は未読)　『初ものがたり』の稲荷寿司屋の正体が気になっていたのですが、ライフワークにされるとのことで、これからが(親爺の正体も含め)楽しみです pic.twitter.com/2c6YRYaHGe

#文庫の捕物小説 〈ぼんくら〉宮部みゆき:1996 シリーズ名は"ぼんくら同心"四十路の井筒平四郎から。第1作が長編なのも特徴 煮売り屋のお徳さんが実に良い。時代としては『初ものがたり』のだいぶあと、『きたきた捕物帖』の少し前です pic.twitter.com/i0leqqLBUS

#文庫の捕物小説 〈回向院の茂七〉宮部みゆき:1991 『ふしぎ草紙』では脇役ですが『初ものがたり』では主役 後述の〈ぼんくら〉〈きたきた〉にも茂七の関係者が登場する、"宮部作品の江戸"を繋ぐ重要なキャラクター 先日まで日曜朝に再放送されていたドラマも(家族構成が変わってましたが)良作 pic.twitter.com/6zKItwn4g5

#文庫の捕物小説 〈霊験お初捕物控〉宮部みゆき:1991 単巻は講談社から出ていますが、初出は『かまいたち』に収録の「迷い鳩」と「騒ぐ刀」 みんな大好き南町奉行根岸肥前守の時代。いわゆる霊視のできるお初の捕物帳。解決そのものは霊視に依らないので十戒的にはセーフ pic.twitter.com/AExFVJtUz2