240710 #日々の詩 #詩 明け方にねむりながら ねむりながら詩を書く いつだってデバッグの間違いによって コードは書かれて消され繰り返す 海よりも深い地層で にんげんはできている 最近話が合うのは 年齢の近い医師だった 彼女と仕事をこなすことを話し （続きは画像にて） pic.twitter.com/238NvdZWmb

240709 #日々の詩 #詩 sassato 例えば朝刊を配りに来る バイクの音を楽しみに待つ 午前三時に 家族の寝息を聞きながら やることはさっさと片づけないとと 燃えるごみをまとめて 観葉植物のダンスパーティー 昨日は二万歩あるいたのだった 虫たちには寛容でいなければならず （続きは画像にて） pic.twitter.com/yvNBxnWUxG

240708 #日々の詩 #詩 ゆうれいちゃん 夏の盛りの午後二時になると 決まって隣にゆうれいちゃんが来る 小学校二年生くらいのおかっぱの女の子 白い浴衣で足はないが どうやら害は与えないらしい ことを二日経って知った 夕食の午後五時半になると帰るので （続きは画像にて） pic.twitter.com/7Z7T4SLmoV

240707 #日々の詩 #詩 おばけのおやつ 飼っていた犬が 心安らかにおばけになって 一緒にクッキーを食べている おばけにもおなかはあるのかと思ったら おいしそうにクッキーを食べているので この子は大丈夫なんだと思えた しあわせ？ 苦しかったことも しんどかったことも （続きは画像にて） pic.twitter.com/GC5GxmMU21

240705 #日々の詩 #詩 みずっぽいもの 朝起きると 水道管が愉快に歌っていた 家はみずっぽいものが好きなのだろうか すべての家具が合唱し 虫たちはひそひそとささやきあい 植物などひっそりとして 自分の存在を明かさず 今日の夜 花開こうとしている （続きは画像にて） pic.twitter.com/qWKx36Fr5M

240704 #日々の詩 #詩 ねむらない城 夜が更けて しんしんと静まっていくのを 城は ひとりで聞いている にぎやかさも 明るさも 城には関係のなく ただそこに 悠久の時があればよかった わたしたち いま・ここで・生きている ものたちは すべてを言祝ぐために 生まれて来て （続きは画像にて） pic.twitter.com/GzZR6Ibyik

240703 #日々の詩 #詩 It' s a small small world 雨がこの地域一帯の夜を揺らす 朝四時は早朝と深夜のあわい わたしたちは小さな世界で 寝て起きてキリキリし ひりひりして食べて飲んで眠る その繰り返しの生活が 単純で力強いこと まなざしはまっすぐに いまこの時を生きている （続きは画像にて） pic.twitter.com/k59UGFBP4E

240701 #日々の詩 #詩 記憶の源流をたどると 記憶の源流をたどると 彼は音があったと言い わたしは本があったと言う 彼はよくうたうひとで わたしは本をよく読むようになった 兄が、笑わなかったから 母の読み聞かせは必死だった 純粋にわたしは楽しんでいた （続きは画像にて） pic.twitter.com/CyaAf5qx0u

240630 #日々の詩 #詩 深い河のようなひと 深い河にはなにが流れていると思う？　心や気持ちがよどみなく 詩人はいつも悩む、おいしい食事に新鮮な野菜は必要だ 冷蔵庫には一週間前に買った卵が整列している 割られることを待つためだけに彼ら彼女たちはだまっている （続きは画像にて） pic.twitter.com/pf938CnHNa

240628 #日々の詩 #詩 ならちょうの一日 朝 神前橋の神社に毎朝拝みに行くのよ と言うおばあさまの足は逞しかった 若くていいわねと言われるけれど筋 肉は減っていく一方でこの町ではみ な朝に一瞬だけ蝶になったり鳥にな ったりできることがある朝ごはんを （続きは画像にて） pic.twitter.com/KKfDa7Rm18

240627 #日々の詩 #詩 先生と生徒　ソネット連作 30歳を超えてみると、様々な名物教師たちに会うことが多くなりました。詩人の先生にも出会えたりして、なかなかに面白いです。小学生時代、詩を書けと言ってくるのに本人は全然詩を書かない先生がとても不思議でした🤔愛すべき先生たちをソネットに。 pic.twitter.com/vND6GwBPug

240626 #日々の詩 #詩 Re:うん。　ソネット連作 過去作です！ 作品のアイデア書き出しから制作していた春先は個人的に体調が乱れていて……書き上げた次の日動けなくなったことを覚えています。今は元気です😊 思ったことをかたちにすることがほんとうに難しいことを知りました。 pic.twitter.com/U1kOwisB9L

YouTube朗読チャンネルやっています！ #日々の詩 を書き上げたらボイスメモで録音し、聞き返して推敲してYouTubeにアップしています！ 毎日お昼前更新🌟 チャンネル登録・ご視聴どうぞよろしくお願いいたします。 youtube.com/channel/UCP9VK…

240625 #日々の詩 #詩 梅雨ごもり　ソネット連作 定型へのあこがれがあり、ソネット（14行詩）、31音一行をためしています😊カプレット（2行一連）、17音もためしてみたいけど、ソネットと31音が今のところしっくりくるようです。 pic.twitter.com/04G11Lt0Z2

240625 #日々の詩 #詩 陸の王　ソネット連作 pic.twitter.com/0iKjQkSjM9

240624 #日々の詩 #詩 ものづくりとこしらえ　ソネット連作 pic.twitter.com/fN9s4ng7Fo

240624 #日々の詩 #詩 一千年後に届けたい　ソネット連作 一行詩をソネット形式の連作にして書くのにハマりました。お好きな一行詩があったらさいわいです。 個人的には「滑った加山雄三」と「紫式部がとつぐ」が好きです😊 pic.twitter.com/kg5HSMy8r5

240624 #日々の詩 #詩 雨上がりのソネット 豪雨が嘘だったかのようなにちようび にちようびが足りていなかったので めぶきの市に向かう バスから見える新緑、二度と見えない きれいね ことばを交わし合うわたしたちが ただの生き物であるとするなら 喜びあい悲しみあい （続きは画像にて） pic.twitter.com/ojKfFiUoPG

240623 #日々の詩 #詩 ネッシーは友人がほしい ネス湖について考えていると ネッシーにもし自分がなったらという想像を 働かせる 知っているアルファベットは 湖の「水泳禁止」の看板に書かれているもので 彼女は孤独死しそうだった 鏡を与えられていなかったから （続きは画像にて） pic.twitter.com/38GQcsxi2d

#星々文芸博 売り出します💪 最新詩集『暦の中を吹く風と』(私家版) ありがたいことに文学フリマ東京で完売し、増刷しました！ 2023年に発表した #日々の詩 #詩誌ラヴァーグ 、詩誌ハルハトラム、あるきだす言葉たちに掲載・発表していた詩、未発表の詩を収録！800円です！ pic.twitter.com/X1ua7WgbAO

240622 #日々の詩 #詩 満月の土曜日 満月の日 退屈するほど寝ているところ 雨上がりですね を合言葉に 朝から集まる 川はいつもよりも水位を増し 鳩たちは羽ばたく 今日も誰かの誕生日である 実家に残してきた愛犬も もう高齢になって ラジオ体操で集まる人々の （続きは画像にて） pic.twitter.com/pMBN4EHUxE

240621 #日々の詩 #詩 夏至の川 陽が一番長い日に 川べりを歩く たいへんあついと思いつつ 喃語の発生の極致 知らないことが恥ではないこと いくつなんですかという質問に 質量を尋ねられたように答える母親 娘はわたしにむかって すこし生えそろった歯を見せて （続きは画像にて） pic.twitter.com/b9w4WEpkkI

240620 #日々の詩 #詩 休息 安寧の地で安らかに 穏やかに暮らすこと ただひたすら 淡々と生きる術 わたしたちは英雄ではない 愚かさを愚かさとして いま／ここで 何も為せなくても 思い出す／思い返す ただそれだけのことが 歴史を繰り返さないために 刻まれた使命 （続きは画像にて） pic.twitter.com/yslqIhoDKH

240619 #日々の詩 #詩 眠り 重たく眠く 澄んでいる空の光合成 楽しいと思う気持ちの発生 あなたは何を食べてきたの ひとが労働することの 確かさ／ままならなさ 詩人が働くことの 口笛と美しさ 川は海へ行く 流れはただ詩人たちの明晰夢でしかない 夏に無の眠りの （続きは画像にて） pic.twitter.com/VUV4G1Qgdt

240618 #日々の詩 #詩 天国についてパパは語った パパ、お願いだから眠っていて あたしがひとつしかない体を 自分のものとして愛すために 雨の日にはパパの知らない もう一人のあたしになる 輝く地下であたしは チョコレートを分けてあげる それはかあいそうでもなんでもなく （続きは画像にて） pic.twitter.com/BjzfkEZiLK

240616 #日々の詩 #詩 ほんのり 梅仕事の季節になり そよやかににおう風が 耳元を吹き抜ける 雨が降ったら休みですよ あくびをするために口はある 何事も いまあるもので充足することが いちばんのしあわせ 満ちるということを 知るために きっと働くことはあるのだと （続きは画像にて） pic.twitter.com/jw5Olkm889

240615 #日々の詩 #詩 ハートランド 王国ではたまに こころをもくりもくりと やり過ごすために ビールを飲む週末が 用意されているらしい ぬくとい湯と 冷えたハートランド コインランドリーは果てなく 会社員のシャツを洗う ハートランドの中で 現代詩のシャツを脱ぎ捨て （続きは画像にて） pic.twitter.com/cnQCpmGOhA

240614 #日々の詩 #詩 三十分の乗り切り方 三十分の乗り切り方は 五分後に五分経った自分を静観することだ 五分前にぼくは美容院に行ったあとの自分を夢想し 著名な作家の名前を検索窓に打ち込んで 彼ら彼女たちがどんな制作の仕事をしているのか丹念に見て （続きは画像にて） pic.twitter.com/32CGKBtrQ0

240613 #日々の詩 #詩 口角 口の周りにえくぼができる 口角が下がっていると不幸そうに見えるよ なにかを食べる口 なにかを話す口 そのどれもに輪郭線はある さようですか 肯定とも否定とも捉えられない答え ひとりの幸せに口角を上げる 旅人の歓びはクレマチス （続きは画像にて） pic.twitter.com/aKYijGHhtm