#旧約聖書のフォークロア　 ⑥最後に、日本、中国、エジプトに洪水伝説がないのは謎と作者は語ってます。個人的には、日本、中国、エジプトの名君の条件に「川の治水スキル」が含まれており、そういうところでは、洪水伝説は生まれる余地がなかったんだろうなと、思ったり思わなかったり😅以上です📕

#旧約聖書のフォークロア　#洪水伝説 ⑤洪水伝説について、ポリネシアやアメリカ大陸に伝わるものは、メソポタミア神話とは別系統で、地震による津波説には説得力がありました。メソポタミア神話や創世記で、方舟で難を逃れたのに対し、こちらは高いところに避難し難を逃れたの違いがあるからです。

#旧約聖書のフォークロア　#洪水伝説 ④世界各地の洪水伝説について、作者は旧約聖書の洪水伝説の源流は、チグリフ·ユーフラテス川の洪水伝説と仮定してます。そして、欧州の洪水伝説には2系統あり、上記のように実際に川の洪水があったものと、ギリシャの神話上の架空のものに分けられると。

#旧約聖書のフォークロア ③蛇の不死伝説には、メソポタミア神話でギルガメシュが、若返りの草をヘビに食べられ、蛇は若返りを繰り返し不死になるが、人間は若返らず死ぬべき運命が決定づけられたと語ってます。それと同じ事が創世記でもあったのでは!?とするフレイザー氏の考察には説得力あります。

#旧約聖書のフォークロア ②フレイザー氏によれば、アダムとイブをなぜ蛇が騙したのか、そこの説明を創世記ではすっ飛ばしているため、気になりすぎて創世記のルーツを探ったとのこと。そこで、世界各地の蛇＝脱皮を繰り返す不死の象徴であることから、ヘビが彼らを騙し、自分が不死になったか!?と。

#旧約聖書のフォークロア ①古い本でしたので読むのが大変でしたが、作者のフレイザー氏が「聖書の源流」である人間が蛇に騙された話と、洪水伝説の源流求め、世界各地の伝説を集めたため圧巻です✨なお、上記の伝説に絞ったため、日本神話や中国神話には触れてないので、そこは仕方ないのかな😅 pic.twitter.com/chc5u6d840