今週の本が空に幾つも飛んでいくイメージのイラストを見たら、見た目は違うけどふと昔懐かしいスクリーンセーバー、フライングトースターを思い出した。もともと、CRTの焼き付けを防ぐためだったスクリーンセーバー。液晶画面全盛となった今では、もはやその存在自体を知らない人も多そう。#漂うわたし

「野間さんは恋にのぼせ、わたしは鯉のぼりを作る」。ノマド→野間さんの流れとは言え、なぜ急に彼女の恋の話？と思ったら…。多様な例え話と共に今井作品のこういう言葉遊びも好き。そう言えば、タネシリーズとかもあったっけ。つか、実は「種」もキーワードの１つだったりするのかも？#漂うわたし⇒

さらに、サツキさんは「朗読サークルにも声をかけてみては？」と提案する。これは、カズサさんも巻き込まれる予感…!?ところで、本読み隊って、やはり紙の本前提なのかな？タブレットでは、どこにでも連れて行ってはくれない？なんてことを考えながら、紙媒体はまだ無いこの小説を読む。#漂うわたし⇒

本読み隊もノマド方式にすると良いかも？と言うサツキさん。私の中では、ノマドと聞くと一瞬No madと脳内変換される。スペルは同じか。ただ、不定期開催で、場所も限定しないとなると学校としては逆に管理や運営が難しくなったり、その都度使用許可を取るのが面堂そう…なんて思ったり。#漂うわたし⇒

毎度のことながら、千佳子は周囲の人から言葉や想いを受け取る主人公だと思う。もしくは、生かされる（活かされる）主人公。そこが他の2人とは大きく異なる点。だからなのか、友人や登場人物も多いし、誰かと対立したりもしない。そもそも、そういうことをする性格ではない気がするしね。#漂うわたし⇒

「#漂うわたし」第188回。ただでさえ、ＧＷの長期連休で曜日感覚が希薄になっている上に何故か今週は休載週と勝手に思い込んでいて、慌てて読んだのが昨日だったという…。そんな訳で、今回の初見は初めてスマホの画面で読んでみたんだけど、やっぱり、PCの画面で読むのとはかなり印象が変わるなぁ。⇒

今週のイラスト。新作の素敵さはもちろん、ちゃんと作中の内容が12月の時の話になっていて、以前のイラストもそのまま再掲載が可能になっていることに感心。にしても、ここに来て再びハーブマルシェについて触れているということは、長らくペンディング状態だった案件が遂に動き出すのか？#漂うわたし

と思ったら、やはり変わるきっかけがあったらしい。「図書室は巣立つ場所」というサツキさんの言葉に、彼女が今も図書室で活動を続けている理由の一端が見えた気がする。ところで、また新しい言葉を覚えた。クレーマーム…妙な語呂の良さは、何となく転売ヤーに通じるモノがあるような。#漂うわたし⇒

「約束した時間より先に着いた千佳子より早く着いていたサツキさん」とたった一行で彼女の性格を表現してしまうスマートさがカッコ良い。装飾を断りもなく捨てられたのに、むしろ世帯交代の機会になったと捉えるサツキさん。かつてクレーマーだったとは思えないほど良い人そうだけど…。#漂うわたし⇒

そして、「『来客用』と印字されたえんじ色のスリッパ」だけで絵が浮かぶ凄さ。何故、ああいう場所のスリッパは総じてあの形と色なのか？しかも、たまに卓球のラケットになったりするし。ランドセル、おじゃる丸の世界も赤黒だったっけ。これも経過時間の長さを示す物差しの１つだなぁ。#漂うわたし⇒

差し入れに焼き芋を持って行こうとし、「でも、焼き芋って持ち込めるのか？」と躊躇してそこで止まってしまう辺りが、如何にも千佳子らしい。代案は考えなかったのかな？もっとも、スーパーとかで、鰻の蒲焼きよろしくその芳しい匂いで誘惑してくる焼き芋が美味しそうなのは間違いない。#漂うわたし⇒

「#漂うわたし」第187回。前回、ひまわりバッグの炎上問題が文香経由で千佳子達にまで延焼するのでは？と予想してみたものの、残念ながらハズレ。結局、千佳子編での直近の問題、「本読み隊」の件がいまだ継続中だった。「人間関係の地形が変わる」…こういう表現が読めるのも今井作品の魅力の１つ。⇒