原画と完成版の違いで言えば、川瀬巴水は若干の修正や色の違いはあるもののほぼそのままのものを描いているのはさすがです。 このあたりは絵師によって違うようで、版画にすることを意識せずに描く人もいたようです。 #版元・渡邊庄三郎の挑戦 #うらわ美術館

一部の作品は原画と並べて展示されています。 原画と完成版の違いから、絵師が描いて終わりではなくその後も描き足したり減らしたりと版元からの細かい注文が出て修正が加えられることがわかりますね。 #版元・渡邊庄三郎の挑戦 #うらわ美術館

絵師それぞれが持っている個性をどうやって引き出すか、どのような題材が向いているかなどを考え、摺りにも指示を出すなど、版元が単に出版するだけでなく制作の全般にわたって深く関わっている姿が見えてきます。 #版元・渡邊庄三郎の挑戦 #うらわ美術館

版元を中心に絵師や彫師、摺師といった分業体制で制作されるのが浮世絵版画やそれを継承した新版画の特徴なのですが、主に注目されるのは絵師で、版元が注目されるのは珍しいですね。 この展覧会では版元から見た絵師が語られていて、その視点が興味深いです。 #版元・渡邊庄三郎の挑戦 #うらわ美術館

「THE 新版画　版元・渡邊庄三郎の挑戦」がうらわ美術館で始まりました。 「新版画」の版元として多くの作品を世に送り出した渡邊庄三郎が関わった版画作品の初摺を展示しています。 2025年1月19日（日）まで。 city.saitama.lg.jp/urawa-art-muse… #版元・渡邊庄三郎の挑戦 #うらわ美術館 pic.x.com/FxjJrSybNJ