昼の炎える暑さはまさに骨に食い込む。 骨喰みの熱気の中を人が歩いている。そのままの叙景だと既視感がでそう。骨が炎熱を纏うことで人に。黒焦げ的な人のシルエット。黒白ハイコントラスト。逆転的表現が熱さのリアリティを加速して凄みがある。 #さみしい夜の句会 #現代川柳 #現代川柳鑑賞 x.com/in_ichilow/sta…

うわばみと来れば酒の名称の匂いで付けたくなるけど連想が近すぎて飛躍するのが困難になり、類想句に堕ちそうでリスキー。 掲句は、うわばみの皮の生臭そうなイメージからモカマタリの芳ばしさへ飛躍＆転生させた結句が絶妙だなと。 #現代川柳 #現代川柳鑑賞 #さみしい夜の句会 x.com/LonelyGatherin…

ポーランド語の想像が明確につかないので、喃語のような柔らかい雨のサウンドがずっとつづいているような妄想が来て心地よかった。 という訳で、惹かれた句にだらだらと推敲無しの感想をつけてしまいましたが、お許しください。川柳は色々に読めて楽しいですね♪ #自由律俳句鑑賞　#現代川柳鑑賞

ポーランド訛りの雨が降りつづく　/　汐田大輝 雨音にポーランド語訛りを聞き取ることのできる作者は凄いと思う。掲句はタイトルに選ばれるだけのことはあると思った。ポーランド語訛りの日本語なのかその他の言語なのかは読者に委ねられているのだろう。 #自由律俳句鑑賞　#現代川柳鑑賞 続く→

毟られた者ら＝搾取された者らという読み筋で行けば、鶴彬的な反骨・プロレタリアっぽさも感じる。 一連のなかの一句としては、骨太な川柳性も垣間見えた印象だ。 #自由律俳句鑑賞　#現代川柳鑑賞 続く→

毟られた者らが歌う手毬唄　/　汐田大輝 怨念とか、ルサンチマンとかを感じる。「毟られた者ら」というちょっとネガティブに読める言葉で始まるせいなのと、自分の場合、結句の「手毬唄」が横溝正史の『悪魔の手毬唄』に直結してしまうからなのだが。 #自由律俳句鑑賞　#現代川柳鑑賞 続く→

あの、麩のような物体（卵）は確かに高度な科学が生んだ有機的な結合体によるタイムマシーンの装置のようにも思えてきた。 #自由律俳句鑑賞　#現代川柳鑑賞 続く→

途方もない未来から来た蟷螂　/　汐田大輝 蟷螂が途方もない未来から来るという発想（描写）が面白い。ターミネーター２（３だったか？）的な液体金属のメタリックな蟷螂か？ものすごい軽そうなグラスファイバーや特殊硬質プラスチックの蟷螂か？ #自由律俳句鑑賞　#現代川柳鑑賞 続く→

たとえば「好き、好き」という空耳を声にしてみる。そのとたんに声自体が蒼ざめた紫陽花の花びらのようになって空中へ散っていくイメージが浮かんだ。美しい句だなぁと思った。 #自由律俳句鑑賞　#現代川柳鑑賞 続く→

空耳を声に出したら蒼ざめる　/　汐田大輝 世の中には音が色彩や模様として見える共感覚の人がいると聞いたことがある。作中主体もそんな存在なのかもしれない。読んでいると自分も共感覚者のように思えて来る。#自由律俳句鑑賞　#現代川柳鑑賞 続く→

#川柳EXPO 2024 楡さんに丁寧に鑑賞頂きとても嬉しいです。有難うございます。掲句は超短律から長律へのグラデーションで音数律を刻む群作のうちの、中間地点付近の一句です。17音ですが、上句から中句、中句から下句、いずれも句跨りで自由律感を前面に出した句です。 #現代川柳 #現代川柳鑑賞 x.com/elmman/status/…

#さみしい夜の句会 #現代川柳 #現代川柳鑑賞 久々に句評も頂きました！ 川柳句会ではなかなか自作にコメントを頂く機会がないので嬉しいです。 ありがとうございます☘️ x.com/LonelyGatherin…

焼酎も過去の彼氏に嫉妬する 「も」が効いていていて焼酎に仮託した好き好き感が鮮やかに立ち上がって来ます。 KAKO KARE のカ行の子音揃え とSHOHCHU KARESHI SHITTO のサ行の子音の共鳴による音韻効果も、読者の知覚にこっそり詩的に働きかけて来ますね。 惹かれる句です🎵 #現代川柳鑑賞