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#現行にない浄瑠璃を読む 11 竹田出雲他『眉間尺象貢』。 中国もの。周の時代、太子を害し王統を乗っ取ろうとする破輪王と太子(赤ちゃん時代の霊王)につく忠臣らの戦いを描く。刀工・干将莫耶と息子・眉間尺のエピソード、かしこ獣の象など盛り盛りだが、展開がシンプルなので話はわかりやすい。
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#現行にない浄瑠璃を読む 110 竹田出雲他『尼御台由比浜出』 実朝の周囲に起こった様々な混乱を描いているが、要するに『慶安太平記』をやりたかったのかな。ただ、由比正雪(風のキャラ)以外の要素も横並びになってしまっていて、何が言いたいのかわからない。由比正雪だけを描いたら危ないから?
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#現行にない浄瑠璃を読む 109 近松半二他『敵討稚物語』。 讃岐丸亀の田宮坊太郎の仇討ち物。技巧はあるが、登場人物の魅力に乏しく、「志渡寺」のほうが圧倒的に面白い(狂人乳母は出てこない)。金毘羅大権現のご利生と言いつつ、実はそれを口実にした人々の助けによって仇討ちが叶う点は良い。
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#現行にない浄瑠璃を読む 108 竹田出雲・長谷川千四『加賀国篠原合戦』 平家の家臣でありながら源氏に心を寄せる老武者・斉藤実盛と親友・権頭兼遠の一家をめぐる話で、白髪を黒髪に染めた実盛が討たれるという有名な結末に向かって、かなりしっかりとした筋の通った構成でもって展開される。