神戸新聞文芸短歌（2024.9.11） 〈尾崎まゆみ選・特選〉 嘘をつく時に見せる癖ありて遺影の中にそを確かめる／今井修さん 上の句からは、まさか亡くなった人のことを詠んでいるとは思いませんでした。よほど近しい人だったのか、遺影をひたすら見つめる姿を想像します。 #神戸新聞文芸 #短歌

神戸新聞文芸短歌（2024.9.2） 〈尾崎まゆみ選・特選〉 蛇口からポンジュースの出る空港で再会はスローモーションになる／一ノ瀬美郷さん 昔好きだった人に出会ったのでしょうね。出会いがスローモーションであったように再会もまたスローモーションだったのだと思います。 #神戸新聞文芸 #短歌

梅田で開催中の中島みゆき展に行ってきた。どの歌も本当に素晴らしい。帰り際に『世情』が流れてきた。 シュプレヒコールに僕は立っていた場所からゆっくり剥がされてゆく／自作 短歌　特選（2024.6） #神戸新聞文芸 尾崎まゆみ選 pic.x.com/w5jpcllsiz

神戸新聞文芸短歌（2024.8.26） 〈尾崎まゆみ選・特選〉 木漏れ陽にゆらゆら水底硝子ボタン想い出ブラウス手洗いの午後／山田敦子さん 木漏れ陽、ゆらゆら、手洗い、からやわらかな雰囲気が伝わってきます。 #神戸新聞文芸 #短歌

神戸新聞文芸短歌（2024.8.21） 〈尾崎まゆみ選・特選〉 内側が曇りしバスの窓外はハバロフスクにも須磨にも見えて／松本淳一さん 兵庫県とハバロフスクとのゆかりは深く、1969年に姉妹提携を締結し、交流を重ねてきた歴史があります。 #神戸新聞文芸 #短歌