エイブラハム・リンカーンはこんな言葉を残しています。「多くの人を短いあいだ欺くことはできる。少数の人を長く欺くこともできる。しかし多くの人を長いあいだ欺くことはできない」と。小説についても同じことが言えるだろうと僕は考えています。 #職業としての小説家 pic.x.com/biC76reGp3

「今はまだうまく書けないけれど、先になって実力がついてきたら、本当はこういう小説が書きたいんだ」という、あるべき姿が頭の中にありました。そのイメージがいつも空の真上に、北極星みたいに光って浮かんでいたわけです。何かあれば、ただ頭上を見上げればよかった。 #職業としての小説家 pic.x.com/sSII78wU1C

どれだけそこに正しいスローガンがあり、美しいメッセージがあっても、その正しさや美しさを支えきるだけの魂の力が、モラルの力がなければ、すべては空虚な言葉の羅列に過ぎない。 #職業としての小説家 pic.x.com/NMjN4prklE

小説をひとつふたつ書くのは、それほどむずかしくはない。しかし小説を長く書き続けること、小説を書いて生活していくこと、小説家として生き残っていくこと、これは至難の業です。 #職業としての小説家 pic.x.com/CMpZoe9ZOC

批判されるにせよ、賞賛されるにせよ、腐ったトマトを投げつけられるにせよ、美しい花を投げかけられるにせよ、僕にはとにかくそういう書き方しか──そしてまたそういう生き方しか──できないのです。 #職業としての小説家 pic.x.com/hrNAx7u2Re