〈そう考えると、モロッコ人の親切さも合点がいく気がした。よそ者を助けるのが、彼らにとっては日常だから、恥ずかしいとは思わない。私に腹の筋肉を見せたあの男だって、ただの親愛、親切を見せただけかもしれない。〉#藤原章生 の最新　#25年後のアフリカ mainichi.jp/articles/20240…

〈概して日本人は率先や親切が恥ずかしいのだ。人助け率17％という低さは、人間が冷たいから、根性が腐っているから、というわけではないと思いたい〉#藤原章生 の最新 25年後のアフリカ：よそ者を助けるのがアフリカの日常　モロッコ人の親切さも合点｜毎日新聞 mainichi.jp/articles/20240…

〈その立ち居振る舞いが自然だった。まるで引っ越し屋が荷物をホイッと運ぶような手際だ。その後、西アフリカの旅でも、似たような光景を何度か目にした。〉#藤原章生 の最新 25年後のアフリカ：よそ者を助けるのがアフリカの日常　モロッコ人の親切さも合点｜毎日新聞 mainichi.jp/articles/20240…

〈するとそれまでそっぽを向いていた近くの男性4人が一斉に動き出し、運転手に何か叫んだ。「降りるぞ！」と言っているのだろう。4人は「せーの」というふうに車椅子の女性を持ち上げ、丁寧に下ろした。「いいよ」と運転手にまた叫び、バスは動き出した。〉#藤原章生 の最新 →mainichi.jp/articles/20240…

〈目であいさつし、その脇に立つと、恋人なのか男性がしきりに女性に小声で話しかけている。その人もニコリとしてこちらに目であいさつする。しばらくして2人が降りる段になった。〉#藤原章生 の最新 → mainichi.jp/articles/20240…

〈カサブランカでこんな光景を目にした。2時間かけてモスクまで歩いた帰り、疲れたのでバスに乗ると、満杯の車内に車椅子の若い女性がいた。真ん中の入口のあたりだ。〉#藤原章生 の最新 → 25年後のアフリカ：よそ者を助けるのがアフリカの日常　｜毎日新聞 mainichi.jp/articles/20240…

【コラム更新】 妻は「乱暴者の仲間入りして、バカがうつるよ」と呆れているが、確かにバカである。これじゃあ、肝心のクライミングもできない。#藤原章生 の最新 空手バカの肋骨２本 - 自分が変わること akiofujiawra.hatenablog.com/entry/2024/08/…

〈脚の筋力も一般平均より約25％、敏しょう性も約30％優れていた。一方、たまに大きな山に登る人には故障者が多い。月に1度登る平均56歳の804人と比べ、佐賀のグループの方が膝や腰の痛み、心肺の苦しさがはるかに少なかった。〉#藤原章生 の最新 #山本正嘉 #登山と身体の科学 mainichi.jp/articles/20240…

〈昨年、体育大教授を昨年退官し、「登山と身体の科学」を発刊。軽登山が健康寿命を延ばすと説いた。佐賀県の金立（きんりゅう）山（502m）に毎週登る平均年齢69歳の126人を調べたところ、日本人平均と比べ、高血圧、糖尿病、膝関節症、骨粗しょう症などが圧倒的に少なかった。〉#藤原章生 の最新 →

「低い山を月に4回、ゆっくり登るのが理想です。老いて大事なのは筋力と有酸素運動ですが、ウオーキングでは不十分で、低山歩きが最良なんです」ーー。久々に「ひと」欄に書きました。#藤原章生 の最新 ひと：山本正嘉さん＝低山歩き広め「健康な日本」を提唱｜毎日新聞 mainichi.jp/articles/20240…

【コラム更新】 小説家、小池真理子さんを取材した時のこと。〈声は大事だなと思わせる人だった。 考えてみたら、人と気が合う、惹かれるのって、結構声が大きいのではないだろうか〉。#藤原章生 の最新 声が笑っている人 - 自分が変わること akiofujiawra.hatenablog.com/entry/2024/08/…

もともと悪い人間なんかいないんだよーー。〈旅の途上、何度となくこの言葉が蘇り、何を言われても、やや上を向き、平然と笑っている自分がいた。差別的な言葉に神経過敏になり身構えていた30代のころと、いまの自分は明らかに違う。旅の中でそれを知った。〉#藤原章生 の最新 mainichi.jp/articles/20240…

〈そう思っているからだろう。思想や政治信条、宗教と同じように、そんなものは一夜の経験で180度覆ると考えている。だからなのか、カサブランカの居候先のアブドゥがいくらアフリカ人差別を口にしても、私は「なんか言ってらあ」と思うだけで、この人を嫌いになることはできない。〉#藤原章生 の最新

そもそも差別意識とは何か。〈少年たちの「シノワ、シノワ」もたわいのないもので、家庭や家族の影響もあろうが、根深い偏見や差別意識があるとは思えない〉〈多くの場合、差別意識はその人の浅い部分からきている。その人をつくる核よりもずっと外側を覆っているコロモにすぎない。〉#藤原章生 の最新

〈小学校6年のとき、社会科見学で日比谷公園のあたりにいったことがあった。一番勉強ができ、私立中学を受けるクラスで唯一の優等生がこんなことを言いだした。「今度、外人がきたらみんなで『アイ・キル・ユー（あなたを殺す）』って言おうぜ」。〉#藤原章生 の最新 →

〈60代になったいまもフランス語の「シノワ」が若干の恐怖を呼び覚ます。・・ひとり歩く東洋人に「シノワ」と叫ぶ少年の気持ちはどんなだろう。〉#藤原章生 の最新 25年のアフリカ：霧のカサブランカでよみがえる悪夢　内戦取材中、群衆に囲まれ…｜毎日新聞 mainichi.jp/articles/20240…

【コラム更新】 国の経済が高まったからといって必ずしも、一人一人が幸福になるわけではない、ということを中国、インドの結果が示している。だとすれば、どういう人が自分たちを幸福だと感じているのか。#藤原章生 の最新 世界はフラットにもの悲しくて - 自分が変わること akiofujiawra.hatenablog.com/entry/2024/08/…

【コラム更新】 あの時代の一部の若者たちが「ロング・バケーション」や、村上春樹の小説世界に憧れ、就職などしたくないとモラトリアム人間となり海外を目指したのは、ひとり一人が豊かではなかったから、という面もある。#藤原章生 の最新 つましくも、ドロップアウトで… akiofujiawra.hatenablog.com/entry/2024/07/…

〈「アキオ、アフリカなんか、何しに行くんだよ」と、モロッコもアフリカのはずなのに、サハラの向こうを見下している。えっ、実際、モロッコはアフリカではないのか？〉#藤原章生 の最新 25年後のアフリカ／6　大陸の中に入り組んだ差別｜毎日新聞mainichi.jp/articles/20240…

〈途中まで乗せてやればいいのにと思ったが、ほどなく気づいた。アブドゥは典型的なアフリカ人嫌いだった。アフリカ人、つまりモロッコから南に行くほど肌の色が濃くなる人々全般をどこかバカにしている。〉#藤原章生 の最新　→ mainichi.jp/articles/20240…

〈40代半ばのアブドゥはかっぷくのいい色黒のスキンヘッド。「よく来た」と英語で迎えてくれた彼にムボホーを紹介すると、すかさず「どこに行く？」と聞く。ムボホーが町の名を告げると、「それなら、あそこからトラムが出てるよ」とそっけない。〉#藤原章生 の最新　→ mainichi.jp/articles/20240…

〈車中で30代のカメルーン男性、ムボホーと気が合い、一緒にカサブランカ駅に降り立った。フランス語が今ひとつの私のために、駅構内をあちこち回り、出迎えの男性アブドゥを探してくれた。〉#藤原章生 の最新　→ 25年後のアフリカ／6 大陸の中に入り組んだ差別｜毎日新聞 mainichi.jp/articles/20240…

／ 本日7/24開催 60歳からのノマド旅――する人・しない人 ＼ 作家 #関川夏央 ×毎日新聞記者 #藤原章生 世界をあちこち旅した2人が語る旅のあれこれ。 まだ間に合います 👇 mainichi-event20240724.peatix.com #毎日新聞イベント

／ 本日7/24開催 60歳からのノマド旅――する人・しない人 ＼ 作家 #関川夏央 ×#藤原章生 毎日新聞記者 世界をあちこち旅した2人が現在地を語ります。 こちらから👇 mainichi-event20240724.peatix.com #毎日新聞イベント

／ あす7/24開催 作家 #関川夏央 ×#藤原章生 毎日新聞記者 60歳からのノマド旅――する人・しない人 ＼ 世界をあちこち旅した2人が語る現在地は――。 こちらから👇 mainichi-event20240724.peatix.com #毎日新聞イベント

【コラム更新】 他人に迷惑をかけてはいけない。この考えは大事だが、迷惑をかけてもいいのだ。迷惑が人と人との関係をつくる場合もある。でも、それが極まると迷惑をかけないため、常に張り詰めていなくてはならない。#藤原章生 の最新 東京ならではの独特の雰囲気 - 自分… akiofujiawra.hatenablog.com/entry/2024/07/…

〈下船していそいそと50ユーロをモロッコの通貨ディルハムに両替し、外に向かううちに、うっかり上陸の感動を味わうのを忘れてしまった。大地にキスなどしないが、「帰ってきた」という気分に浸ってみたかった〉#藤原章生 の最新 #25年後のアフリカ mainichi.jp/articles/20240…

〈着いたのは貨物船が発着する町外れの港だった。「あのオヤジ」とチケット売り場のムスッとした顔を苦々しく思い出す〉 → #藤原章生 の最新 いよいよアフリカ上陸、モロッコへ　港に着いていきなりの洗礼 - 毎日新聞 mainichi.jp/articles/20240…

〈そんなBGMですっかりマッチョ気分になった私は思わず自撮りをしてしまうが、浮かれた調子が不審に思われたのか、中年夫妻が連れたジャーマン・シェパードが突然私にほえだした。 それにしても、アフリカを舞台にした音楽はなぜああなのか。〉#藤原章生 の最新 #25年後のアフリカ

【コラム更新】 「自分の弱みを全部人に見せた方がいいんだ。そしたら、その人も少しずつ弱みを見せるよ。そしたら、お互いがわかってもっと仲良くなれるじゃない」#藤原章生 の最新 人間はもともとみないい人なんだ - 自分が変わること akiofujiawra.hatenablog.com/entry/2024/07/…

〈「あのまま首都で仕事をしていたら、収入は今の3倍はあったろうし、将来も安定していたけど、どうなんだろう。こうして野菜を作ったり、キノコ取りをしても大したお金にはならないけど、すごく自由。」サンチャゴを脱け出し、田舎暮らしを始めた人が気負うこともなくこう語る。〉#藤原章生 の最新 x.com/infofujiwara/s…

〈アルヘシラスは欧州のマイアミか。マイアミの下町を歩けば商店に「英語話します」とスペイン語で書かれているが、ここも同じ。スペインなのにもう北アフリカ、そもそも大昔は北アフリカ人の土地だったのだ。既ににアフリカが始まっていた。うれしい。〉#藤原章生 の最新mainichi.jp/articles/20240…

〈欲を満たそうと思わなければ、心は乱れなくなる。体と心を良くするには、自慢をせず、謙虚なまま、何も考えないようにし、イメージとして、胸の中を青空のように軽く空っぽにすることです。・・まさにエッガーの生き方ではないか。〉#藤原章生 の最新 @WEDGE_ONLINE wedge.ismedia.jp/articles/-/344…

映画「ある一生」。第二次世界大戦でのロシア抑留の艱難辛苦など、社会の不条理にも前向きに生きる主人公が、生涯かけてたどりついた悟りとは wedge.ismedia.jp/articles/-/344… #WedgeONLINE #ある一生　#藤原章生 pic.twitter.com/SH6czgzqbW x.com/WEDGE_ONLINE/s…

【コラム更新】 今から36年前、25歳になる年に私はラテンアメリカを知った。就職しエンジニアになっても南米行きの思いは断ちがたく、27歳で新聞記者に転じた。特派員時代は忙しく駆け回ってばかりだった。#藤原章生 の最新 ラテンアメリカを再発見しに - 自分が変わること akiofujiawra.hatenablog.com/entry/2024/07/…

【コラム更新】 教員にはほとんどいい思いがないのだが、まなざしから愛情が伝わってきた浅見先生と、転校してきた私を気持ちよく迎え入れ、励ましてくれたN先生にずっと感謝していた。#藤原章生 の最新 本当の先生にはがきを出す - 自分が変わること akiofujiawra.hatenablog.com/entry/2024/07/…

〈アキオ、ビーダ（人生）ってなんだと思う？この世界が本当の世界か？世界のリーダーたちが少しは良くしてくれるか？それはないだろ？じゃあどうしたらこの世界から抜け出せる？〉#藤原章生 の最新 バルセロナの旧友宅で居候のはずが　一瞬で消えた旅のイメージ - 毎日新聞 mainichi.jp/articles/20240…