自分は数学畑ではなく理科畑出身なので数学的な統計のほんの表面のごく一部しか理解できていないので、統計の専門家ならもっと数学的により合理性の高い見込点の算出法に改善できるかもしれない。 #見込み点

評価に用いた実際と見込みの差は±5点以内の人数の割合で10ポイント以上の差があり、その差の平均値も格段にSD法が低く、集団全体としての見込み点の分布はSD法が優位と思う。 SD法の見込み点なら、あまり根拠のない「×0.9」は要らないとも思う。 #見込み点 #SD法 #優位性

比較として同じ得点データでよくある「平均点の比×受けた試験の得点×0.9」の算出法で、評価に用いた差の値の平均値が2.3点、また差の値が±5点以内の人数は全体の62%に止まった。 #見込み点 #従来法 #評価

さすがに個別の得点や平均点は公表できないが約１５０人の母集団で100点満点の試験で、評価に用いた差の値の平均値が0.3点、また差の値が±5点以内の人数が全体の74%だった。 #見込み点 #SD法 #評価

このうんざりする計算のSD法の有効性を評価する目安として、両方の試験を受けた生徒の得点で対応する見込み点を算出して「(実際の中間と期末の得点の和)×0.9ー(中間・期末の見込み点の和)」という差の値を用いてみた。 #見込み点 #SD法 #評価方法

見込み点の算出の基本を実際の平均点に置き、受けた試験の偏差を、観点毎の配点で重みづけた標準偏差の比でスケーリングして平均点に加えるという発想。 電卓の時代ではうんざりする計算だが今はＰＣで表計算ソフトが使えるから計算式さえ書いてしまえば一瞬だ。 #見込み点 #SD法 #コンセプト

偏差値の算出式「50＋10×偏差／標準偏差」の応用で、「実際の平均点＋配点の逆比×標準偏差の比×受けた試験の偏差」を基本にして、特に根拠はないが習慣で「×0.9」を付けている。 #見込み点 #SD法 #発想

で、電卓ぐらいしか使えなかった時代ならいざ知らずＰＣで表計算ソフトが使える近年、もう少しなんとかならないかと自分なりに工夫してみたのが添付画像の計算式で、自分で勝手にSD法と名付けている。 #見込み点 #SD法 pic.x.com/zeu6f7l9ri

平均点の比をかけるやり方は一見合理的そうに思えなくもないけど、たまに想定外の見込み点になったりしてドキッとする。 実際、両方の試験を受けた生徒のデータでこの方法で算出した見込点を実際の得点と比較すると首をひねることが多い。 #見込み点 #従来法 #疑問

いずれにしても多くの高校でよくあったのが、中間か期末試験のいずれか一方を受けているときに「平均点の比×受けた試験の得点×0.8」とするもの。 両方受けなかったり、１回しか試験がなくそれを受けてないときに、その試験の「平均点×0.8」みたいなのも体験してる。 #見込み点 #従来法

自分は長年非常勤講師で多くの高校に出講してきて、定期試験に欠席し追試も受けなかった生徒の成績処理で、見込み点を付けることがままある。 殆どの高校で見込み点算出の学校全体としての決まりはなく、教科内、科目担当者内での申し合わせか、担当者個人に任せてる場合も少なくない。 #見込み点