うまれるほうへ、うまれてくるほうへ あゆんでみては、なみだをながし たちあがってみては、空みあげ ねむりのなかでも、うまれてはうまれかわり わたしのなかでちいさなわたしになってゆく #詩 #五行詩 #言の葉 #ポエム #自由詩 #現代詩 #言葉 #詩のようなもの #言葉の添木

こころをおきざりにして風はゆき おきざりになったこころに愛はあるか 空にひかりはあるか、花はひらいているか さむざむと雨ふりつづけ、夢かがやけば うつくしさわすれて、こころのなか虹ゆきすぎて #詩 #五行詩 #言の葉 #ポエム #自由詩 #現代詩 #言葉 #詩のようなもの #言葉の添木

空は、あおさという病にとりつかれ あおをわすれて、あおをすて、あおをけし あおなくなれば、かなしみの風はふき 空はあおをなつかしみ、ときおりなみだながして せかいをうつろう色にそめあげる #詩 #五行詩 #言の葉 #ポエム #自由詩 #現代詩 #言葉 #詩のようなもの #言葉の添木

ちったばかりの花おちていて ひろいあげれば、花ひかり ながしてやれば、花ゆらぎ 花はもえつきてしまったら、なにになるのか 花はなにもかたらず、空へひかりはなちてきえてゆく #詩 #五行詩 #言の葉 #ポエム #自由詩 #現代詩 #言葉 #詩のようなもの #言葉の添木

曇り空が森を押し包む。湿気は葉の裏に溜まり、空気は濁り、肺の奥に重さを残す。地面に残るのは、誰のものでもない、しずくの足跡。生き物は気配を潜め、ただ木々の間を風がゆっくりと通り過ぎた。 #森の断片 #言葉の添木 #森林浴