飽きられた趣味の残骸をまだ捨てられずにいる。 二束三文で売ったところで明日の昼飯代にもならないし。 まぁ三駅くらいなら歩く覚悟の俺にとってはそれくらいでも嬉しいのだけど。 部屋を埋めつくしているのは物だけじゃないと気づいた。 その時にはもう夜が明けていた。 腹減った #誇のコトバ

時間を無駄にしてしまった…と思うよりも これからどう取り戻すかを考えた方がいい。 ただ、どんなに努力しても失った時間は取り戻せないから 僕は今日も顔も名前も知らない大先生に請う。 「早くタイムマシンをか、か、開発してくださいな」 噛んじゃった…戻りたい… #誇のコトバ

恋は寄せては返す波のよう なんてよく言うけど それなら俺は常に満潮なのかもしれない。 告白されて好きになって 別れる時には俺が引き止めている。 パラドックスに似たジレンマを感じる カタカナを使いたいお年頃。 中二病の遅延証明書もらわなきゃ。 #誇のコトバ

田舎に住んでいると物が安くて助かる。 野菜の直売所もあるし 近所のお店はおまけをしてくれたりもする。 土地も安いし都会では豪邸と呼ばれるような広さの家に住めたりもする。 空気は綺麗だし病気の療養で訪れる人もいる。 でも悪いとこが一つだけ。 それは田舎だってこと。 #誇のコトバ

眠い。 でもまだ今日のうちにやることが… やっぱ眠い。 いや、まだ寝ちゃダメだ。 今まで何回このサイクルに陥っただろう。 早く自分を許してあげたい。 でもまだ未熟な僕は寝てしまった自分を殴ってでも起こす。 #誇のコトバ

避雷針。 結果的にそうなっている鉄塔の気持ちを考えてみる。 名前はかっこいいけど要は身代わりなわけで。 自分は避雷針にはなりたくないなぁと思った。 そんなある小学生の絵日記。 コメントに困る先生。 #誇のコトバ

自分を憎むことに飽きた。 他人のせいにしてはいけない。 その強迫観念から逃れるためだけに自分を傷つけている。 傷だらけがデフォルトとなってしまった現代人に屍が言う 「お前らは恵まれている」 #誇のコトバ

「病は気から」を信じすぎた結果パンデミックを起こしてしまった青年の話。 見るからに体調が悪そうならまだしも 強がって元気に振舞っていたからこうなった。 真面目に生きるのも考えものだ… ん？真面目ならむしろ体調悪そうにするのか…？ そんなことを考えている僕は熱がある。 #誇のコトバ

忙しいと勘違いしている毎日は 名札を付けて生活しているようなもので。 他人を貶めて得た地位を自分の力と勘違いしている。 ifの世界線を妄想しては絶えず畏怖を繰り返す。 上手く言ったつもりで今日も電源を落とす。 #誇のコトバ

カレーライス専門店… 見慣れない看板に足を止める。 コンビニもない田舎にカタカナの看板… 周りの店といえば○○商店てなもんだ。 特に腹も減っていなかったが入ってみた。 イマ、シコミチュウデス。 片言の日本語でそう言われた。 ナンて日だ。 #誇のコトバ

鑿で削られるような個性なら持たない方がいい。 「出る杭は打たれる」なんて言われるが それは打たれた者の負け惜しみだろう。 輝いている者は漏れなく尖っている。 鬼才と呼ばれる努力家達に 今日も感嘆の花束を。 #誇のコトバ

焦っている時ほど自分の嫌なところが顔を出す。 いつもは取り繕っている笑顔のメッキが剥がれかけてまた自分を好きになる。 自己肯定感を維持しなければこの世界では生きていけないだろう。 そう言い聞かせ、本当の自分をじわじわと殺していく。 「生きている」はずだった輪廻の渦 #誇のコトバ

画面の中にいる自分を見ると不思議な気持ちになる。 それが特別なことと認識しているうちが華なのだろうか。 生きていくことで何かを失うのなら 気付かないまま死んでいきたい。 半導体に包まれて眠る 少し暖かい夜。 #誇のコトバ

死ぬまでの定期券が切れてしまった。 推薦された優しさが言葉のせいで霞んでしまう。 ろくでもない人間になっていく気がして また心の借金が増えていく。 全てを信じていられたあの頃に貯金をしておけば… そう後悔したところで意識が途切れた。 #誇のコトバ

長い夜を終わらせようと目をつぶってはみるものの変えたい現実は変わらなくて。 今日は夢にさえ逃げれず。 疲れもとれず。 ただ時間を浪費してしまうだけ。 どうせ変わらない毎日なら 自由になってしまおう。 手を広げて どこまでも落ちてしまおう。 それは堕落ではなく… #誇のコトバ

乾いた空気が眠気を誘う。 ふとバッドエンドの小説を開く。 叶わない夢を語っている登場人物に自分を重ねる。 せめてもの救いに…と 夢の中で続きを描く。 現実に戻った時に後悔しないように。 #誇のコトバ

道の真ん中で立ち止まり 空を見上げている青年。 新生活に疲れるのが早すぎて それを時代のせいにする愚か者。 このまま流され海に還る運命だとしたら。 つまらない人生を語り継がれる物語に。 #誇のコトバ

「これなら誰にも負けない！」なんてものが自分にはあるのだろうか。 そう言っている人を今まで嘲笑ってきたじゃないか…！ そう叫んでいる誰よりも弱い生き物。 根拠の無い自信は持っておこう。 #誇のコトバ

柔らかな旋律が耳を支配する。 聞きたくない言葉ばかり溢れるこの世界から逃げ出す唯一の手段。 僕の言葉が誰かの支えになれているのだとしたら他の誰かを傷つけているという意味だろう。 また誰かが帰ってきた。 足取りは重い。 どうか逃げ出す手段を間違えないで。 #誇のコトバ

身体中が熱い。 自分で冷ます術を僕は持ち合わせていないから今日も君を訪ねる。 どこかから奪ったキザな言葉を光らせて 愛のない衝動に勤しむ。 未開の地を見つけるどころか 同じ道をただ往復するだけの僕らは… #誇のコトバ

誰かが自分に与えた期待という名の枷。 それを超えれば何も無く、 超えなければ物凄くがっかりされたりする。 勝手なものだ。 自分を第三者目線で見た時、 過度な期待を持たないようにしたい。 他人と優劣をつけることさえわがままなのだから。 #誇のコトバ

隠された才能を見つけたい。 詐欺オーディション広告のような文言に背を向ける。 他人に何が推し量れるのだろうか。 今日も他人に評価される仕事でご飯を食べる人生最大の矛盾記。 それが人生。 #誇のコトバ

言葉は中古品だ。 どこかの誰かが言った言葉をまるで自分が作り出したかのように語る。 天才の皮を被った阿呆がまたスピーチという名の自己満足を繰り返す。 それを聞いて涙を流す傀儡の塊。 まるで子供の革命家ごっこ。 生きた言葉が欲しいものだ。 #誇のコトバ

死ぬ時に自分はこの世界に何かを残せるだろうか。 果たして何人が泣いてくれるのだろう。 身体が潰えたとしても誰かの記憶に残っている限りは人間は死なない。 そう信じてはいるけど「死んだら全てが終わってしまう」とやけに現実主義な自分もいて。 今日も境界線で生きている。 #誇のコトバ

目標の先に夢があるんじゃない 夢があるから目標ができるんだ。 上手く言ったようでいて 中身スカスカのこの言葉。 結果論だけで「夢が叶った」なんて 恥ずかしい言葉を口走るくらいなら 今日も俺は恥ずかしい夢を叫ぶ。 いつか叶った時 一緒に嘲笑えるように。 #誇のコトバ

待ちくたびれて眠くなってしまった夜は いつもこの曲を聴く。 その曲が好きなわけではなくて 黄昏ている自分が好きなだけ。 何かを変えられる… そんな驕りを抱いているだけ。 ウェルカムドリンクを1滴だけ残して捨てる人生最後の日。 #誇のコトバ

広告に腹を立ててる現在が幸せだ。 起こるいくつもの出来事を素通りしてしまえばそれは過去でしかない。 ただ一つでも書き留めておけば それは未来に繋がる財産となる。 またこの世に新しいフレーズが生まれる。 埋もれていくことも幸せだ。 何も生み出さない芥よりも尊いと言える。 #誇のコトバ

愛というものがあるとしたら 実に身勝手なモノだと思う。 相手のために…と口では言っているが どこかで対価を求めている自分に腹が立つ。 今日も便利な愛の言葉たちを並べて 愛の無い愛を育む。 嘘つきに騙される人間でいたい。 #誇のコトバ

時間は有限なのだから無駄にしないように…と意識するほどパフォーマンスが下がっていく気がしてならない。 明日には死ぬかもしれない… と考えてみても全く説得力はなくて。 そんなことを考えている時間が一番無駄だと気づいてもやる気は起きなくて。 せっかくこっちに来たのにな… #誇のコトバ