サウダージ 流れる言ノ葉 堕ちてゆく 指の間から あなたときつく あなたときつく 抱き合って 抱き合って #長歌 #恋歌 #アトリエ部 #全読 #artAbu

ぷくぷくと 沈んでみたり 浮かんだり きょうのお空は 青くって 雲もぽっかり 夏模様 青が幾重に 広がって ばくらのかたち 透きとおり蒼 #長歌 青ならば弧愁の影に縁どられ なお蒼濃くし行かばならねど #反歌

#ポエとり2 さみしけれ　好む花々 散り逝きて　一重二十重と 花弁の　重ね去るらむ 野も山も　移ろい惑う 風は爽々 綿帽子さん@poemu_man 　へ #長歌

(長歌) 春が逝く はなのかおりに ごまかしつ 春が逝くのは 誰のため きみが涙す 知らんぷり ぼくは気づかぬ 態をして ほらオータニが 打ったよと ハイボール手に 昼間から 酔うこともなく 背中できみと 泣いている (反歌) きみのためできるものならクレマチスいまは涙に気づかないよう #長歌

違（たが）えども　進む歩みは 皆同じ　迷い迷って 行き着くは　涅槃の彼方 遥かとて　生まれ出づりて 今日までを　たゆまぬ速さ 進み来て　手にした今日は 何よりの　誇らしき事 花咲く今日に 星影　流 #長歌

妻の妻　つまり蛤　はまぐりは　妻の一部に　埋め込まれ　ぱっくり開いた　はまぐりの　口に甘栗　寄り添って　甘栗はまぐり　道半ば　アニマル浜口　蝶は舞い　蟻のごと刺す　蝶は舞い　蜂のごと蟻　モハメドは　奇跡悲劇と　キンシャサの　許しゃさおけぬ　寛げぬ　妻専用の　微香空間　#長歌

#詩 #短歌 #長歌 訳 ライナー・マリア・リルケ、秋 葉ぞ落つる　落つる恰も　彼方より　然ながら遥か　遠き天　萎み枯れ行く　園のごと　否む身振りで　葉ぞ落つる　夜毎に重き　地の球の　あらゆる星ゆ　独り落つ　我等皆落つ　この手落つ　いざ見廻らせ　落ち行くは　げに遍はし　しかすがに

苦虫を　噛み締めたあと　甘噛みを　乳首にしたら　どんな味　がするのだろう　元々は　乳首の噛みが　弱噛みと　指摘を受けて　苦虫を　噛んだのだった　亜麻髪の　乙女の乳を　吸うように　優しく噛んで　艶髪の　女にさんざ　そんなこと　してきたのかと　嗤われて　口にひろがる　苦虫を噛む #長歌

茶摘み時　八十八夜 間際の日　立てたる春の 早く過ぎ　盛る雲の子 姿見ゆ　うだる暑さの 夏を思わば 星影　流 #長歌

浮世事衆生やまろぶ 政西も東も 押並べて喘ぐ声聴く 正すなら鋭敏に長け 百を知り分け隔てなく 人を統べ咲く顔美し 世の中を千年続け和の国の未来 　　　　　　　　　　　　　星影　流 #長歌 ⇒

月ぞ知る　涙の訳や 人知らず　宵の来る度 さめざめと　吾胸の内 郎女の　妖しき迷う 世迷い言　誰が我が身を 虐ぐて　自ら離る　仕打ちや酷し 　　　　　　　　　　　　　星影　流 #長歌 つきぞしるなみだのわけや ひとしらずよいのくるたび さめざめとわがむねのうち いらつめのあやしきまよう ⇒

平等ぞ幻想なると 青息を昏き浮世に 吐き出せば空もいささか クリヤーかされど浮世は 空に浮き日のまはりをば 進み行き月との差異を 現すに世の平等ぞ 幻想と青き空にぞ 描きをるかな #長歌