林でも滝でも何でもいいんだけれども、たまたま彫刻にならないだけでね、とりあげるにはちょっとね……。 滝なんかすごい自然の力があってね、そこへイワナなんかいてくれるとねぇ、（笑）大変な自然との調和なわけなんだ。 #長沼孝三 #青いトマト #どうしてニワトリ #慈愛 #慈愛の像 #長井市

おもしろいと、楽しいという、その時の思いつきだな。だから結果はニワトリになっただけの話で、（なるほどね）世の中の自然の生物、自然のすべて、との対話をね、だからどれでもいいんです。岩コロでもいいんです、八百万ですからね。 #長沼孝三 #青いトマト #どうしてニワトリ #慈愛 #慈愛の像

・会長：ようやくわかりました。なるほど。 ・長沼：ニワトリは、鳴いたり卵生んだり、愛嬌もあるしな。ま、ドジョウもってくるよりはな、（笑）ゾウもってくるよりはね、なんかピッとくるだろうと。 #長沼孝三 #青いトマト #どうしてニワトリ #慈愛 #慈愛の像 #長井市小学校

こっちの頭へワッと浮かんで、インスピレーションわいた時ね、その時にニワトリがワッと、カタマリになって出てくると、もうそれで、結果がニワトリの慈愛になっちゃった。 こういうのがね、なぜニワトリかっていう質問も、ニワトリでなくっちゃならない、というものではない。（笑） #長沼孝三

それから、いまにしてみれば、ニワトリの代わりになにかをつくっても、慈愛が出たかもしれない。でも、今度ナニ創ろうというとき、その瞬間に決まってしまうものだからね。 #長沼孝三 #青いトマト #どうしてニワトリ #慈愛 #慈愛の像

そこへ子供ふたりを置けば、ひとつの私のねらった造形のな、立体的構成からいってもだな、カタチが出てくるわけです。 ね、ウナギじゃ出ないもんな、えぇ？ だけどけっしてニワトリだけが、私の気持ちを表現するものじゃないですよ。ほかにいろんな方法があったろうと思う。 #長沼孝三 #青いトマト

子供とのコンポジションからいって。形からいってもね、満たしてくれないわけよ。といってゾウみたいなものもね、人に対してカタマリが大きすぎてね、いっそニワトリというね、形はほら、こういう丸いカタマリ、それを偉大なるものにして、形をつくる。 #長沼孝三 #青いトマト #どうしてニワトリ

そうするとここに、動物なり植物、なんでもいいんだが……、ドジョウもってきてもね、ウナギもってきてもね、どうもボリュームにならないんだなぁ。（笑）これはね、桜の木もってきてもね、彫刻にならないんです。 #長沼孝三 #青いトマト #どうしてニワトリ #慈愛の像 #慈愛

たとえばね、こんどの場合、初めに台がありましたね。ここにこういうカタマリを載せる、おおらかなものが欲しかった。この台座の上に、下からの延長として、で子供も、もちろんモチーフとして入れる。 #長沼孝三 #青いトマト #どうしてニワトリ #慈愛の像 #慈愛 #長井小学校

トラでもいい、ライオンでもいい、あぁ、ウナギでもいい、ドジョウでもいい、カエルでもいいの。子供たちがどれと結び合ってもいいの。ただね、ここにまた、彫刻家として、彫刻的条件というものがある。ここに作家のね、選別が出てくる。 #長沼孝三 #青いトマト #どうしてニワトリ #慈愛

《どうしてニワトリ？》 それで、なぜニワトリかということなんだけどね、自然の生物、動物、なんでもいいんです。実は、すべてと仲良くしたい。そこから教わり、また喜びを発見して、だからニワトリでなくともいいんです。 #長沼孝三 #青いトマト #どうしてニワトリ #慈愛 #慈愛の像

そうしないと、どうも、いつまでも、ヨーロッパ的志向の植民地文化、植民地的教育が……。まだまだ文部省にも残ってますからね。この話はまた後でやりましょう。 #長沼孝三 #青いトマト #あったかいね #慈愛 #長井市 #ヨーロッパ的志向

また親にしても、通信簿、点数が良くなる、悪くなる、などということなんかあまり心配しないでだな、むしろ学校の成績なんか悪くなってもいいから、ドロンコになって、自然と日の暮れるまで遊んでくるくらいな態度で、またそれを喜んでくれるような親になって欲しい。 #長沼孝三 #青いトマト #慈愛

自分たちの生活の中にそれを取り入れて、共に喜びを感じると、自然のものと共に暮らす。こういう習慣、喜びをもてば、それだけで、充分慈愛の、気持ちは育つだろうと、こう思います。 #長沼孝三 #青いトマト #あったかいね #慈愛 #長井市

授業の中でも自然観察とか、やられてはいるようですが、単に観察するっていうだけでなく、飛び込んで、その自然の生物、植物と一緒に暮らす、といった気持ち。 #長沼孝三 #青いトマト #あったかいね #慈愛 #長井小学校

自然の中に自分も飛び込んでいく、そんな生活を、もしできたら、もうおのずと、心は慈愛になってるわけ。だからこそ私たちは自然の中の動物、生物すべてのものに対して愛情をもつと、触れ合ってみるというね……。 #長沼孝三 #青いトマト #あったかいね #慈愛

会長：それと、どうしてニワトリだったんでしょうか、他の生き物、動物とか？ 長沼：この自然との調和というのはね、そんな難しい、抽象的なことではなくて、自然と共に自然を愛する。 #長沼孝三 #青いトマト #あったかいね #慈愛 #ニワトリ

校長：いま先生のお話を聞いて、「慈愛像」が、いかに気高く深いものであったか、自然との調和、自然条件、それらが豊かだから、生きてくるとね、なるほどと感じました。そして慈愛というのは作品ができてからの命名なのかその辺は？ #長沼孝三 #青いトマト #あったかいね #対談 #慈愛

ともあれ、とてもすばらしい場所であると、いうことを子供たちにも……、文部省が教えてるような内容だけでなくて、本当の意味の子供に対する教育原点をね、慈愛という言葉をかかげて、これからやっていただきたいと、ま、そんなとこが私の願いです。 #長沼孝三 #青いトマト #あったかいね #慈愛

当然西洋文明に対する、私なりの批評、批判というか、解釈、分析そしてこの自然との問題。これが作家として、どういうかかわりをもつかということ、技術的な問題までも、細かく言い始めると、かなり、専門的になるから何だけれども、 #長沼孝三 #青いトマト #あったかいね #長井市

私は長井の地で、子供の時から教育され、そして私のものの考え方は、すべて長井の地区、自然から生まれた。だから当然私が創る作品は、あったかい気持ちに感じてもらえる。それはあたり前のことなんだと。 #長沼孝三 #青いトマト #あったかいね #作品