［#青嵐俳談］2024.08.23 森川大和 選 〈入選〉 一枚の瞼の上の夜涼かな／葉村直 ありがとうございます👀

青嵐俳談　2024年8月23日付 森川大和　選　入選 硝子なる山葡萄なり盆のバー/藤雪陽 森川先生、どうもありがとうございました🍇🍸️ #青嵐俳談　#jhaiku za-chelin.jp/article/news20…

青嵐俳談2024.08.23 【入選】 蓮の香やふくよかになる胸の音 ありがとうございます。 #青嵐俳談 #俳句 #森川大和 選

この前友達と句会をやった時に作った句です。 まだまだ未熟ですがいっぱい褒めてもらいました。 #青嵐俳談 #俳句 pic.x.com/egsqwpbacs

［#青嵐俳談］2024.08.16 神野紗希 選 〈入選〉 向日葵に鏡を見せに行つたきり／葉村直 ありがとうございます🌻

8/16付【人】#青嵐俳談 土地勘のある幽霊のようでした 松山　若狭昭宏 【神野紗希評】 昭宏さん、幽霊との邂逅を経ても淡々と分析を加える。土地勘のある幽霊は、その町にどんな生前の記憶があるのだろう。すでに失われた時間を孕む切なさが滲む。

8/16付【人】#青嵐俳談 青春の残映として桃の汁 八幡浜　春乃 【神野紗希評】 春乃さん、桃の甘さはどこかだるい渋みも宿し、青春の残映とは言い得て妙。すでに失われた時間を孕む切なさが滲む。

8/16付【地】#青嵐俳談 万緑や医学の原点に祈り 大阪　ゲンジ 【神野紗希評】 客観と主観、論理と感情、医学と祈りは相反する性質に見えるが、医学の根本には「治したい」という祈りがあり、実は純粋で不確かなものなのかも。万緑が人間の及ばぬ自然の摂理をざわざわと体現する。

【青嵐俳談　２０２４年０８月１６日付】 《入選》翼めく舳先の波や夏の雲 #俳句　#愛媛新聞　#青嵐俳談 お採りいただきありがとうございます！ 四国に来てからというもの、旅の手段が格段に増えました。船もその一つです。 広島だけでなく大分にも渡ってみたいところ。温泉地でゆっくりしたい…… pic.x.com/peh5ydxcc3

青嵐俳談　神野紗希選　入選 未明を鬱どこにでも守宮はゐる コンフィ めっちゃ久々だーー！！ありがとうございます！！ #青嵐俳談

[#青嵐俳談 24.08.16] 神野紗季選 蜜豆やコインで動く占ひ器 (沼野大統領) うおおん久々だよお😭(何度目) 青嵐世代わかるか？これ。俺が小さい頃ですら絶滅危惧のアイテムだった。NHKでボツった兼題をこうやってリベンジするのもトレーニングだ！ ありがとうございました😊 pic.x.com/oapnqnutvh

8/16付【天】#青嵐俳談 遠花火孕んだやうな生理痛 京都　佐野瑞季 【神野紗希評】 瑞季さん、生理痛の熱や疼きを、遠花火の響きに仮託した。万人は体験できない感覚も、言葉を通せば体の芯にズンと伝わる。

#青嵐俳談 2024.08.02 神野紗希選 【入選】 涸らびたる死に輪郭や蟻の群 神野先生、ありがとうございました🎇🍃

8/16付【天】#青嵐俳談 よろこびのゆつくり傷む胡桃かな 茨城　眩む凡 【神野紗希評】 眩む凡さん、よろこびもいつかは褪せる。あるいはよろこびを知っているがゆえに苦しみが疼くこともある。硬質な胡桃が傷みを乾かす救いもあるが、軽やかになればそれもまた寂しいか。

［#青嵐俳談］2024.08.09 森川大和 選 〈入選〉 夕涼や麒麟の首に地の遠く／葉村直 ありがとうございます🦒

【森川大和評】#青嵐俳談 途中まで自分の足を想像させつつ、最後には赤子の足へ着地させる鮮やかさ。荒ぶる子を涼やかに寛がせる「籐」の魅力。同時作〈爽やかにあららかに泣く若さかな〉は五輪以前ながら、女子柔道の阿部詩選手の涙を予見したかのよう。今後への大いなるエール。

青嵐俳談2024.08.09 【入選】 若竹の血統交じる男ども ありがとうございます。 #青嵐俳談 #俳句 #森川大和 選

8/9付【人】#青嵐俳談 夏負けの臍がいつもの場所にない 長野　沢胡桃 【森川大和評】 暑さで食欲が出ず、体調を崩すのが「夏負け」。体温超えの猛暑日がこうも続けば「負けた」実感も強い。夏風邪に身体感覚の調子が狂ったのか、夏痩せで臍が浅くなったのか、雷が鳴って無くなったのか。

8/9付【地】#青嵐俳談 藤椅子に足までのせて泣きやみぬ 甲府南高　斉藤巻繊

【青嵐俳談　２０２４年０８月０９日付】 《入選》承和色の行幸通りや馬肥ゆる #俳句　#愛媛新聞　#青嵐俳談 お採りいただきありがとうございます！ そがいろのみゆきどおり。東京駅から皇居までの儀装馬車をイメージしました。 今までの人生で特に接点もないのに、なぜか惹かれるんですよね……馬。 x.com/543life/status…

8/9付【天】#青嵐俳談 戦争の縦棒長し蟬時雨 専修大　野村直輝 【森川大和評】 平仮名を含め、句には「縦棒」の長い文字が並ぶ。蟬の音が虚実の境界を払う。その長き「縦棒」とは。隊列、銃身。疲れた四肢、流れる汗。進路は、退路も。二度の原爆投下。荼毘の煙。痛みが残る戦後の時間。

［青嵐俳談］神野紗希選2024.08.02 入選 夏休み琥珀に閉じこもつてゐる ありがとうございます！ #俳句 #青嵐俳談

青嵐俳談　2024年8月2日付 神野紗希　選　入選 フラミンゴの母乳の赤し旱星/藤雪陽 神野先生、どうもありがとうございました🦩✨ #青嵐俳談　#jhaiku za-chelin.jp/article/news20…

8/2付【人】#青嵐俳談 行きつけのランチ値上がり汗拭う 岡山　杉沢藍 【神野紗希評】 藍さん、物価高の現状を生活者の視点から素直に詠んだ。下五の動作が、しんどさとともに、私が今たしかに生きていることを物語る。

8/2付【人】#青嵐俳談 手花火の供花めきたるバケツかな 神奈川　高田祥聖 【神野紗希評】 祥聖さん、燃え尽きた手花火をバケツの水へ。墓参りの際の供花も、そういえばバケツに入れて運ぶ。闇の火が、ふっと死者の気配を身近に引き寄せる。

みんな息白いよ競わなくてもね 　　　四国中央医療福祉総合学院　坂本梨帆 常に顔の見えない他者と競わされている情報化社会の現代的な感覚を捉えた一句。他者と競う過程で、自分らしさを見失いがちな現代。息は平等に白い。 #俳句 #青嵐俳談 za-chelin.jp/article/news20…

8/2付【地】#青嵐俳談 立駐を王墓とおもふ熱帯夜 名古屋大　磐田小 【神野紗希評】 小さん、立体駐車場を古墳のように見立てることで、現在の文明もまた遺物となるのだと気づかされる。熱帯夜の見せる幻。

8/2付【地】#青嵐俳談 桃の皮剝げば濁音やはらかに 茨城　眩む凡 【神野紗希評】 眩む凡さん、桃の皮の柔らかく厚い重みが、柔らかな濁音の発声と感覚的に連動する。

【青嵐俳談　２０２４年０８月０２日付】 《入選》メロン食ふなんてデートですよそれは #俳句　#愛媛新聞　#青嵐俳談 お採りいただきありがとうございます！ 生徒との作句中に生まれたおしゃべり俳句でした。 そういえば私、フルーツパーラーみしまに行ったことがないんですよね。パフエ食ひたし。

8/2付【天】#青嵐俳談 茄子の牛第三宇宙速度へと 松山　広瀬康 【神野紗希評】 第三宇宙速度とは、太陽の引力を振り切り太陽系の外へ脱出するのに必要な速度を指す。お盆に祖霊を乗せる茄子の牛が、宇宙へ飛び出す勢いで進み出す…。科学と習俗がぐにゃりと融合し、新世界が開けた。