#鬼人幻燈抄 #鬼人幻燈抄名場面集 「君は、一体何者なんだ？」 「かつて星の数ほどいた、彼女に恋をしたただの男ですよ」 〜鬼人幻燈抄昭和編終章赤線跡を訪ねて〜 pic.x.com/vvubi4cpyo

#鬼人幻燈抄 #鬼人幻燈抄名場面集 「今更だけど、名前を」 「私はずっと雀だったの」 「でも……ようやく、蛤になれた気がするわ」 随分と遠回りをしたけれど。名も知らぬ彼女の初恋は━━━今、終わったのだ。そこで夢もまた終わりを告げた。 〜鬼人幻燈抄明治編夏宵蜃気楼〜 pic.twitter.com/JerhV8vwVV

#鬼人幻燈抄 #鬼人幻燈抄名場面集 「葛野くん」 ありったけの笑顔で朝顔が別れを告げる。 「もし、機会があったら、今度は一緒にお祭りに行こうねっ！」 「ああ、そうだな。その時には何か奢ろう」 「なら林檎飴がいいな」 「分かった。ちゃんと覚えておく」 〜鬼人幻燈抄明治編余談林檎飴天女抄〜 pic.twitter.com/3g996MmS7I

#鬼人幻燈抄 #鬼人幻燈抄名場面集 「ああ。私から譲る気はない」 『無論、俺もだ』 ならばお互い道は一つだけ。 「斬る」『潰す』 降りしきる雨の中。 二匹の鬼は、以前と同じように絶殺を宣言した。 〜鬼人幻燈抄幕末編願い〜 pic.twitter.com/Ndagk0f7M3

#鬼人幻燈抄 #鬼人幻燈抄名場面集 「つまるとこ、人を鬼に変える何かが漬けこまれとる、て訳や」 「ああ。おそらく泉には非業の死を遂げた骸が沈められている」 「お前が言った、物にも想いが宿ると。ならば骸に宿った想いが水に溶け出すことだってあるだろう」 〜鬼人幻燈抄江戸編残雪酔夢〜 pic.twitter.com/HlUnM5Qs2a

#鬼人幻燈抄 #鬼人幻燈抄名場面集 「言っとくけど、俺は本気だからな。もしお前が俺を父と思える日が来たなら。その時は一緒にここを出よう」 『そんな日は来ない』 「ならしゃあねえ。俺がずっとここにいてやるさ」 〜鬼人幻燈抄江戸編幸福の庭〜 pic.twitter.com/R7UWwR0C2H

#鬼人幻燈抄 #鬼人幻燈抄名場面集 江戸には人を助ける剣鬼の逸話がごく僅かですが残されています。 おそらく、それらは旅に出た青年が江戸に立ち寄った時の逸話なのでしょう。 一説には、旅をする青鬼の隣にはいつもお姫様の魂が寄り添っていたそうです。 〜鬼人幻燈抄葛野編余談あうひはるけし〜 pic.twitter.com/gkaWwYUeGy

#鬼人幻燈抄 #鬼人幻燈抄名場面集 「どうか悔やまないで下さい」 「母は、私達は道を間違えたけれど、不幸なんかじゃありませんでした。だって最後に、頭を撫でてもらえたから」 『そんな、こと、そんな程度で』 「それで良かったのです。母は十分に報われました」 〜鬼人幻燈抄平成編泥中之蓮〜 pic.twitter.com/if0OFtvKfw

#鬼人幻燈抄 #鬼人幻燈抄名場面集 だから花が季節を巡るように。 「ただいま、おふう」 『はい、おかえりなさい』 君想うこの心は、きっと花を巡る。 〜鬼人幻燈抄平成編過ぎ去りし日々に咲く花の〜 pic.twitter.com/IC7c0n0Vpb

#鬼人幻燈抄 #鬼人幻燈抄名場面集 そうして歳月は、あまりにも早く流れ往き。 2009年２月。 〜鬼人幻燈抄平成編逢う日遥けし〜 pic.twitter.com/zV0NXA1TeZ

#鬼人幻燈抄 #鬼人幻燈抄名場面集 「おそらく、今日この時のため。貴方の力となるために、私の今まではあったのでしょう」 『ならば、力を、貸してくれ。お前が必要だ』 「当然です、旦那様。貴方は私の妻ですから」 〜鬼人幻燈抄大正編終焉の夜〜 画像貼り忘れてた笑 pic.twitter.com/lya8F454Fr

#鬼人幻燈抄名場面集 「最初から、全部嘘だった。私は分かっていて声をかけた。そんなの、当たり前じゃないすか」 「でも、そんな嘘つきな私に気付きながら、せがむたびに色んなお話を聞かせてくれた誰かさんを…私がどう想っていたのかは、別ですけどね」 〜鬼人幻燈抄昭和編夢の終わり〜 pic.twitter.com/uc4BmE55Ha

#鬼人幻燈抄 #鬼人幻燈抄名場面集 雑然とした東京駅は幻に塗り潰され、夕暮れの空の下に草原が現れる。 「〈空言〉……お前の母の力だ」 〜鬼人幻燈抄大正編夏雲の唄〜 pic.twitter.com/B89R9RlMwd

#鬼人幻燈抄 #鬼人幻燈抄名場面集 「おそらく、今日この時のため。貴方の力となるために、私の今まではあったのでしょう」 『ならば、力を、貸してくれ。お前が必要だ』 「当然です、旦那様。貴方は私の妻ですから」 〜鬼人幻燈抄大正編終焉の夜〜

#鬼人幻燈抄 #鬼人幻燈抄名場面集 「どれだけ無様でも構わない。あがいてしがみ付いて、這いずり泥を啜ってでもお前と志乃の娘をこの手で守ろう」 〜鬼人幻燈抄大正編去りてより此の方、いつかの庭〜

#鬼人幻燈抄 #鬼人幻燈抄名場面集 甚夜は琥珀の月の下、暫くの間泣き続けた。 もう悪夢は見なかった。 〜鬼人幻燈抄明治編終章一人静〜