#２２時に１篇の詩を 指先に 風が とまる 驚かさないように　　 吹き去って行って しまわないように そっとそのままにしておいた 風はうたった 木漏れ陽降り注ぐ森の中 溢れる泉のほとりに 生まれた時の歓びを 風はもういない　　　 あのうたを書きとめようとして 今も僕は言葉にできないでいる pic.x.com/dn4rvypaku

↓ ソックス買った時はまさかふう死んじゃうなんて思ってなかったからさ ずーっとお祝いできると思ってた ふう天国で1歳になったんだね 1歳のお祝いだと何かなあ？ あ でもねこの1歳はもう大人だね 天国でおばあちゃんになる前にまたこっちで子猫になってママと毎年お祝いしよう #２２時に１篇の詩を pic.x.com/rorm0dp0zi

ねえふう 昨日仕事行く時さ ふうっぽいお花が咲いてたんだよ ちっちゃくってまるっちくて秋っぽくてふうっぽくない？ こないだソックスを買ったおもちゃ屋さんから 楓和ちゃんの12歳のお誕生日まであと1か月ですねプレゼントは何にしましょうメールが届いたよ ↓ #２２時に１篇の詩を pic.x.com/ouvet3osp4

↓ オッサンよ 何故現実世界だけでなく夢の中でまで私を困らせるのか もしかして人間になったにゃおと大ちゃん？！ 確かにふたりともシニアだけども ならば ねこのまんまの姿で頼むよ ママはねこのオッサンじゃないとダメなんだ さて オッサンって何回言ったかな？ #２２時に１篇の詩を pic.x.com/1t6k6afxcl

せめて夢の中でねこたちに会いたい なのに 毎日オッサンらばっかごちゃごちゃ出てくる なんで会ったことない人らが出てくるのか ご先祖様なのか これから出会う人らなのか 私の夢の登場人物はすべてAIが作っているのか 無害のオッサンはいいが 危害を加えてくるオッサンもいる ↓ #２２時に１篇の詩を pic.x.com/xe3mjtlatz

流星群　II 私も夢見る あとからあとから 絶え間なく流れる 流星群の中 幼い娘が はしゃぎながら 星をつかもうと 手を差し伸べている 届きそうで届かない光 でもその中にかならず 手の中に来るものがある 受け止めようと待つ人に きっと星は流れてくる 手を差し伸べ続ければ #２２時に１篇の詩を

#２２時に１篇の詩を とろけそうな皮膚をもてあましていた 死と再生を繰り返す皮膚 そっちの道はあぶないよ 皮膚がふれる 擦れる皮膚 ぼくたちがみていたものはいったい何だろう 鏡でみる老化した皮膚 とろけていく どろどろになってとろけていく そして再生する 不確かで掴めない皮膚がそこにあった

#２２時に１篇の詩を 自分のなかの葛藤を 処理するために 朝の空を睨めつける なにかが劇的に変わった わけではありません しかし、夜は明けて 新しい朝が開幕したのです 雲が白旗を上げました 朝陽が雲を照らします ちょうど、赤い狼煙が 立ちあがったようです 昨日よりかは前に進めるはずです pic.x.com/cz5ddajfog

#２２時に１篇の詩を 願いの鳥が空を駆け上がるのを見た pic.x.com/dekdkgcofa

↓ 子供だったらこの前会った時より背が伸びてたりするのかな たまにしか会えないから貴重がられるか いなくても平気になっちゃうかどっちかな？ 平気にならないでほしいな こっちは一日たりとも思い浮かべない日はないのにな なんか恋の話みたいね #２２時に１篇の詩を pic.x.com/ldki3mco6g

ひっかき傷を眺めるたんびに お顔が浮かんで ひっかき傷にくちづけるたんびに 鳴き声がするんがいいや ねえ にゃお 大ちゃん 三週間も会えなかったらさ 傷も治っちゃうね 世の中の単身赴任の人ってこんな気持ちなのかな もっとずっと会えなかったりする？ ↓ #２２時に１篇の詩を pic.x.com/v7dkyhnkau

盛夏の日 親戚の新盆に招かれる 知らない人ばかりの間で 温かくもてなされ 故人をしのぶ 車での帰り道 窓の外を見れば すがすがしいほどの青空に 上弦の月 人は死んでも 世界は続くと教えている この空は 本当は私ではなく あの人が見るはずだった 窓を開けて 行く風を見送る #２２時に１篇の詩を

#２２時に１篇の詩を 風の全くない夜です 呼び鈴がわりの風鈴は役に立たず 戻ってきてるのか確かめる術はありません 迎え火代わりに蚊取り線香を焚いてます 渦巻きの先端の灯火は見えますでしょうか ほのかに海風の匂いがするでしょう？ あぁ、失礼しました。迷いませんよね 風もないのに揺れる煙 pic.x.com/6frdmsi1rz

#２２時に１篇の詩を #詩 想いは生まれ、何処にも行けず ただ虚空をくるりと描いて消える 消える🫠 そんなでも輪は生まれ 波は起こり 世界🌍を動かしてるのかもしれない 知れない そんな事は誰も 知らない しらない ただ草原に咲くひまわり🌻が太陽を仰ぎながら 黙ってすべてを見つめていた pic.x.com/9jsf1s0si5

#２２時に１篇の詩を 空から羽根がふんわりと落ちてきた 勿論それは気のせいなのだけど 空を見上げると鳥が飛んでいたんだ それも勿論そう見えてるだけ わかってる　だけど 遠いまだ誰も見たことない極楽から 誰かの元に還ってくる誰かを乗せている鳥がいたっておかしくないと そう、思えたんだ pic.x.com/dv5fgyx74n

#２２時に１篇の詩を もう随分と遠い過去の記憶が 胸を打たれるキッカケに出逢った時に 一瞬のうちに波々と そう、波々と寄せてきて 攫われてしまったのです 感傷は思いのほか あったかくて 我慢の限界でした 思った以上に脆い感情は 堪えきれずに涙を生みます だから涙はあったかいんだ pic.x.com/oqszpf0pmi

盆土産にはえんびフライ 油とソースを買っておけ しゃおっ 忘れない ちいちゃんのかげおくりのやり方も忘れない おじぎりひとつだけちょうだい 忘れない なんでかな ゆうべ何食べたか忘れちゃったけど 昔教科書で読んだのは ずっと忘れない #２２時に１篇の詩を

#２２時に１篇の詩を 何かの聲に誘われるように 久しぶりに竹林へと足を運ぶ 見慣れた光景のはずなのに どこか異世界に迷ったようで 子供達の聲が不意に耳をすり抜ける 虫籠と網を持った子供らが 無邪気に笑っている遠い昔の幻影 影が多い竹林で光が揺れる その光が魅せた記憶の片鱗 pic.x.com/yl7gcbaf0i

#２２時に１篇の詩を もう最後にしましょう そう願いを込めて鳴らした鐘 その音色は遠い空の何処かの地にも届きましたか 今日の空は青空で 遠き過去の今日の空では重い灰色が街を覆ったことでしょう 一瞬の閃光は今日の太陽よりも眩しかったのでしょうか 想像しか出来ないけれど過去も今も願うのは

#深夜の2時間DTM #２２時に１篇の詩を -南極- 私の心の 冷たく尖った結晶に ほんの僅かにでも 灯を灯てくれたのは 紛れもなく あなた… でした それでもあなたは 気付かないふり 冷たく澄んだ あの空の向こう 叶わぬ願いを 許されるなら… #lofi 🎤結月さん pic.x.com/r5yqnh18oo x.com/poemu_man/stat…

#深夜の2時間DTM #２２時に１篇の詩を -南極- 私の心の 冷たく尖った結晶に ほんの僅かにでも 灯を灯てくれたのは 紛れもなく あなた… でした それでもあなたは 気付かないふり 冷たく澄んだ あの空の向こう 叶わぬ願いを 許されるなら… #lofi pic.x.com/dztgfpoctx x.com/poemu_man/stat…

#２２時に１篇の詩を 夕と夜がバトンタッチする空で 細い月の遊覧船がそろそろ出番かと 淡い光を灯しはじめる 乗りませんか、と尋ねられ頷くと 次の瞬間、揺り籠のように ゆぅらりと漕ぎ出した船に揺られ 夜を渡っていく そんな一瞬の夢をみたんだ 会えない人に会いにいく そんな夢を見たんだ pic.x.com/edchfqsjej

#２２時に１篇の詩を 夏の空はゆっくりと夜の帳を降ろして 忙しく鳴く蝉の聲が遠ざかる かな、かなとヒグラシがその日暮らしを振り返らすように静かに泣く 灯る家の灯りが暗くなる世界にほっと息をつかせ 団欒の声で弱まるヒグラシの聲は夏の短い夜の開始を告げ 今、星がウィンクしている pic.twitter.com/FCJp73knZi

#２２時に１篇の詩を 蝉がシャワシャワ鳴く なんてことない日常だっただろう 空が燃えたあの日の眩い光は 大地をも、人をも燃やし 絶望の影を落とした 過去からの熱風がどっと押し寄せる 凄惨な事実からの学びは 今の世界が出来る事として平和を謳う まだ、なくならない戦争が あるというのに pic.twitter.com/p3U40Uo4M9

#２２時に１篇の詩を 物事やうわさ話の大小に 輪郭がなく ゴミ集積所への 置き去りも適わない ボクにも輪郭線がなくて 夏の影たちに 同化してしまう 魂はそれをいいことに 木陰で抜け出し 先に帰宅していたり ボクのアリバイに 何の責任も感じていない ボクは既にこの世から 見放された気分である

夏の坂道を登ってきた 重い荷物を持って ようやく坂の上に来た 振り向くと影もいない 背中の遠く向こう入道雲だけ いつかの鳥も木々も花も消えている 空は言った 「ここからはひとりで行け」 本当は産み落とされた時 そう告げられていた 本来の自分に戻るだけなのだ #２２時に１篇の詩を

花火大会ってなんでさ 夜７時過ぎから始まるの？ 広く一般にお仕事終わってる人が多いと見積もって なるべくみんなでみられるようにかな？ あんまり遅いとうるさくて寝られないって苦情がきちゃうから ９時前には終わらせようと ただ単に夏７時過ぎないと空が闇にならないから？ #２２時に１篇の詩を pic.twitter.com/y1iTuzrOb1

混沌とした世界 いつまでが梅雨で いつからが夏か わからないままに 季節を送り 私自身も いつからが今の私で いつまでが前の私か 見失ってしまった ０か１か 白か黒か 整数で割り切ろうとする キリよく整頓したがる世の中で 割り切れない 端数ばかりを抱えて 持て余す私がいる #２２時に１篇の詩を

黒い森の遠くから なつかしい祭囃子が聞こえる あれは 幼い日に耳にした ふるさとのうた わたしをあの頃へと駆り立てる もう何年離れているだろう 帰りたい ふるさとへ あの日のまま踊っていたい 祭囃子のなかで 戻りたい もう一度 熱気に満ちすべて忘れさせる 祭囃子のなかへ #２２時に１篇の詩を

#２２時に１篇の詩を #詩 「スイッチ」 いつもついている スイッチを消す いったい誰がつけるのか 家人に聞いても 知らない 知らないはない おれがつけないのだから 誰かがつけている つけているのが悪いんじゃない 用事が済んでいるのに つけっぱなしにして それに気づく風もない (1/2) ↓

軽みの足音で 研ぎ澄ました助走 弾性に胸を踊らせ ここぞと踏み切る跳躍 馬の背に思いを載せて 宙に高々と展開 とっておきの言葉を軸に 決めの詩句でぴたりと着地 躍動する詩は 跳馬のようだ #２２時に１篇の詩を がんばっている人々に励まされます☺️

本当は 大声で旗でも振って 応援したい でもそれが 負担になることもあるだろう TVで観ている時ほど 苦戦が多い気がして 最近は スイッチを切って 心の中でだけ君の名を呼ぶ そんな人もいるとだけ 思ってくれたらいい あんなに がんばっているんだから 応援も したくなるさ #２２時に１篇の詩を

着るものが変わっただけなのに 一段と遠くに見える 知らない人みたい 昨日は一昨日のつづきで 今日は昨日のつづきで 明日は今日のつづき そう思っていても 物体である以上 変わっていくしかない 今日　髪を短くした 何を変えようとしているのか 変わらないつもりの変わる私 #２２時に１篇の詩を

日曜ならぬ祭日農家を始めた （ほとんどしないという意味） ミニトマトとピーマンの苗を植えて 満足していたら お爺さんが支柱を立てた そうなのかと思った 気づいたら 味の薄いトマトが 収拾のつかないほどできた ピーマンは赤くなっていた 野菜も人も 見守り支えることは同じ #２２時に１篇の詩を

#２２時に１篇の詩を 寄る辺なき夏の 鎮まる境界面には 触れてはならぬ 語りを控えよ それは型取りを終えた デスマスク 左前合わせの真昼を 右前合わせに転写して 絽のハゴロモは涼やかに 暑いですね 熱いです です です… デスマスク 二度目三度目の複写で 合わせの作法に戸惑う 寄る辺なき昼の顔 pic.twitter.com/ytUK5JbVaD

遠く聴こえる雷鳴 暑熱の幕が 生ぬるい粒を覆う ボロボロ 薄汚れたスニーカー 濡れる悲しみ わかってなかった おまえのこと よみがえる想い スニーカー 踏んだかかとを 元に戻して 歩いていけるさ その先に 今自信はなくても #２２時に１篇の詩を

#２２時に１篇の詩を 「大丈夫だから」 と約束した 「どんなときでも きちんと さよならは言ってほしい」 というと ただうなづいた そんな夢をみた わたしは後部座席から 運転するあなたの背中に 手を置いていた あたたかさが 残っていた 夢から覚めたはずなのに

#２２時に１篇の詩を #詩 「これから記憶となる犬へ」 犬といわずかつて吠え立てた犬の記号を実際に書いてみることの是非　描くということに先んじて　どうしても書くことばかり目が行く自分の反省に足る弱さ は　今　 ここで寝てばかりいて 点滴をすれば泣ける ほど恢復してはまた (1/6) ↓