厳島神社を傍に、僕の大嫌いな観光ロードが広がっていて、島に渡る時の期待感が一気に冷めたことは言うまでもありませんが、少し路地を進むとそこには真っ当なものづくりがありました。 因みに、杓子とは、飯や食べ物を掬う総称で、杓文字は、飯を掬うものに限った呼び名だそう。(2/2) #d広島号制作中 pic.twitter.com/4592EgJRYc

その昔、あるお坊さんが夢の中でみた琵琶の形の美しさを杓子にうつし、山の神木で作ったことが宮島杓子のはじまりといわれています。一家健康に「めしとる」「すくいとる」と、幸運・福運・勝運を祈り、全国的に有名になったそう。(1/2) #d広島号制作中 pic.twitter.com/l2ZDe6iTLu

宮島に初上陸。 #d広島号制作中 pic.twitter.com/wlSGcOxXLk

しかも30年ほど前から空き家を再生するプロジェクトが根付いている土地だそうで、確かに、え、ここも店？　という感じに軒を重ねて結構店があるのには驚きました。なんか、こういうテーマパークのようにも思える面白い場所。(2/2) #d広島号制作中 pic.twitter.com/prC3ovqzyT

尾っぽのような形をした海域から名が付いたという説もある「尾道」。説もあるというのは、他にもいくつか由来はあるそうですが、僕にはこの細く張り巡らす坂道がそう呼ばせていると思えてなりません。(1/2) #d広島号制作中 pic.twitter.com/7rkmA31za3

セレクトしているものは色々な地域のものですが、路面店の魅力は、通販では味わえない「人」に現れる。それは、店員はもちろん、来店する客層にも言えます。 ちなみにこのおこめん、神藤家御用達です。(2/2) #d広島号制作中 pic.twitter.com/dZ1Oi5x8CM

吸い寄せられるように入ったセレクトショップからは、かつて原宿にあって今は減ったあの独自の文化を構築したカリスマ性に似たような気配がしたのは気のせいでしょうか。(1/2) #d広島号制作中 pic.twitter.com/6utEyUDJlw

福山のものづくりの一つに挙げられる鉄鋼業。造船所がらみで、カフェやレストランがあったらいいな。もちろんメニューは瀬戸内の恵み。当たり前のようだけど、旅人が求めるものは“ふつう”だったりします。それにしても常石造船がカッコいい。 #d広島号制作中 pic.twitter.com/sS7hOx9XLi

中には日本酒を混ぜる独特のレモンサワーまである。もはやこれはカクテルの領域なのではないでしょうか！？ そして、牡蠣に合うというのもこの土地だからこそ。いいなぁ広島。(2/2) #d広島号制作中 pic.twitter.com/j0cE1mYGf6

おそらく人生で最も牡蠣とレモンサワー（とお好み焼き）を食べ飲んだ1週間。特にレモンサワーは、東京などで見かける「焼酎＋炭酸＋レモン」だけでなく、「ジン＋炭酸＋レモンシロップ＋レモン」など、中には(1/2) #d広島号制作中 pic.twitter.com/mAjA3vOSDq

最近増え続けている地域のカルチャースペース。カフェやサロン、本屋やアンティークショップ、多くの人が集いとてもいいのだけど、本質は何なのかを見極めないといけない。 ・その土地らしいか ・センス、創意工夫はあるか ・健全か これはあくまで、d design travel での話です。(2/2) #d広島号制作中 pic.twitter.com/SWLzDHW3DO

もと農業倉庫を利用した「ミナガルデン」。瀬戸内は花の栽培に適した地域というけれど、広島もそのひとつであれば、それは「らしさ」でもあるが、特別広島だけが、皆賀という地域だけが、ということだともっと嬉しい。この日はふらっと寄れただけでしたので、また今度改めて(1/2) #d広島号制作中 pic.twitter.com/xUjRyhB6Oq

宿の朝食も悪くはないけど、せっかくならばアンデルセンのモーニングへ。サンドイッチスタンドならば平日7時台から開いてるそうで、週末はレストランを開放してウィークエンドモーニングをいただけます。もちろんパンは食べ放題。 身近にあったら嬉しいアンデルセン。(4/4) #d広島号制作中 pic.twitter.com/JbtVzH0QKX

自社農園も持ち、オリジナルの手土産にカルチャースクール、ウェディングもあるとかいうのでさらに驚きました。(3/4) #d広島号制作中 pic.twitter.com/DgDrehdj0J

1925年に竣工し、被爆にも耐えた歴史ある銀行の建物を活かし、1967年に開業。今では重厚な佇まいの中にモダンさが溶け込み、パンの物販だけでなく、サンドイッチスタンド、フラワーショップ、レストラン、デリカテッセンが入るという、まるで複合施設。(2/4) #d広島号制作中 pic.twitter.com/yB95NS2U02

子どもの頃、僕は、パンといえば最寄りの駅ビルにあった「アンデルセン」でした。しかしその時は、それが広島の企業なんてことは意識するはずもなく、この「広島アンデルセン」に訪れてその事実を改めて知り、なんだか嬉しくなりました。(1/4) #d広島号制作中 pic.twitter.com/cF4bddVtzu

この日は時間もなく、宮島へ行くのはまた次回に見送りましたが、ふりかけの元祖ともいわれる“元祖”に出会い、穴子よりこのおむすびを買うという。 僕たち東京の人からしてみると「ゆかり」の方が縁ありますが、これはこれでもらったら嬉しい。 #d広島号制作中 pic.twitter.com/w7cbeAAD9f

カフェやお茶室、うどんにまさかのお風呂まであって、その全てが緑豊かな自然の中で体験する“禅の修行”。スタッフの方々が意外にも気さくでほっともして、富山県以来の「行鉢」でうどんをいただきました。(3/3) #d広島号制作中 pic.twitter.com/kF1nu0badn

門をくぐると受付棟があるのですがそれが藤森照信建築でまず驚きます。そして、その先に待っていたのがまるでフィナンシェみたいなダイナミックで崇高なアートパビリオン「洸庭」。およそ20分の瞑想インスタレーションを体験するとさらに奥へ進む。(2/3) #d広島号制作中 pic.twitter.com/oqDZjyhAc9

福山市の山間にある「神勝寺」は、1965年、益州宗進禅師を開山に招請して建立された臨済宗建仁寺派の特例地寺院。(1/3) #d広島号制作中 pic.twitter.com/4UOPaYET5T

参考文献はこちら↓ 「ゆるパイ図鑑 愛すべきご当地パイたち」 皆さんのおすすめも教えてください。(3/3) #d広島号制作中 「ゆるパイ図鑑 愛すべきご当地パイたち」 amazon.co.jp/%E3%82%86%E3%8… pic.twitter.com/abBULtWWXO

デザインは度外視ロングライフな銘菓？　新進気鋭のデザイン菓子？　クスっと笑えるレトロなパケ買い？　ちなみにこの日僕は、全国どこにでもある菓子パイこと「ゆるパイ」（©︎藤井青銅 @saysaydodo）をチョイス。ちゃんとレモンの酸味とはっさくの苦味が効いて絶妙。(2/3) #d広島号制作中 pic.twitter.com/hhvMWNvtyh

広島の手土産を探して、福山の駅前をウロウロしてます。もし自分が広島県出身で、他の地域の人へ気の利いたお土産を買うなら何を選ぶか。(1/3) #d広島号制作中 pic.twitter.com/YrWicV8hik

おさらいすると、こうなる。 徳島・・・藍（藍玉）の生産地 岡山・・・ジーンズの生産地 福山・・・デニムの生産地 (5/5) #d広島号制作中 pic.twitter.com/eYRikV9oRU

そもそも「備後かすり」という伝統工芸から発展したデニム製造。その発端となったのは「カイハラ」という世界でも有数のデニム生地メーカー。そして、そのデニムを巡って、福山のさまざまな取り組みにまたまた感銘を受けるのでした。(4/5) #d広島号制作中 pic.twitter.com/n4mJVd0vtd

もうおわかりですよね？　デニムの最大の特徴とは、色落ちしやすいこと。味わい深い経年変化を楽しむ無類のファブリック。どうやらあえて糸の中心まで染めない「芯白」という糸の状態を用いて織られるからこそ独特の表情が出てくるのです。(3/5) #d広島号制作中 pic.twitter.com/IRYKBwNvhY

そしてジーンズの定義とは インディゴ(藍)で染めたタテ糸と、染めていない白いヨコ糸を使用した綾織り生地＝デニム を使ったパンツのこと。 この時は全く意識していなかった“ジーンズの個性”。それは、材料のデニム生地そのものの“特徴”でもあり、製造方法に秘密があったのです。(2/5) #d広島号制作中 pic.twitter.com/IWfoq97PEn

「岡山号」でのジーンズの取材を思い出しながら、日本一のデニム産地・備後エリア福山を巡る。 当時、僕が学んだのは、児島というエリアが、耐久性の強い学生服などの製造ノウハウがあり、それをジーンズに活用したということだった。(1/5) #d広島号制作中 pic.twitter.com/WT80CYTHis

そこで、取材期間の2か月、その具合をジーンズ履いて検証することになりました！ スポンサードは、「篠原テキスタイル」の生地を使った『fukuyama factory guild』。篠原さん、ありがとうございます。すぐ履きます。(2/2) #d広島号制作中 pic.twitter.com/8z42EKMNUA

インディゴ（藍）でロープ染色された『芯白』の縦糸。色落ちした時に表情が出やすくするための仕組み。つまり、色落ちこそがデニムの真骨頂です。(1/2) #d広島号制作中 pic.twitter.com/heJnN2qVEN

広島に来て、昼はお好み焼きしか薦められてないのですが、このまま2か月いて平気だろうか汗 こちらも人生初の（広島での）お好み焼き。既に作り方の違いが店にはあって、これはあのコーナーで取り上げざるを得ないですね。 それにしても美味しい。 #d広島号制作中 pic.twitter.com/LX0GS0UzB1

広島号ワークショップを4/21猫屋町ビルヂングで無事に開催しました。 ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました！ 挙げていただいた情報を大いに参考にさせていただきながら、広島号制作してまいります！ #d広島号制作中 pic.twitter.com/fwHQ6HjSkL

熊野筆といっても、書筆からメイクアップ用の筆までさまざまです。都内だと文房具屋さんなどでみる程度でしたが、ここまで実体験できる機会に感謝です。(3/3) #d広島号制作中 pic.twitter.com/cVhVbEicfB

丁寧に説明してくださったスタッフの方のおかげで、フェイスクレンジング筆?なるものを購入。はて何それ?と思う方、実はこれ、床屋さん等で顔剃りの際に使われるブラシ。あのフワフワのホイップ状の石鹸を作れて、そのまま顔にぬりぬりできる、男性にとっては憧れのものなのです。(2/3) #d広島号制作中 pic.twitter.com/6f37KmlQwd

筆の里工房で“筆”に感化され、同じ町内にあるSHAQUDAのアトリエショップへ。昨年のd47 MUSEUMの #WellnessFolklore 展で広島代表としてご参加いただいた経緯もありましたが、こんな田舎（すみません）にこのようなデザインショップがあるとは思ってもいなかったので驚きました。(1/3) #d広島号制作中 pic.twitter.com/2s5cwYCM6f

今、パソコンやインターネットが普及され、いろいろなものが誰でも簡単に始められる時代。バズろうが儲かろうが有名になろうが、僕たちd design travelはそこを見てません。泥臭くても真摯に営む姿に心を打たれます。それがロングライフデザインの精神なのだからです。(3/3) #d広島号制作中 pic.twitter.com/jqh2WxJEAn

伝統工芸というものは、ほとんどがその土地だからこそ生まれ作られてきたものばかりですが、熊野筆は、長い間、作り続けてきたからこそ培われた技術、信頼がある。(2/3) #d広島号制作中 pic.twitter.com/VPfKueTMhM

材料もなければ技術もない、熊野筆は、そんな何もない盆地から始まったという。今でこそ全国の8割近くの筆の生産量を誇る熊野町ですが、かつて奈良や和歌山に出稼ぎに行ったその帰り道に仕入れて行商していた筆がきっかけになり、産地としての礎を築いていきました。(1/3) #d広島号制作中 pic.twitter.com/KVVIoYkRZh

建物は、お馴染み黒川紀章設計。広島にゆかりある5人の公募展が優しく刺激してくれ、徐々にデザイントラベルしている感じが出てきました。(2/2) #d広島号制作中 pic.twitter.com/LZXNtyUYNR

全国で初めて現代美術に本格的に取り組む公立美術館として1989年に生まれたという、広島市現代美術館に行きました。広島の街を見渡す自然豊かな比治山にあり、とても清々しい時間でした。(1/2) #d広島号制作中 pic.twitter.com/rXlXpW6XLX