（続き）それでは、次回は制度の内容や運用など、国土交通省にも問題点や改善すべき点はないのかを述べたいと思います。#hashimoto24

（続き）担当役員を置くなどの責任体制のより一層の明確化と、現場と経営陣との意思疎通や、「認証業務規程」作成による認証ルールなどの体系化による作業平準化など、今後の再発防止に向けた改善内容として、十分に評価できると言えるのではないでしょうか。（続く）#hashimoto24

（続き）7.「新規認証取得のプロジェクトに対しては出血を止めないといけない」とし、認証を直接担当する人員を現状の４００人から約１割増員するなど、認証業務の余力づくりへ短期的な対策を実施する考えも明らかにした。」要旨としています。（続く）#hashimoto24

（続き）また、6.「エビデンス（試験結果の根拠）が第三者からみて分かりやすい形で残っているのか、体系的に残せているのかという点で管理体制が十分な状態ではなかった」とした一方で、（続く）#hashimoto24

（続き）5.今回の認証不正問題では、トヨタが社内調査で把握できずに国交省の調査で新たな不正が見つかっており、これを踏まえた対策であること。（続く）#hashimoto24

（続き）3.開発の進捗や認証への影響も指標化するなど、業務の運営体制を再構築する。4.認証試験の結果や技術的な判断の根拠を適切に保管する仕組みを整備する。（続く）#hashimoto24

（続き）1.「認証業務規程」作成の統一ルールを策定し、規程間の齟齬や作業判断の現場任せを防止する。2.経営層の最高技術責任者やグローバル最高品質責任者、新車開発責任者らが認証工程に関与する役割と権限を改めて明確化する。（続く）#hashimoto24

（続き）トヨタ自動車の佐藤社長も「再発防止策は、作業の異常を見つけやすくし、問題があった際にすぐに業務を止めて修正するトヨタ生産方式の「カイゼン」手法を認証業務に導入・徹底することが柱とし、（続く）#hashimoto24

（続き）これは、企業としてのコーポレートガヴァナンスの実効性にもやや疑問が残るような印象があり、以下の記事からも、 sankei.com/article/202408… （続く）#hashimoto24

（続き）その中で、レクサスRXの出力調整事案について言えば、現場でそのタイムリミットが近づいていたと判断してしまった事情もあり、出力不足の原因追求が社内試験の後になったことがあります。（続く）#hashimoto24

（続き）認証不正とされた一連の内容は、以下の通りの記事で確認できます。 kuruma-news.jp/post/782740 違反とされた事案の内容は、もちろんどのような社内事情があり、エラーに至ったのかよくわかる記事ではないかと思います。（続く）#hashimoto24

（続き）それでは、当局から報道ベースでどのような違反事項が指摘・改善等の指示があったのかは、一般紙からは、その一端がわかる程度の断片的な情報が多く、その背景なども全体が理解でき得る記事が少なかったことは、非常に残念に思いました。（続く）#hashimoto24

（続き）また主に民間の消費者団体などか、独自のより厳しい条件での安全性能の追求を目的に評価している現状を見てきました。（続く）#hashimoto24

【トヨタ自動車など５社の認証不正問題から見えた官僚組織の問題点・・・メディアはこれをどのように報じたのか⑺】さて、これまでは、日米欧の自動車に関する製品規格、安全性能、環境性能をどのように規制しているのか、（続く）#hashimoto24

（続き）それぞれの地域の基準や評価制度は異なるものの、基本的には自動車の安全性を確保し、消費者に安全な選択肢を提供するという目的を共有しているということです。#hashimoto24

（続き）それに対して、NCAP（US NCAP、Euro NCAP、JNCAP）は、消費者向けの自動車安全性評価プログラムであり、法的基準を満たした車両に対して、さらに一般的に厳しい条件で評価を行い、車両の安全性をランキング形式で消費者に提供します。（続く）#hashimoto24

（続き）次に各基準・制度の関係、法的基準と評価基準の違いについて、FMVSS（アメリカ）、EC指令/ECE基準（欧州）、保安基準（日本）：これらはすべて法的な最低基準であり、車両が市場に出るために必ず満たさなければならない基準です。（続く）#hashimoto24

（続き）JNCAPは、保安基準を超える安全性能を求め、消費者に安全性を提供するための参考情報を提供しています。（続く）#hashimoto24

（続き）JNCAP（Japan New Car Assessment　Program） が新車の安全性評価を行っており、国土交通省とNASVA（独立行政法人自動車事故対策機構）が運営する評価プログラムで、衝突試験や予防安全技術の評価を通じて、安全性を星の数で評価します。（続く）#hashimoto24

（続き）最後に日本においては、国土交通省が自動車の安全基準を規定しており、これが保安基準と呼ばれます。保安基準は法律そのものではなく、国土交通省令に基づく技術的な基準です。自動車が日本国内で販売されるためには、この保安基準を満たす必要があります。（続く）#hashimoto24

（続き）これは、FMVSSのような法的基準ではなく、消費者向けの安全性評価プログラムです。Euro NCAPでは、衝突試験や安全技術の効果を評価し、星評価を行います。（続く）#hashimoto24

（続き）WVTAを取得することで、メーカーはEU全域で自動車を販売することができます。また、欧州における新車の安全性評価は、Euro NCAP（European New Car Assessment Programme）が担っています。（続く）#hashimoto24

（続き）これらの基準は、域内各国の法律と整合性があり、広く適用される国際基準です。WVTA（Whole Vehicle Type Approval） は、欧州で新車が販売される前に、その車がすべての安全および環境に関する規制に適合していることを証明するシステムです。（続く）#hashimoto24

（続き）US NCAPでは、衝突試験の結果などに基づいて星の数で評価され、消費者に安全性の情報が提供されます。次に欧州では、EC指令（欧州共同体指令）およびECE基準（国連欧州経済委員会による基準）が自動車の安全性に関する規定として使用されています。（続く）#hashimoto24

（続き）FMVSSを満たすことは、米国内で自動車を販売するための法的要件です。一方、NCAP（New Car Assessment Program） アメリカには「US NCAP」と呼ばれる新車評価プログラムがあり、FMVSSを満たした車両をさらに消費者向けに評価します。（続く）#hashimoto24

（続き）このFMVSS（連邦自動車安全基準） は、米国内で販売される自動車が満たさなければならない安全基準です。これには、衝突安全性、シートベルト、エアバッグなど、さまざまな安全装置に関する要件が含まれます。（続く）#hashimoto24

（続き）自動車や運転者の安全を監視する米国運輸省の部局であって、自動車の安全性を高めるために、連邦自動車安全基準（FMVSS: Federal Motor Vehicle Safety Standards）を策定・運用しています。（続く）#hashimoto24

【トヨタ自動車など５社の認証不正問題から見えた官僚組織の問題点・・・メディアはこれをどのように報じたのか⑹】（続く）まず、アメリカのNHTSA（National Highway Traffic Safety Administration） 米国運輸省道路交通安全局（NHTSA）は、#hashimoto24

（続き）今の共和党と民主党とは、立場が逆転している部分があり、南北戦争とニューディール政策、公民権運動を経ると、共和党が南部の住民を取り込むようになり、片や民主党が都市住民やリベラル、左派の支持層を集めるようになったとのことです。（続く）#hashimoto24